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ブルーモーメント/Blue moment

 夏の頃にも書いたことがあるのですが、スウェーデンでは太陽が地平線に沈んでから、暗くなるまでの時間が長いと感じるのです。どうやらこのような空の状態を、ブルーモーメント(→ウィキペディア)というのだそうです。日本語で言うと、「黄昏」とか「薄明」にあたるようです。スウェーデンでは、太陽が地平線をなめるように浅い角度で沈んでいくため、空が夕焼けのようなオレンジがかった色から紫色に変わり、さらに青くなるのですが、それがゆっくりと長い時間をかけて進んでいくのです。雪が残るようになってからは、さらにその光が雪に反射して、より美しく感じられるようになりました。この空の色を写真に撮ろうと思うのですけれども、なかなか肉眼で見たのと同じ色を出すのが意外に難しいのです。カメラのせいなのか、腕が悪いのかわかりませんが・・・。
 また、スウェーデンの家の窓辺の照明は、どの家も個性的で暖かな雰囲気を醸し出しています。ブルーモーメントの空の青さと、この窓辺の明かりの絶妙なバランスが最高ですね。
 前にも書いたとおり、スウェーデン人の光に対する感覚は、日本人のそれとは若干違い、温かみのある白熱灯が多いです。どうもこれは、その土地の気候(日照)と大いに関連しているようで、太陽が高く上がる赤道に近付くほど、人々は青白い光を好む傾向があるようで、北欧ではそれとは逆の赤味を帯びた明かりを好むようですね。あとはよく言われる、黒い目、青い目の違いもあるのでしょう。青い目の人は明るい光に強くないと言いますもんね。このアパートも赤みを帯びた電灯の間接照明です。最初は照明が暗いなあと思ったのですが、慣れてしまうと意外に雰囲気があって、リラックスできる感じがします。
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コメント

 Hej, Kinta san!
 そうなんです、あの青は、本当に息をのむというかため息をつくほど美しいのだけれど、なかなか写真に撮れません。そんな言葉があったとは知りませんでした。スウェーデン語で何というのだろう、聞いたことがないです。特に、暗黒の冬が終わりに近づいて、あ、日が長くなってきたと気づく頃、最も美しいブルーモーメントが見られる、と思っています。
 スウェーデンの家々の窓の明かりは、本当に印象的で、こちらに来て最初の冬、暗くなってからカメラを提げて、あちこちの住宅街を歩き回った記憶があります。でもこれも、フラッシュをたかずに取るのが難しくて、写真の方は失敗でした。そう、窓の外の雪を照らす美しく心温まる光景ですが、アンデルセンの「マッチ売りの少女」の悲話が真に迫っても感じられ、胸が痛くもなります。
 それから、ブルーモーメントの時間帯に、赤い家の白い窓枠がくっきり浮かび上がって、コントラストが絶妙に美しいと感心した人もいます。いろんな目の付け所があるものですね。

投稿: ブルーチャイルド | 2007年11月19日 (月) 08時26分

ブルーチャイルドさま

ブルーモーメントという言葉、あまり一般的ではないのかもしれません。検索しても出てこないのですよね。スウェーデン語で何と言うかも不明です。「黄昏」(日)=「トワイライト」(英)=「skymning」(瑞)・・・それくらいしかわかりませんでした。ブルーモーメントとはちょっと違いますね、きっと。わかったら是非教えてください。
http://sv.wikipedia.org/wiki/Skymning

「マッチ売りの少女」もデンマークの話ですかね。日本だったら、カーテン閉めて、場合によっては雨戸も閉めて明かりが漏れないでしょうね(笑)。やっぱり北欧の窓は優秀なんですね。木製サッシと地域暖房、それから北欧インテリアは、生活してみて本当にうらやましく思います。

では。

投稿: kinta | 2007年11月19日 (月) 15時06分

ブルーモーメントのスウェーデン語での表現がわかりました。

Blå timmen(ブローティンメン)だそうです。ちなみにウィキペディアスウェーデン語版のページはこちら↓
http://sv.wikipedia.org/wiki/Bl%C3%A5_timmen

投稿: kinta | 2007年12月 5日 (水) 03時54分

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