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サイン/Autograph

 今日は公共施設をいくつか見る機会があったので、少し紹介してみます。
 まず初めに訪問したのは、シェレフテオ市内にある小学校。前にも紹介しましたが、スウェーデンの義務教育(Grundskola、基礎学校の意)は9年間で、基本的には7歳から15歳までが学ぶことになっています。今回訪問したのはその中でも低学年(1~3年生)の学校。このように、1~3年、4~6年、7~9年生と建物が別だったり、別の場所に校舎があることが多いようです。
 学校の入り口に近づくと、スパルク(→リンク)がたくさん置いてあるではありませんか。北部スウェーデンらしく、スパルクで登校する児童も多いようです。入口から校舎内に入ると、ちょうど給食の時間でした。学校の1階にカフェテリア形式の食堂があります。他の学校を訪問したときにも感じたのですが、スウェーデンでは教室で給食を食べる習慣がないのかもしれませんね。給食当番というのはなくて、高校や大学の学食のように厨房の中に配膳してくれる女性の方がいます。メニューは2種類の中から好きな方を児童が選択できるようです(児童の給食費はもちろん無料です)。今日のメニューは、「ピュッティパンナ(→ウィキ)」と「マカロニプティング(→ウィキ)」でした。子どもたちは友達と好きな席に座り、思い思いに食べています。1人の男の子に「給食のメニューで何が一番好き?」と訪ねると、「ピザだよ」と答えてくれました。給食後のお昼休みには校庭に出て、(スケートなしの)ホッケーが始まりました。P1040978 P1040982
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 そして午後の授業が始まりました。お邪魔したのは1年生のクラス(7歳)です。いつも感じますが、スウェーデンでは少人数学級が徹底しています。このクラスも16人でした。授業は算数の時間でした。先生が「このクラスには女子は何人いるかな」と生徒に質問し、日本でいう「正」の字、スウェーデンでは「////」に左側から斜めの線を引いて5画にして数えて、「こうすると数が数えやすいでしょう」と教えていました。その後は棒グラフを使って、女子と男子の差(引き算)を教えているのですが、やっぱり計算の教え方が日本とは違うのですよね。買物のときのお釣りもそうですが、数え上げていく感じなのですよね。たとえば、11と6の差を出すときには、7・8・9・10・11と数えて5という答えを出すようなイメージでしょうか。今の日本の小学校ではどう教えているか知りませんが、僕らが教わったときとは違う感じがしましたね。
 面白かったのは、僕が日本人だということを知って、子どもたちはよっぽど物珍しかったのか興味を持ってくれるのですよ。「日本人だ、日本人だ~」と言って、「サインちょうだい」と子どもたちが紙切れと鉛筆を持って来るので、こちらもサービスしようと1人ずつ名前を聞いてカタカナで名前を書いてあげて、その下に漢字でサインをしてあげると大喜び。初めは2、3人だったのが、次第に増えてきて一時は20人くらいに取り囲まれるはめに。職員室の中で先生方と話している間も、出入口で「出待ち」行列ができるほどになってしまいました。50人以上はサインしちゃいましたね。最後の方には名前だけでなく、地元のアイスホッケーチームの「AIK」と「MODO」を日本語で書いてくれとせがまれて、「アイコー」、「モードー」と何度書いたことか・・・。芸能人の気持ちがよくわかった一日でした。
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コメント

私も先日オーロラを見に行く際に1~3年と7~9年の授業を見に行きました。

私は教育学部の学生で、たまたまステイ先の親が1~3年生の先生で、その娘さん(スカイプフレンド)が8年生だったため一緒に授業を受けて昼食まで一緒にいただきました。

日本では校門に監視カメラ、校長室にモニター、写真撮影はご法度、ボイスレコーダーでさえ制限など当たり前ですが、
スウェーデンでは単なるスカイプフレンドでも誠意を持って接してくださり驚きました。参考に写真やらビデオも撮らせてもらいました。そもそも日本じゃ受け入れてもくれません。

ちなみにサイン攻めにもあいました。
何人かのこどもはその子の名前のサインを練習して持ってきてくれました。
どこも同じようなものなんですね☆

すごく懐かしくなるテーマありがとうございます♪
毎日の更新頭が下がります。これからも頑張ってください!

投稿: kenke | 2008年2月21日 (木) 07時00分

kenkeさん

いい体験をしましたね。でも同じようにサイン攻めにあった日本人の方が他にもいるとは・・・。

スウェーデンは本当にオープンな国なんだなと僕もつくづく思います。やっぱり日本はそれに比べると閉鎖的ですね。本で読むのもいいですけれど、実際に体験してみると、本にかかれていることは正しかったなということ以外にも、それ以上の感想を抱きませんか?現場を見せてもらって、当事者の話を聞くのは本当にためになるなあと思いますよね。そうそう、そのうちに話題のフィンランドの教育とスウェーデンの教育の違いも書いてみたいなあと思ってます。

ところで、オーロラの方はいかがでしたか?

投稿: kinta | 2008年2月21日 (木) 07時24分

本当に日本は閉鎖的ですよね。
日本は日本で良いところもあるのでしょうが。

ちなみにステイ先は女の子3姉妹(14,13,6歳)&14歳の男の子のいる家に3日間泊まらせてもらいました。
日本なら泊まることすら考えられません。そんなところに泊めてくれと頼んだ私(男)も私ですが。
スウェーデン人はシャイな人が多いと聞き、結構閉鎖的かと思いきや、みんな心は温かいんですね!

私は福祉ゼミに所属しており、教室で討論してるのと実際に現場で体験するのでは同じ時間でも充実度が違うと感じます。
お仕事の関係&異国間となると尚更得るものも違ったりするのでしょうね。
すごく羨ましいです。

ちなみにこのあと福祉について書かれていますが、東京の東村山にある施設規模アジア一(自称)の老人ホームに1週間行ったことがあります。そこは百人単位で順番待ちになっているそうです。

ただ職員の方が石原都政の民間委託の流れに沿うようなことを言っていました。
個人的にこういった人気のある福祉施設は民間に委託するとそのしわ寄せが施設利用者にいってしまう気がして反対なのですが。
尚、施設利用者同士、職員利用者間の交流は活発ではありません。

それとフィンランドとの教育の違いも興味あります^^もし機会があったらよろしくお願いします。

オーロラはアビスコ、キルナ、ボーデンに1週間滞在しましたが、曇りか雪で結局見れませんでした。
そんなわけで帰りにステイ先の母親から慰めにオーロラのDVDもらいました・・・。
オーロラは次回行くときの楽しみにしたいと思っています。

長文失礼しました。

投稿: kenke | 2008年2月21日 (木) 22時25分

こんばんは、私は色々な国や地域を旅して
私たちが当たり前の子供が学校に行くとか
ができないところもあります。小中が義務教育で勉強ができる環境が整っているのですが
私はそれなりにしか勉強しなかった事を反省しています。
スウェーデンはPTAとかはどうなんでしょうか?

投稿: ドラ吉 | 2008年2月21日 (木) 23時33分

kenkeさん

オーロラ見られなくて残念でしたね。こればかりは天気次第なので、恨むわけにはいかないですよね。また次のチャンスがあるでしょうから・・・。

福祉部門の民営化は大都市では積極的ですけれども、小さな街になるほど慎重な気がしますよ。日本と違って、民間導入するのかコミューンがやるのかを、コミューン独自で決められるというのがスウェーデンのコミューンの強みですね。民間=効率的、役所=非効率という考えは必ずしもないのでしょう。それぞれの長所、短所をこちらの人は承知していると思いますよ。といっても政府を小さくしている傾向は見られますけど。

勉強の方もがんばってくださいね。


ドラ吉さま

ですよね。後になって後悔することが僕も多いです(笑)。PTAという呼び名はアングロサクソン系の国々や日本だけらしいので、スウェーデンにはないです。でも、地域単位の学校評議会みたいのがあると聞いたことがあります。市の教育委員会が全てを掌握しているわけではなく、地域の学校事務所みたいのがかなりの権限をもっているようですね。そこが主体となって地域や保護者が参画して、やっているのかなあと想像してます。面白いテーマなので、後で調べてみますね。
もしご存知の方がいらっしゃったら、ぜひフォローをしてください。

投稿: kinta | 2008年2月22日 (金) 06時13分

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