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シェレフテオ的ビジネス/Bussiness in Skelleftea

 今日お昼過ぎの太陽をまじまじと見たら、低かったのにびっくりしました。たぶん角度にして25度くらいしかないですね。夕方の太陽のような高さです。一昨日降った雪が、解けないで路面に凍り付いているのですが、この太陽では雪は解かせなくても仕方ないなあと思ってしまいます。
 先週、シェレフテオで広告やIT関係のコンサルティングなどを手がける会社の人と話す機会がありました。そこでシェレフテオ的ビジネスについて面白い話を聞くことができました。
 シェレフテオには木材産業以外にも、鉱業で有名なBoliden社(→リンク)や、工業用エレベーター製造で世界的に活躍するAlimak社(→リンク)などいくつかの大企業があるのですが、それよりも中小企業が多いことがシェレフテオのビジネスの特色です。ほかにも、シェレフテオはITの分野でもスウェーデン国内でも名前が知れているのです。特にNorth Kingdom社(→リンク)は、ウェブデザインの世界では有名で、数々の賞を獲得し、その顧客には世界的な企業があります。コカコーラや、トヨタ、ボーダフォン、H&MなどのHPも手がけている会社で、そのほとんどの顧客はシェレフテオ以外のスウェーデン国内、また海外なのだそうです。確かに、トヨタがなぜシェレフテオにあるこの小さな会社にウェブ製作を依頼するのが、ちょっと興味深いのですよね。彼は、この会社のビジネススタイルがとてもシェレフテオ的で強さの秘訣なのだと言います。どういうことかいうと、中心となる会社を核に、小さな会社同士が集まってアイデアや技術を交換し、お互いの強みを生かしてプロジェクトを進めていくのだそうです。そこには強い人間関係があり、ストックホルムなどの大都市では見られないビジネススタイルなのだそうです。North Kingdomも社員は20数名と少数なのですが、それを核としてデザイン会社、写真を提供する会社などいくつかの小さな会社がその周囲で支えていて、チームとしての強さが他の大きな企業に勝っているのだと。
 また、シェレフテオには発明家が多いのだそうです。例えばCash Guard社(→リンク)のSQS(Security Qube System)という技術があり、銀行や大規模チェーンストアなどの現金輸送にヨーロッパで広く使われているのだそうですが、この技術もシェレフテオで生まれたのだとか。ヴェステルボッテンの県都ウメオには大学があり学問の街であるのに対し、シェレフテオは新しいアイデアや起業家精神にあふれた、実践的なビジネスの街なのだと彼は言うのです。この言葉、ほかでも耳にするので、シェレフテオの特徴を表現する言葉として間違いないのでしょうね。
 それにしても今回お邪魔したこの会社、屋根裏部屋のようなところにあるのですが、白い壁に天窓、デザインに溢れた環境の中できっと新しい発想が生まれてくるのでしょうね。
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