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シェレフテオの音楽/Music in Skellefteå

 昨日、職場に「My Home Town」と題したシェレフテオのプロモーションビデオがあるのを発見したので、早速それを見てみることにしました。このビデオ、10年近く前に製作された5分程度の短いものなのですが、企業誘致を目的に作られているのか、産業という観点からシェレフテオを紹介したものでした。内容はというと、既にここでも紹介したとおり、主力産業であるBolidenの鉱業、Martinsonsなどの木材産業、IT産業やAlimakの工業用エレベーター、キャンパスエリアにある2つの大学、中小企業が多く起業家精神が旺盛なことなどが紹介されています。そのほかに、「音楽」ということにも触れられているのです。
 たまたま今日、シェレフテオ出身の17歳の「Linn」という女性が、シェレフテオにあるインディーズレーベルからデビューしたという話をatpaleysさんのブログで見て(→リンク)、なぜこの街で音楽が盛んなのかなあという疑問を持ったのでした。高校の卒業式で生徒たちが楽器の演奏や歌を披露しているのを見たり、色々なイベントでの地元の若者の演奏を見たり、市民オーケストラのコンサートを聞いたり、シェレフテオの音楽イベントを見たりして市民レベルでも音楽が盛んなのは何度か感じてきたのですが、どういう理由があるのだろうか・・・と思うのです。僕の知る限り、シェレフテオには2つのインディーズレーベルがあります。1つは「A West Side Fabrication(→リンク)」、もう1つは「B&B Records(→リンク)」です。音楽学校があったり、市民レベルでの音楽活動が盛んだからなのだろうか・・・。機会があったら調べてみたいですね。
 もう1つ感じたことがありました。先日、シェレフテオにあるCMやドキュメンタリー番組を作成する会社の人と話をしていたときに、彼らの作成するコンテンツは、基本は英語で作成するのだと言うのです。その会社も社員3人という本当に小さな会社なのです。彼が言うには、スウェーデンの国内マーケットは限られているし、外国のテレビ局にプロモーションするためにも、基本は英語なんだと。それを買ったテレビ局がその公用語での字幕をつけるのだそうです。お気づきのとおり、それと同様で、スウェーデンのミュージシャンもほとんどが英語で歌っているのですよね。やはり、初めから外国のマーケットを視野に入れているのですよね。この北の小さな街シェレフテオでも、そのようなスタンスで産業が動いているというのがスウェーデンらしいなあと感じる今日この頃です。

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コメント

こんばんは。
200回突破おめでとうございます。

90年代からは英語で歌うのが主流になったようですね。
新人アーティストでも英国、米国、カナダなどのレーベルと
契約して割とすぐに海外進出するのも珍しくないようです。

それにしてもスウェーデンのポップスは人口の割に層が厚いです。
1人がいくつものプロジェクトで同時に活動しているのも
特徴なのかなと思います。
アーティスト同士の横のつながりも密のような気がします。
お互いサポートし合いながら活動しているようです。

スウェーデン語で歌う好きなアーティストもいるのですが
何を歌っているのかわからないのがもどかしいです(笑)
後で歌詞の内容を知って驚くこともあります。

ブログへのリンクありがとうございました。

投稿: atpaleys | 2007年11月23日 (金) 02時45分

atpaleysさん

おはようございます。

そうですね。スウェーデンのアーティストは人口割にしたら、他の国と比べたら多いのじゃないですかね。世界で活躍する人も日本とは比べ物にならないでしょうし。人口割にしたら、中国などはたくさんのアーティストがいてもいいはずですものね。

それはなんでなのかなーって勝手に想像してみて、2つ理由を思い浮かんだんですよ。1つは、この北欧の神秘的な自然のなかで生活していて、自然から受けるインスピレーションのようなのもあるのかなーと。もう1つは、スウェーデンの整備された社会保障の下で、音楽という成功を収めるのが難しい業界にチャレンジする不安感をやわらげているのかなーと。音楽以外にもいえることなんですけど、セイフティーネットが整備されていると、起業にチャレンジしてみようかなという人が多い気がするのですよ。もし成功できなくても、社会がある程度は面倒みてくれるのかなあと。それと関連して、政治とか経済が安定しているところの方が、音楽などの芸術文化が発展し安いのかなとも。治安が安定しなかったり、食うや食わずの生活だと芸術を楽しむ余裕もできないですもんね。そんなことを思ったりしました。

アーティスト同士のつながりというのもスウェーデンらしいなーとちょっと思いましたね。こっちの人は、他の分野の人とも積極的にアイデアを交換しようっていう雰囲気がある気がするのですよ。相乗効果でインスピレーションが湧いてきたりするのかなーとも、ちょっと感じました。あまり関係ない話になってしまいましたが・・・。

ブログのリンクの件、こちらこそありがとうございました。

投稿: kinta | 2007年11月23日 (金) 06時35分

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