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要介護認定/Care need certification

 今日はシェレフテオ市の福祉部門の要介護認定担当の方と話す機会がありました。介護認定までの手続きとか、介護サービスの種類などを聞くことができたのですが、体系は日本と本当に似ていると改めて感じます。認定手続きとか安全アラームと呼ばれる緊急通報電話、移送サービスとかデイサービス、ショートステイなどの体系も、ほとんど日本と同じと考えてよいでしょう。
 例えば、介護認定の手続きは、本人や家族からの申請があると調査員が自宅を訪問し、介護が必要な度合いを判定に行きます。その後、調査結果を介護認定用のコンピューターシステムに入力し、要介護度を判定して決定され、文書により本人に通知されるのですが、その決定に不服があれば不服申し立てができます。日本とほとんど流れは同じですよね。というか日本の仕組みがヨーロッパを真似ているからなのでしょう。スウェーデンに限らず、ヨーロッパではほとんど同様の手続きなのだそうです。
 その後は市内の各地区にあるホームヘルパーステーションみたいの(日本でいう地域包括支援センター)があって、ここにいるホームヘルプサービス主任(日本でいうケアマネージャー)がケアプランを作成するのだそうです。ホームヘルパーが行うサービスというのは掃除や入浴補助など、同じようなものです。日本ではあるのかどうかわかりませんが、ヘルパーが朝晩高齢者に電話して、一人暮らし高齢者の安全を見守るサービスもあるのだとか。電話で話すことによって安全の確認をするだけでなく、孤独な高齢者には精神的にも安心感を生むあるのだそうです。
 安全アラーム(日本でいう高齢者緊急通報システム)は、シェレフテオ市内で1,600人の高齢者が利用しているとのこと。この数は日本での割合より多いでしょうか。腕時計タイプ、ペンダントタイプ、インターホンタイプがあり、技術的には固定電話の回線を利用しているのだとのこと。安全アラームの導入には市の補助がありますが、月々の固定利用料は利用者負担だとのこと。これも日本と似たようなものですね。
 ただし、日本での介護予防への転換の動き、これはスウェーデンより日本の方が進んでいるのかあという気がします。まだ詳しく見たわけではないですが、介護予防に重点を置いた活動というのは、話を聞く限り日本の方が多いかもしれません。
 そうそう、高齢者介護サービスの枠組みの中で一番違うのは財源なのでしょうね。100%税を財源とするか、日本のように介護保険料と税の組み合わせの財源にするか。それと民営化の度合い、これもかなり温度差があります。次は、民営化の度合いについて書いてみます。
 

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コメント

はじめまして。

シェレフテオにペンパルがおりまして、いろいろ検索していたらこのブログに出会いました。

「日本で一番シェレフテオに詳しいブログ」と書かれていますが、シェレフテオどころか、日本語で手に入るもっとも詳しいスウェーデン情報のひとつだと思います。

でも、せっかく出会ったのに、もうすぐ日本に戻られるとのこと。もっと読みたかったのですが、残念です。日本に帰ってもブログを続けられるのでしょうか。過去の記事もさかのぼって読ませていただきたいと思います。

投稿: ぴーなっつ | 2008年3月 7日 (金) 13時08分

介護保険を取り巻く環境や日本の福祉についても現実は多くの問題を抱えていますよね。

米国経済に振り回されている日本経済など
日銀の総裁も決まらないなどやや日本は迷走気味です。

我々の老後は心配です。

投稿: ドラ吉 | 2008年3月 7日 (金) 23時46分

ぴーなっつさん

はじめまして。
ちょっと褒めすぎですが(笑)、コメントをありがとうございます。

そうですね、日本に帰ってからはネタ切れになってしまうのと、気力が続かないかもしれないので難しいかもしれないです。


ドラ吉さま

スウェーデンは900万人しかいない国なのに、安定感を感じるのはなぜなのでしょう。景気も好調だし、日本ほど閉塞感が漂っていない気がするのですが。

投稿: kinta | 2008年3月 8日 (土) 15時11分

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