« ノーベル賞/Nobelpriset | トップページ | 1000本のバナナ/1000 bananas »

ケア付き住宅/Housing with care service

 先日の新聞に、国土交通省が高齢者用住宅の建設に力を入れるというニュースが載っていた。「ケア付き住宅」などの建設に補助金を出すなどして、年1万戸ずつ増やす計画なのだという。最近、読売新聞は医療や介護についての提言を発表したのだが、その中にもケア付き住宅を10年間で倍増させるという提言があった。このように、ケア付き住宅という言葉を最近よく目にするようになった気がする。読売新聞によると、ケア付き住宅の定義は、「明確な定義はないが、介護の担当職員が常駐していたり、食事や見守りのサービスを受けたりすることができる高齢者専用住宅を指す。北欧では1980年代以降、介護施設も、居住性を重視したケア付き住宅として整備している。」だそうだ。北欧から遅れること20年、日本でもポピュラーな様式になるのだろうか。
 そういえば、シェレフテオ市の高齢者福祉の担当者と話したときも、今一番の問題は高齢者用の住宅の不足なんだと言っていた。スウェーデンでは、1階部分にホームヘルバーや看護師が常駐するスペースがあって、2階以上が賃貸住宅のような形式の施設がポピュラーだ。そのような施設への入居を待つ人たちも結構多かったのである。まだ日本ではそれほど多くないが、きっと将来的にはこういうタイプの住宅の需要が高くなるんだろうなあと感じたものだ。
 日本で介護付きの有料老人ホームに入ろうとすると、入所時に数百万円の費用がかかるのだという。スウェーデンのケア付き住宅は通常はアパートの賃貸借契約と同じなので、そんなに費用がかかるわけではないのだ。ケア付き住宅のコンセプトは、きっと日本でも受け入れられるはずである。
 話は逸れるが、それらの施設にはレストラン(食堂)も併設してあって、入居者はもちろんのこと、入居者以外の高齢者も有料で食事ができるのだと言っていた。ちなみに、シェレフテオの場合だと1人前45クローナ(約700円)と、スウェーデンにしては割安価格だった。普通お昼を外食すると、65~75クローナくらいが相場だったと思うので、結構お得みたいだ。もうひとつ面白いのは、高齢者が小中学校の食堂に行けば、1食40クローナ(約600円強)で給食が食べられるという制度もある。さすがにこれは日本では聞いたことがないです。でもこれ結構面白い。子供が減って学校のスペースに余裕があれば、面白いんじゃないかな。

|

« ノーベル賞/Nobelpriset | トップページ | 1000本のバナナ/1000 bananas »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ノーベル賞/Nobelpriset | トップページ | 1000本のバナナ/1000 bananas »