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ナルヴィクへ/To Narvik

 前日の不運にめげずに、大晦日の日にキルナを出発し、マルムバナンでナルヴィクへ向かいました。ナルヴィクと言えば、キルナからの鉄鉱石を運び出すための港で、冬でも凍らない不登校いや不凍港です。また、キルナもナルヴィクも北極圏より200キロ以上北に位置し、この時期は全く太陽が地平線から顔を出さない「極夜」です。夏の白夜は経験しましたが、その逆の極夜ってどんなんだろうと密かに楽しみにしていました。
 太陽が出ないと聞くと、ずっと真っ暗なのかなと想像するところですが、太陽が出ないと言っても地平線近くまで来ているので、11時近くになると南側の空は朝焼けのようなオレンジの空になります。極夜は思ったより明るかった・・・。もっと暗いものだと想像していました。それよりも印象的だったのは、北側の空です。北側の空は地平線の辺りはグレーっぽい色なのですが、その少し上の部分がピンクがかった何とも柔らかな光の色で、その状態が長く続いています。このピンク色のようなオレンジ色のような柔らかい光がとても印象的なのです。しかも空はブルー、そして一面の雪景色。極夜がこんなに美しいものだとは知りませんでした。
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 電車は樹氷の原野の中を走っていきます。そのうちに、右側に大きな湖が見えてきました。夏には真っ青に見えた湖です。さすがに冬は雪と氷で白いです。アビスコを過ぎ、「ラップランドの入り口」という意味のLapporten(→リンク)が見えてきます。この谷はサーメ人の聖地とされているそうで、独特の形をしているので遠くからも目立ちます。そして、電車はノルウェー国境付近の山岳地帯を走ります。今年は暖冬で雪が少ないせいもあるかもしれませんが、思ったほど雪もありません。国境を越えて少し走ると、右手にはフィヨルドが見え始めます。やはりノルウェー側に来ると、雪の量が少ないのです。フィヨルドの水も凍っていません。さすがにメキシコ湾流のおかげの不凍港。しかし、夏とは明るさが全く違います。夏と冬の同じ時間の景色を比べてみてください。左が今回の冬のフィヨルド、右が6月のフィヨルド。ほぼ同じ場所、同じ時間に撮りました。極夜と白夜の時期では、明るさがなんといっても違う。これが北欧のコントラストなんでしょう。このフィヨルドが見えるとナルヴィクまではわずか。そして世界最北の駅ナルヴィクへ到着です。
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↓↓車窓の動画です↓↓

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コメント

 厳しい冬の動画の車窓は素晴らしかったです。まさに銀世界!ブラボーです。
 私事ですが、正月2日に箱根駅伝の応援に電車で出かけました。足を伸ばし、東海道線「根府川駅」の下りホーム(小田原寄り)に降りて、晴れ渡った青い太平洋を見ました。江ノ電「鎌倉高校前駅」と並び、関東の駅では、この駅が海のベストヴューポイントです。帰国の折には、一度訪問することをお勧めします。

投稿: edamasama | 2008年1月 8日 (火) 16時04分

edamasamaさま

コメントありがとうございます。

あの「ねぶがわ」ですね。そういえば昔、中学生の頃に根府川鉄橋に電車の写真を撮りに行ったことを思い出しました。う~ん、鉄ちゃんな話で・・・。

鎌倉高校前はサザンの世界だし、ほんとに絵になりますよね。

機会があったらぜひ行ってみます。

投稿: kinta | 2008年1月 9日 (水) 22時42分

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