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2009年4月

神野さんと中谷さん

 最近めっきりブログをさぼり気味です(笑)。
 早いもので、スウェーデンから帰国して1年が経ちました。この1年は本当にあっという間でした。スウェーデンにいたころの倍くらいのスピードで毎日が過ぎ去った気がします。
 ブログの方もなんとか続けたいと思うものの、ここのところマスコミでも北欧ネタが少なく、ネタ集めに苦労しているところです(苦笑)。スウェーデンとは直接は関係ないのですが、財政学者の神野直彦(→ウィキ)さんという方がいるのですが、最近はこの方の本を読み漁っています。スウェーデンに行く前はほとんど存じ上げなかったのですが、日本に戻ってからこの人の文章を見て、「これだ!」とびびっと感じたわけです。何かっていいますと、僕がスウェーデンに行って帰ってきて感じたことを、そのまんま言ってくれているのです。神野さんの本にはたびたびスウェーデンが登場し、たぶん特別な思い入れがあるのかもしれません。規制緩和を掛け声に始まった小泉改革が一世を風靡していたころから、市場原理主義やグローバル化は危険だと警告を発していて、数年前に書かれた文章を読むと、今になって「そうだよなあ」と考えさせられることが多いです。
 もう一つ、少し前に読んだ本に「資本主義はなぜ自壊したのか」という経済学者の中谷巌さん(→ウィキ)が書いた本があります。新聞の書評欄などでもちょっと話題になった本なのですが、題名は難しそうで、かなり厚い本なんですけど、これが読みやすく面白かった。中谷さんは内閣の諮問機関の委員を務めたこともあり、かつては新自由主義・市場原理主義の旗手でもあったのですが、この仕組みには欠陥があると悟り、懺悔の意味でこの本を書いたのです。この本の後半では、北欧をモデルに話を展開しているのです。
 この二人、数年前は全く意見を異にしていたはずなのに、今見ると方向性として同じようなことを言っている。そのコントラストが非常におもしろいです。

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