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公民館/Folkets hus

 今日のフィーカの時間、職場の人が「今日はFolkets husの会議があるんだよなぁ」とつぶやいていたので、思わず「それ、何?」と聞いてしまいました。Folkets hus(フォルケッツ・ヒュース)を日本語にするとFolk=人々、Hus=家という意味なのですが、どうも日本でいう地区公民館とかコミュニティセンターの類の施設らしいのです。シェレフテオの中にも10箇所近くあるのですが、地域社会が変化しているので課題もあるようです。
 日本の公民館というと市町村が設立・管理しているものがほとんどかと思いますが、スウェーデンのそれは組合のような自主組織が運営しているのだとか。どんなことをやっているかといいますと、場所によって異なるのですが、集会室などの貸館、地区図書館、ダンスホール、屋内プール、小さな映画館、レストランなどをやっているのだそうです。運営する組合の全国組織もあって、そのHP(→リンク)を見ると、スウェーデン国内には692のFolkets husがあるのだそうです。やはり日本のそれとは歴史的背景も違っていて、日本は戦後に文部省の指導のもとに公民館ができたようですが、スウェーデンでは19世紀末ころから労働運動の盛り上がりとともに普及していったようです。やはり、その辺がスウェーデン的でしょう。
 現在、何が課題になっているかというと、やはり運営が採算面で厳しくなっていて、閉鎖に追い込まれるところや、民間企業に売却する施設も出てきているとか。利用状況も思わしくなく、利用者は高齢者に偏りがちだとのことです。当然、若者たちはあえてFolkets husを利用しなくても、街中の図書館や映画館の方がバラエティーに富んでいるし、地域住民との交流も面倒に感じているのでしょうか。当然、施設の運営は利用料金や組合の資金で回しているのでしょうが、電気代などのランニングコストの負担も大変で、コミューンに救いを求める声があるのだそうです。地域社会の問題は、スウェーデンも日本も大して変わらない気がしますね。グローバルな現象なのか・・・。
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興味がある方は、シェレフテオ・コミューン内のFolkets husのHPをご覧ください。
(それぞれ独自のプログラムが載っています。)
★シェレフテハム地区→リンク
★ビューレオ地区→リンク
★ボーリーデン地区→リンク
★ビュスケ地区→リンク

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