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2007年10月

マヤ・ヒラサワ/Maia Hirasawa

 ちょっと前にスウェーデン音楽のことを書いたときに紹介した「Maia Hirasawa」。最近、彼女の曲を聞いているのですが、これが結構いい感じなのですよ。なんか癖になる感じですね。いろいろと調べてみたら、4月にスウェーデンで発売したデビューアルバム『Though I’m just me』の売り上げが好調のようで、女性誌「Hennes」の「2007年の女性」にも選出されて話題の女性なのだとか。11月には日本でもこのCDが発売されるらしいです。ついでに日本でのスウェーデン音楽のプロモーションイベントでライブも予定されていて、来日中だそうです。詳しくはこちらを(→リンク)。本人の公式ブログもあります(→リンク)。
 日本人ハーフということで逆輸入っぽくて、話題になるんじゃないですかねぇ。もしかしたら、ヒットするんじゃないかなって予感が。FM局がほっとかなそうですね。スウェーデン産松茸以来の掘り出し物を見つけた気がします。来年1月に、シェレフテオのホッケースタジアムの公式オープニングイベントが行われるんですけど、彼女もここでのコンサートに出演するのだそうです。見に行きたかったのですが、どうも一時帰国の予定と重なりそうで、残念だけど行けなそうだなあ(→リンク)。でも、一緒に出演する「Orup och Lena Ph」という二人と「Tomas Ledin」というアーティストは、スウェーデン国内でもかなり有名な人なのだとか。それはともかく、マヤ・ヒラサワを聞いてみて良かったら、アルバム買ってみてください。

「Though, I'm Just Me」
1. Still June
2. Crachers (→YouTube
3. Mattis & Maia (→YouTube
4. Parking Lot
5. And I Found This Boy (→YouTube
6. Star Again
7. Gothenburg (→YouTube
8. My New Friend (→YouTube
9. Say Goodbye (→YouTube
10. You and Me and Everyone We Know
11. Roselin (→YouTube

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団塊の世代/Baby boomer

 団塊の世代の大量退職の問題、日本では「2007年問題」と呼ばれ社会問題とされていますよね。先日、とあるスウェーデン人と話をしていたときに、スウェーデンでも同様の問題があることを知りました。アメリカなどでもベビーブーマーと呼ばれて、第二次大戦後に生まれた人口が多いことは聞いたことがあるのですが、スウェーデンのように第二次大戦に参戦していない国にもこの現象があるとは知りませんでした。ちなみに、戦後のベビーブームは基本的には、北米やアジア、ヨーロッパ、オーストラリアに共通して見られる現象のようです。
 スウェーデンの場合には参戦しなかった代わりに、豊富な鉄鋼石の輸出などの戦争特需があり、その時期に好景気だったことが影響してるのかなあと想像しています。そういう意味では、日本のベビーブームとは若干色合いが違うのかもしれませんね。このことが気になっていて、シェレフテオと秩父の人口構成を比較してみました。これを見ると、ベビーブーム以外にも、けっこう面白い傾向が見られます。実はこれを次のプレゼンのネタの1つにしようと思っているのですが、もったいないけど事前にネタばらししちゃいますね(笑)。下のグラフを見てください。
 基本情報として、シェレフテオと秩父市は人口約72,000人でほぼ同じということを頭に入れて見てください。まず、気になるのが高齢化率。スウェーデンは高齢化社会だということは想像ができるのですが、高齢化率はシェレフテオ20.0%、秩父市24.7%と秩父市の方がかなり高いのです。これほど差があるとは意外でした。そして、大戦中の人口、これは明らかに歴史を反映してスウェーデンの方が多いのです。そしてその反動として、日本の団塊世代の突出した多さ。これはかなり特徴的ですね。しかし、スウェーデンでも終戦後15年くらいに渡って出生数が多い時期が続いているのです。これが上に書いたスウェーデンの好景気期に一致するのでしょうね。
 そして、このスウェーデンのベビーブーマーが、今後15年くらいの間に大量退職を迎えるのです。スウェーデンの定年退職年齢は通常65歳なので、まさにこれから10~15年間が山場なのです。シェレフテオでも特に問題なのが、医療・介護・保育職にある約4,700人のうちの約1,500人がこの間に退職年齢を迎えるそうなのです。割合にして30%以上です。おそらくこの年代は、1950年~60年代に女性の就業率が向上した時期に就職した女性が多いのではないかでしょうかね。この1,500人の穴を誰が埋めるのかが課題のようです。しかも、それに伴って高齢者は増えるわけですから、問題は深刻です。
 行政による公的な介護をフォーマル・ケア、親族・ご近所さんなどによる介護をインフォーマル・ケアと呼ぶらしいですが、スウェーデンは世界でもフォーマル・ケアが高度に進んだ国なので、特に問題ですね。近い将来、スウェーデンでもインフォーマル・ケアにも頼る時が来るのではないかと思います。秩父市の「助けあい温もりのまち」というフレーズは、まさにインフォーマル・ケアを指す言葉なのですが、これは世界の潮流のようです。これを上手く活用しているのは、実はスウェーデンではなくオランダとかドイツなのだとか。日本に限らず、先進国はどこも同じような問題に苦労しているようです。
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起業支援/Support for entrepreneur

 スウェーデンと聞くと福祉国家というイメージが真っ先に浮かんできます。確かにスウェーデンの福祉水準は国際的に見ても高いことは明らかなのですが、それと同時に「経済成長こそが福祉の糧である」という考え方がスウェーデンの根底を支える思想であるという気がします。経済と福祉が、社会の両輪であると考えているのですよね。ここシェレフテオは中小企業が多いのが産業構造の特徴なのですが、それとともにシェレフテオの人の起業精神は県都ウメオなどより旺盛なのではないかという声を地元の人々から聞くことがあります。
 先日、シェレフテオにあるウメオ大学シェレフテオキャンパスの責任者の方と話す機会があったのですが、前にも触れたことがあるんですが、産学の結びつきが非常に強いのですよね。キャンパスエリア内にもその傾向が見られます。例えば、キャンパス内には「ビジネスの種」レベルの研究などを行うスペースがあり、起業を志す人がここを借りることができ、大学の学生とコンタクトを取り学生が新しいビジネスの傾向を研究に生かしたり、優秀な人材を大学から採用したりするのに役立っています。「ビジネスの種」の目途が立つと、次は「会社設立の準備」の段階に移行します。この段階では、近くにあるビジネスセンターのスペースを借りることができ、ここで会社設立に向けた準備をします。そして次の段階は、会社設立が完了し、軌道に乗るまでの「生まれたての会社」の段階です。この段階でもビジネスセンターを間借りし、一人立ちするまでここで過ごします。その後、晴れてビジネスセンターを巣立ち、晴れて一人前の会社として独立するのです。このように、3つの段階を経て起業を行っています。それぞれの段階で大学とコンタクトを取る機会があるようで、その辺の結びつきの強さがスウェーデンの研究開発の強さの秘訣なのでしょう。
 既に独立した中小企業と大学の関係もあります。例えば、中小企業が技術開発等で大学の支援を得たいときは、大学の研究に要する費用などの半額は行政から補助金が出ているようです。そういう意味で、大学が近くにあるというのは意義はあるのですね。日本で大学誘致というと、若者の人口増→地域の活性化という文脈で語られることが多いように感じますが、研究拠点→産業の活性化という見方もあるのですね。
 ウメオ大学の本校はウメオにあるのですが、それ以外にもシェレフテオやキルナなどいくつかの街にサテライトキャンパスがあります。ここではITをつかった遠隔地教育が行われていて、本校とほぼ同内容の教育を受けられることが可能なのだそうです。ウメオの本校は、アメリカ流のキャンパスタウンで、キャンパス内に学生寮を完備し、生活と勉強を行うのだそうです。そのため、ウメオはスウェーデンでも人口急増がみられる都市の1つで、アパート建設が急ピッチで進められています。大学があるということは、色々な意味で地域の活性化を図る手段になり得るのですね。

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サマータイム/Daylight saving time

 4月に来てから今まで、スウェーデンはサマータイムだったため日本との時差は7時間でしたが、10月の最終週の土曜日の深夜3時になると時計を1時間戻して標準時間になるのです。初体験だ~。今夜は1時間余計に寝られるのです。ということで、日曜日から時差は8時間になります。朝の暗さは若干よくなりますね。逆に夕方は早く暗くなります。16時頃にはかなり暗くなるのでしょう。
 夏に日が伸びるのと逆に、今は一日約6分ずつ日が縮んでいます。朝晩3分ずつなのでしょう。1週間で約45分、1か月で約3時間ずつ日が縮んでるんですね。冬至までまだ2か月近くあるということは・・・恐ろしい。今よりも5時間以上は日が短くなるのですねぇ。

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ヤパーネル、ヤパーネル・・/Japaner, Japaner...

 今日はプレゼンの第一弾、シェレフテオのマーケティング協会主催のイベントに参加しました。参加者は主にシェレフテオ地域の企業関係者で、スピーカーは市内の企業家や市の職員の十数人でシェレフテオの企業活動についてプレゼンテーションを行うものです。
 シェレフテオ市と秩父市のコラボレーションプログラムとして、「Japaner, Japaner, Japaner...och Skellefteabor!」と題したプレゼンを市議会議員のJ氏と一緒にやってきました。この題名ちょっとおかしなネーミングなのですが、1936年8月4日にベルリンオリンピックでスウェーデンと日本がサッカーで対戦したときに日本が3-2で勝利し、そのときのラジオのアナウンサーのSven Jerring氏が「Japaner, Japaner, Japaner....」(ヤパーネル、ヤパーネル、ヤパーネル・・・)と絶叫したそうなのです。それ以来、語り継がれているフレーズだそうで、年配の人には良く知られたフレーズなのだとか。(→ウィキペディア
 J氏の概要説明の後にいよいよ出番が回ってきたのですが、時間にして15分くらいのプレゼンを緊張しながらも、聴衆が50人位と多くなかったのも幸いし、無事終了することができました。なるべく表や数字を使って、スウェーデンの人にもわかってもらえるように工夫をしたつもりなのですが、その読みは間違っていなかったようで、シェレフテオと秩父の違いを少しは伝えられたかなあと思っています。例えば、秩父市には年間約400万人の観光客が訪れるが、これはスウェーデンの人口900万人の40%以上になるとか、シェレフテオと秩父の人口は同規模だけど面積は12倍も大きいだとか、予算額は2倍以上、職員数は9倍以上だとか、東京の人口はストックホルムの約15倍だとか、そんな比較を話してみました。数字が訴える力は大きいようで、割と食いつきはよかったようです。初めにたどたどしいスウェーデン語で自己紹介したのも、聴衆の同情を誘ったようです。日本でも、外国人が日本語を話してると助けたくなりますもんね。
 ともかく、小さな山は越えられたかなとホッとしたところです。次は市議会でロング・パージョンをすることになっているので、そっちの方が問題ですね。それと、言葉の問題よりも、やはり内容の方が大事なんだなあと感じましたねぇ。まあ、いい練習にはなりました。
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職員数/Numbers of personnel

 シェレフテオと秩父市を比較したときに、最も興味深い違いは市の職員数でしょう。公営企業を除くシェレフテオ市の職員数は7,746人、それに対し秩父市は約830人。シェレフテオには、秩父市の9倍以上の職員がいます。両市の人口は72,000人弱とほぼ同じなのにもかかわらず、これほどの違いがあります。シェレフテオでは、住民の10人に1人以上は市職員ということになります。
 おそらく、この数字だけ聞いたときには、スウェーデンって大きな政府なのだろうなあと思うかもしれません。確かにスウェーデンは日本に比べると、中央から地方までの政府全体として、大きな政府でしょう。しかし、もっとスウェーデンの状況をわかりやすく表現すると、「小さな中央政府、大きな地方政府」なのです。要するに、スウェーデンでは地方分権が進んでいて、市民生活に関連の深い仕事はかなりの部分がコミューン(市)の事務となっているのです。よい例が教育関連でしょう。幼稚園、小学校、中学校、高校まで含め、全てが市の事務です。施設運営だけでなく、教師の給料は市から支払われます。教育部門だけを比較すると、シェレフテオ3,344人に対し、秩父市は108人で、この分野だけでも3千人以上の差です。
 もう一つの大きな違いは、民営化が進んでいないことでしょう。これはスウェーデンの人口が900万人と小さく、人口密度も低いことから、企業が経営するには採算性が悪く、公で担う分野が大きいのかと思います。よい例が福祉分野でしょう。現在ではホームヘルプサービス分野などでは、民間の事業参入が可能であるにもかかわらず、シェレフテオではホームヘルパーは全て市職員となっています。このような理由で、福祉分野の職員を比較すると、シェレフテオ3076人に対し、秩父市は111人という違いが出てきます。これも大きな違いです。
 このように、教育分野と福祉分野が最も異なる分野で、この2つだけで約6,200人の差ですから、全職員数の差の大部分はこれが理由だと言ってよいでしょう。このほかにスウェーデンらしいこととしては、余暇の部門が大きいことです。スウェーデンでは「fritid」(フリーティード)といって、夏休みや週末、アフターファイブの生活を大切にします。市にもこの分野の担当があり、前にも紹介した市営のキャンプ場、海水浴場やプール、運動場やジムなどもこの余暇部門の仕事となっています。日本だと真っ先に民間委託や民営化が検討される部門でしょうね。しかし、シェレフテオでは158人の職員がこれらの事務を担当しています。
 総務などの管理部門はどうかというと、不動産管理部門を除けば、両者にそれほど大差はないでしょう。シェレフテオには不動産管理部門というのがあり、ここでは公共施設などの市有財産の管理を専門に行っています。土地だけではなく、建物の修繕だとか、利用計画もここで立案しているようです。街を歩いて観察していると、スウェーデンでは公有財産が日本に比べると多いように感じます。この分野で350人もの職員が働いているのは驚くべきことなんですが、その辺の事情があるのだろうなあと想像しています。

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プレゼン/Presentation

 ここ数日頭を痛めていることの一つが、プレゼンテーションです。今週1回、来週に1回プレゼンをしてくれと言われているのですが、参加者はもちろんスウェーデン人なので、どうしたらよいものかと悩んでいます。日本語でやるならまだしも、言葉の問題が一番ひっかかるところです。職場の人からは、スウェーデン語でやってみればと薦められるものの、6ヶ月でそこまでスウェーデン語が身に付いたわけでもなく、かといって日本語でやるわけにもいかないので、仕方なく英語中心でやってみようかと考えています。ハードルは低くないのですけどね。
 内容も日本とスウェーデンの違いや、シェレフテオと秩父の比較とか、そんなテーマなのですが、普段ここに書いていることもネタに織り交ぜながら、中間テストだと思って前向きにやってみるしかないですね。

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オーケストラ/Orchestra

 今夜はシェレフテオの市民オーケストラのコンサートに行ってきました。市内のホールで開催されたコンサートは、市民オーケストラの80周年記念コンサートでした。80年の歴史というのはすごいですね。市民オーケストラのホームページもありますのでご参考に(→リンク)。
 シェレフテオのコンサートホールはシェレフテオ市立のアンダーシュトルプ高校の構内にあります。定員は500人程度といったところでしょうか。このホールは築後30年ほどで、それほど新しい施設ではないですね。コンサートホールとしては、ミューズパークの音楽堂の方が立派ですね。しかし、オーケストラの方はプロも混じった本格的なものです。シェレフテオ在住、シェレフテオ出身の音楽家の方で構成されているようです。指揮者やソリストなどの主要なポジションは、シェレフテオ出身のプロの方でした。他には音楽の先生や、若い方は音楽関係の学生の方に見受けられました。印象に残ったのは、車椅子でヴィオラを弾いている方で、この方はシェレフテオで音楽を教える先生なのだそうです。以前はシェレフテオのヴァイオリンの第一人者だったらしいのですが、数年前に発砲事件を仲裁しようと止めにはいったところ、銃弾を受けて下半身不随になってしまったのだとか。シェレフテオでは有名な先生のようです。この先生にとっては、その事故以来の復帰コンサートなのだとか。また、今日の指揮者はこの先生の教え子だったのだそうです。やはり、よき指導者は音楽やスポーツの振興には不可欠なのでしょうね。
 今夜はドボルザークの「新世界」など、数曲の演奏でした。入場料は約3,000円ほどでしたが、会場は8~9割くらいの聴衆で埋まっていました。
 他にも、シェレフテオでは十数年前から、夏に野外で「トレーストック・フェスティバル」と呼ばれるロックコンサートも開かれていています。50ほどのロックバンドが、3日間にわたり競演する人気のイペントです(→リンク)。これはアメリカで開かれた伝説のロックコンサート「ウッドストック・フェスティバル(→リンク)」から名前を取ったようです。このようなイベントを見ると、シェレフテオはやはり音楽が盛んな場所なのかなあと感じますね。

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サンタクロース/Santa claus

 今日は天気予報どおり天気が悪く、みぞれ混じりの雨が降っています。気温は+1度。いつ雪になってもおかしくないですね。
 そう言えば昨日、スウェーデン人と話しをしていたときにクリスマスの話題になりました。北欧はサンタクロースの故郷として知られているとおり、サンタには特別な思い入れがあるようです。彼は、「日本ではサンタクロースが来るのか?」と聞いてきました。最初はこの意味がよくわからなかったので聞き返してみると、イギリスやアメリカでは、サンタクロースは子どもたちが寝ている間にやってきて、サンタクロースの姿を見ることがなくプレゼントだけ置いていくが、日本ではどうなのかと聞きたいようです。日本もイギリスやアメリカと同じだと答えると、スウェーデンではそれとは違い、本当にサンタクロースがプレゼントを届けにやってくるだと彼はいうのです。ますますわからなくなって、詳しく聞いてみました。
 スウェーデンでは、クリスマスイブの日になると、子どものいる家庭にサンタの衣装を着て白い髭を生やしたサンタがやってきて、ホ・ホ・ホ・ホといいながら子どもたちにクリスマスプレゼントを手渡すというのです。どうやらこのサンタは、お父さんの友達だったりとか、近所のおじさんだったりするらしく、事前にお願いして頼んでおくのだそうです。したがって、クリスマス・イブの夜になるとお父さんたちは「お隣さんで、電気が故障したから手伝ってくる」とか「ちょっと新聞を買ってくるよ」などど理由をつけて出かけ、自前のサンタの衣装を身に着けてご近所やら知人の家にプレゼントを届けるという重要な役目があるのだとか。
 しかし、子どもたちも成長してくると、サンタが見覚えのある顔だったり、イブの日にお父さんが出かけるのを疑問に思うらしく、その意味がだんだんとわかるようになってくるのだそうです。このシステムはどこまで一般的なのかわかりませんが、夢があっていい習慣だなあと思いますねぇ。今年はここにもサンタが来るよう頼んでみようかな。

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ヘネス&モーリッツ/H&M

 スウェーデンのいたるところで見かけるH&M(ヘネス&モーリッツ)というお店、ここシェレフテオの街角にもあるカジュアル衣料品店です(→リンク)(→ウィキペディア)。まだ日本ではそれほど馴染みがない名前ですが、わかりやすく表現すれば「スウェーデンのユニクロ」でしょうか。お手頃価格とデザインの良さで定評があり、価格ではユニクロより高いものの、デザイン性では明らかにH&Mの方が上ですね。スウェーデンに本社があるこの会社は、世界28カ国に店舗を展開しており、ヨーロッパではかなりの店舗数があります。この手の製造から小売まで手がける大手衣料品会社を「SPA」というのらしいのですが、世界的に見るとSPAのカテゴリーでは世界5大メーカー(GAP、H&M、ZARA、LIMITED、MEXX)の一つに数えられています。ユニクロはまだ世界ではそこまで及ばないのですね。
 アジアでは既に香港、上海に店舗があるそうですが、2008年秋には原宿の明治通り沿いに日本1号店をオープンさせるそうです。いよいよ日本上陸なのです。また、2号店は銀座にオープンすることも決まっているそうです。GAPやユニクロとガチンコ勝負になるのでしょうかね。
 僕もここで服を買ってみたのですが、スウェーデンにしてはお手ごろ価格です。もちろん、スウェーデン製ではなくトルコなどの人件費の安い国で製造され輸入されたものでした。ユニクロの中国製と似た感じなのですかね。品質も悪くないです。デザインはスウェーデン的なシンプルなものが多く、きっと日本人にも受けるでしょうね。GAPよりもデザインは良い感じですので、値段さえ高くなければ日本でもきっと成功するでしょう。

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初冬/Early winter

 スウェーデン人と話をしていて、冬は初めてかと聞かれることがあります。新参者にとっては冬は初めての関門のようです。誰もが言うのは、寒さよりも暗さの方が大変だと。現実に、外国からスウェーデンに引っ越してきて、スウェーデンの冬の暗さに打ちひしがれ鬱になってしまう人も少なくないとか。博物館で話をした女性も、木の葉が落ちてから雪が積もる前の11月までの暗い時期が、スウェーデン人でも一番落ち込む時期だと言っていました。最近、その気持ちがよくわかりますね。木々の葉はあっという間に落葉して、街の風景にも彩りが欠け、気持ちが沈む季節に入りました。そんな折に届いた1通の愛娘からの手紙、これには勇気付けられました。半分お涙ものですが・・・(笑)。ともかく、クリスマスの飾りつけが始まる頃までの、この先1月位がふんばりどころなのでしょう。
 暗さについてはまだまだ序の口なのでしょうが、最近は特に朝が暗く、今日の日の出は7時32分だったのですが、本格的な明さになるのは8時近くになってからです。日の入りは17時08分だそうですが、まだこれは耐えられますね。秩父市の冬至の頃の日の出は6時50分頃、日の入りは16時35分頃だそうですので、単純に昼の長さを計算すると9時間45分ですから、シェレフテオの今の昼の長さは、既に秩父の冬至の頃より10分も短いのです。太陽の高さも低く、お昼頃でも影が長く、日本の15時過ぎのような影です。
 最近の気温は朝晩で+5度~-5度の間くらいでしょうか。土曜日の天気予報には雪マークがついていましたので、いよいよ冬到来といった感じです。といっても、12月~2月くらいの間の-20度~-25度を考えるとまだまだ甘いのかも。しかし、ここの人達は、シェレフテオの真冬の-20度はそれほど寒く感じないよと言います。冬になって海が凍りついてしまうと湿度が下がり、ストックホルムの-10度と体感的には大差ないよとも。にわかには信じがたいこの話、本当なのでしょうか。
 冬に備えた服装も用意しなくてはなりません。この前、職場の人と一緒にスポーツ店に真冬の装備を見に行ったのですが、まずウールなど長袖の下着、その上にフリースやセーターなどを重ね着し、厚手のスキーウェアーのような服を着るそうです。下はスキーに使うようなタイツの上に普通のズボンをはき、さらにその上に厚手のオーバーパンツを履くようです。足には厚手の靴下に少し長めの靴、手にはスキー用のような厚手の手袋(ミトンの方が暖かいとか)、頭にはウールにフリースなどの裏地がついて二重になったニットキャップ。こんな感じだそうです。「とにかく末端を隠せ」と言われました。ここでは、真冬には防寒ということだけで、ファッション性という概念はあまりなさそうです。

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家族観(その1)/Family values vol.1

 スウェーデンで生活をしていて日本と違うなあと思うことに、家族観の違いがあります。特に結婚観についてはかなり違いますね。もし街角で知人に出くわして、その人がパートナーを連れていたとしても「奥さんですか?」とか「ご主人ですか?」とは聞くのは少し気が引けます。仮にそう尋ねたとして、返ってくる答えととしてはpojkvän(彼氏)、flickvän(彼女)、man(夫)、fru(妻)のパターンのほかに、sambo(サムボ)というのがあります。というのも、スウェーデンには「サムボ」という事実婚制度があり、実際に約9割がサムボを経てから法律上の結婚に至るというというくらいです(→リンク)。ちなみにサムボという言葉は、スウェーデン語で「サム」=一緒、「ボ」=住むというような意味で、日本語に置き換えるとすれば「同棲」という言葉が適切なのでしょう。
 典型的なケースを挙げるとこんな感じです。男女が出会って恋愛関係になり一緒に暮らしたいという意思を持ったときに、たいていは住民登録だけ同じ住所にしてから同棲生活を始めるようです。その後、子どもを設けたりして何年か経ってから役所に婚姻届を出して正式に籍を入れるというパターンが多いようです。したがって、法律婚の前に生まれる子どもも当然多いわけで、婚外子の割合というのが非常に高いのです。このデータ(→リンク)を見るとあまりにも日本の状況と違うのにびっくりします。婚外子といっても法律の下で婚内子と同等の権利が保障されているだけでなく、円満なカップルの下で暮らす子どもが多いですし、社会的にもそのような慣習が十分に認知されています。もっとも重要なのは、1987年に成立した「サムボ法」では、サムボのカップルが離別した場合でも、住居や家財の財産分与制度が女性や子どもに十分に配慮された制度になっているため、婚姻届を出すという行為が日本のように重要視されていないのです。(→サムボ法の日本語訳
 このように事実婚が一般的になったきっかけというのは、意外なことにも税制との関連があるようなのです。「黄金の60年代」と呼ばれる1960年代には、スウェーデンは日本と同様に高度経済成長を経験しました。その過程で、女性の就業率が高まり、夫婦共働きが急増したのですが、当時の税制が夫婦合算課税方式を採っていたため、節税のために法律婚をしないカップルが増えたというのです。それを見ていた若者たちが、法律に基づかない結婚も選択肢として考えるようになり、税制が改正された後にも事実婚の形態は残ったというのです。
 婚外子の割合と出生率の間にはある程度の比例関係があることから、少子化対策のツールとして、日本でもこのような制度を取り入れるよう提案する意見も見かけます。良し悪しは別として、今の日本人の価値観を見る限り、時間をかけて深い議論をする必要があるでしょうね。他にもスウェーデンには「パートナーシップ法」というのがあり、同性カップルに対しても結婚に準じた制度が用意されています。このような風潮は、スウェーデンに限らず他の欧米の国々にもあるようですね(→参考リンク)。また、スウェーデン語のクラスメートにアフリカ出身の人がいるのですが、彼には3人の法律上の妻と10人の子どもがいるというのです。こういう話を聞くと、世界の価値観って本当に色々あるんだなあと感じますねぇ。

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トナカイカレー/Reindeer curry

 冷凍庫の中で冷凍してあったトナカイ肉。先月、アリエプローグで精肉してきた例のブツです(→リンク)。先日、トナカイステーキは試してみて、美味しかったでのす。やはり独特な臭みはありますが、食べられないほどではないです。スウェーデン流ですと、リンゴン(コケモモ)ジャムで臭みを消して食べるのがお約束なんでしょうが、塩こしょうとニンニクと一緒に焼いて食べたのです。それは思ったよりもいけてました。
 実は、まだトナカイの挽き肉が冷凍庫に残っているので、どうやって食べようか考えたのですが、ハンバーグやミートボールだとステーキと大差ないかなと思い、カレーに入れてトナカイカレーを作ってみることにしました。あくまで日本式に肉(トナカイ挽き肉)、玉ねぎ、ジャガイモ、人参を炒め、水を入れて煮込むこと少し。トナカイ臭を消すように、スパイシーなカレールー「スパイシーブレンド」を使ってみました。そろそろいい頃合いになってきたので、なべの中で味見をしてみると、かなりの獣臭。ステーキで食べたときよりきっついなあと思い、頭の中にはあの精肉作業の風景が鮮明によみがえってしまいました。無意識のうちに、トナカイ肉の匂いと精肉作業のシーンが、頭の中で完全に関連付いてしまっているんですよね。
 なんとか、この匂いを消そうと近くにあったオレガノやらバジルやらディルなど、ハーブを入れてみました。それらが功を奏し、だいぶマイルドな香りになってきました。そしていよいよ試食。口に含んでみると、やっぱりトナカイ臭は完全には消えないですね。どう考えても、普通の肉の方が断然上手いなあ。秩父で鹿のシチューをいただいたときは美味しかったので、トナカイカレーもいけるのじゃないかあと思っていたら考えが甘かったようです。挽き肉だったのが余計に良くなかったのかも。ということで、実験の結果、トナカイカレーの商品化は難しそうです。以上。
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日本人会/Japanese community

 今日はウメオの日本人会の集まりに誘っていただき、シェレフテオ在住の日本人3名が参加させていただきました。場所はウメオ駅前の中華料理店。総勢20名ほどの集まりでした。
 ウメオ市はヴェステルボッテンの県都だけあって、シェレフテオに比べると日本人の方も多いです。また、ウメオ大学やスウェーデン農科大学(SLU)があるため、大学院生の方、研究者の方が多いのですね。農業、林業、バイオ系などの研究者の方が多いようです。もう長く住んでいる方あり、最近来た方ありと色々な方がいます。
 もちろん、ほとんどの方とは初対面なのですが、日本語で話ができるという安心感もあり良い情報交換の機会となりました。このブログを見ていただいた方もいたりして、世間は狭いものです。ウメオの日本人の皆さん、今日はありがとうございました。また参加させてください。

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選挙/Campaign

 昨晩、スウェーデンのテレビ局で「ニッポンの民主主義 選挙」という番組を放送するというので、面白そうだなと思い見てみました。実際の選挙運動を追ったドキュメンタリー作品なのですが、ナレーションも一切なくちょっと変わった作風です。また、見終わった後には、日本の選挙運動ってこれでいいのかなあという疑問を抱かせる作品です。よく調べてみると、1時間弱にまとめられたこの作品は、ドキュメンタリー映画「選挙」の短縮版だったようです。また、この想田和弘監督の作品は、ベルリン映画祭など、数々の国際映画祭に出品されているのだそうで、国際的にも評価の高い作品だとか。映画の公式ホームページもあります(→リンク)。
 ストーリーはこんな感じです。(以下、公式ホームページより引用)「2005年秋。東京で気ままに切手コイン商を営む「山さん」こと山内和彦(40歳)は、ひょんなことから自民 党に白羽の矢を立てられ、市議会議員の補欠選挙に出馬することになった。政治家の秘書経験もない山さんは、政治の素人。しかも選挙区は、ほとんど縁もゆか りもない川崎市宮前区だ。地盤どころか後援会すらないまま、激しい選挙戦に突入することになる。 しかし、自民党としても負ければ市議会与党の座を奪われてしまう大事な選挙。何としても勝たなければならない。地元選出の自民党議員や秘書たちによる激烈な戦闘態勢が組まれ、世にも過酷なドブ板戦が始まった。 対するは、民主党、共産党、神奈川ネットワークからそれぞれ公認されたベテランたち。地方の市議選であるにもかかわらず、自民党大物議員の石原伸晃や川口順子、橋本聖子、萩原健司、果ては小泉首相までが応援に駆けつけ騒然となる。・・・・・」
 見終わったあとには、主人公の山さんこと山内さんのキャラクターも印象に残ります。山内さんご本人の「山さんブログ」もあるようですね(→リンク)。
 それと疑問なのが、日本のこの選挙運動を見て外国の人はどう感じるのだろうなあということです。身近な人で見た人がいたら、あとで感想を聞いてみよう。候補者名を連呼するような、ポリシーに関するメッセージ性の少ない日本の選挙運動は、民主主義が進んだ国の人達に見せるのが恥ずかしい気もするのですけど、これも日本の現実の姿ですからね。また、今回スウェーデンで放映されたのは、NHKも含む世界33カ国共同制作「民主主義」の一環のようですね(→リンク)。ちなみにNHKでもこの「選挙」短縮版が10月19日深夜24時5分からBS1で放送されるようなので、ご興味のある方はお見逃しなく。
 

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フック/Hook

 スウェーデンのキッチンやバスルームでは、色々な小物を収納したりする際に「掛ける」という方法が多くに用いられています。先日も書き込んだ玄関にあるフック、これは外から帰った際にコートやカッパを掛ける際に使うものです。他には、キッチンではどう使われているかというと、システムキッチンの壁面には台所用品を掛けるフックをよく見かけます。このフックには、例えば缶切り、栓抜き、皿洗い用タワシ、計量スプーンなど頻繁に使う小物を掛けておきます。バスルームでは主にバスタオルやフェイスタオルなどを掛けるフックを見かけます。
 このフックを有効に活用できるように、衣類や繊維製品、小物類にもその工夫がされています。上着の襟の部分には必ずループ状になったものがついていますし、タオル類にもどちらかの末端には必ずフックに掛けられるループ、台所用品も必ずフックに掛けられように取っ手の端に穴が開いています。家には日本から持参したタオルがあるのですが、日本製(中国製?)のタオル類には掛けられるようなループ状のものがあることが少ないので、スウェーデンで使うには使い勝手がよくないのです。やっぱりこのような細かい作りも、生活文化を象徴しているのだなあと感じますね。
 この「掛ける」という文化、慣れてくると意外に便利です。ズルズルと落ちてくることもありませんし、使い終わったらひょっと掛けておけますし、また意外と省スペースで合理的だったりします。日本に帰っても掛けるという文化を活用してみようかなあなんて思っています。
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リコリス菓子/Licorice candy

 日本に一時帰国したときにも、お土産に持って帰った謎の黒いグミのような菓子。Godis(ゴッディス)と呼ばれる駄菓子の話は以前にも書き込んだのですが(→リンク)、この類の独特な味の菓子は量り売りのゴッディスに限らず、色々な製品が店頭に並んでいます。前々から一体これは何なのだろうと不思議に思っていました。スウェーデン人はこの物体を皆といってよいほど好きなんですよ。しかし、日本人でこれを上手いと感じる人には、未だかつて僕は出会ったことがありません。しかも、スウェーデン人の中には、これは身体に良いのだと言う人さえいます。
 色々調べてみると、これらの黒っぽい菓子は、Licorice(リコリス)と呼ばれる原料を使って作られていてリコリス菓子と呼ばれているらしいです(→ウィキペディア)。では、リコリスとは一体これは何なのだろうとさらに調査を進めると、甘草(カンゾウ)という植物のようです(→ウィキペディア)。ウィキペディアに書かれているように、甘草は漢方の薬草の一つだそうで、甘草湯としても知られる漢方薬の原料なのでそうです。喉の痛みや咳に効果があるそうで、確かに身体に良い成分なのですね。彼らが言うのは間違いではなかった。
 なぜスウェーデン人はこの独特な味が好きなのかと本当に不思議でならないのですが、やはり子どもの頃から食べ慣れているからなのでしょう。食べ慣れてくれば、段々美味しく感じられるようになるよと言われるのですが、僕は何度挑戦しても、口の中で最後まで食べ続けられてことがありません。やっぱり、これは異次元の味だあ。でもこの手のお菓子、北欧だけでなく北米でも食べられているらしいですね。味覚って違うんだなあ。
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美容院/Hair salon

 日本で散髪をしてきてから2か月が経ちました。髪が伸びてきたのを我慢していたのですが、そろそろ限界なのでスウェーデンで2度目の散髪に行くことにしました。初めてのときに痛い目に遭っているので(→リンク)、今度は多少値段が高くてもいいので違う床屋を探してみることに。少し歩いたところにある美容院が雰囲気が良さそうなので、ここで切ってもらうことにしました。といっても、先週予約をして空いている時間があったのは何と1週間後。どこに行っても待つことの多いスウェーデンなのですが、1週間も待つとはちょっと驚きでした。
 そして、昨日の仕事帰りにその美容院へ。今度はスウェーデン人女性の美容師さんです。やっぱりスウェーデンでも美容師さんは話が上手なのですよね。切ってもらいながらも、英語とスウェーデン語で世間話を・・・。

美容師: どこから来たの?
僕: 日本からですよ。
美容師: 学生さん?それともお仕事?
僕: ま、両方ですかね。
美容師: 今日はどうしますか?
僕: ん~、この前自分で少し髪を切っちゃったんですよ、そしたら失敗して。適当に直してください。それと、あんまり切りすぎないでくださいね。トラウマになっちゃってて。
美容師: あはは、そうなの。じゃ、そうしますね。
僕: はい。
美容師: そう言えば、友達のご家族で日本で長く暮らしていた人を知ってますよ。
僕: もしかして、イタリア人の方?
美容師: そうそう、ご主人がフィンランド人で。
僕: なら、前にそのご家族のお宅にお邪魔したことありますよ~。
美容師: そうなの?シェレフテオは狭いからね~。

 こんな具合で、世間話をすること30分。今度は前よりもいい感じで仕上がりました。でもスウェーデンの美容院は高いですよね。シャンプーなしのカットのみで450クローナ(9000円弱)ですから。日本の2倍以上ですよ。カットの手際の良さも、日本の方が断然上手なだあ。友達の日本人美容師は、日本の美容師のカット技術は世界一じゃないかなっていってたもんなあ。
 そして、今日の仕事帰り。道端でばったり例のイタリア人の方に「ヘイ!」と声を掛けられました。昨日、美容院に行ったら知り合いの美容師さんでしたよなどと話したら、シェレフテオはそんなに大きな街じゃないからねぇと。そして、娘さんがまたスウェーデンに来たら家に遊びに来てねなどと親切にも言ってくれたりして。そして別れ際に、「チャオ~!」と。おー、本物のイタリア人のチャオはかっこえ~。スウェーデン語の「ヘイドー」と比べると、響きがいいなあなどと妙に感心。今度チャオ~って使ってみよ。

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宗教観/Religion

 スウェーデン人は「ヨーロッパの日本人」と呼ばれていて、国民性が似ている部分が数多くあるのですが、宗教観というのもその一つであるようです。スウェーデンではバイキングの時代が終わってからキリスト教の布教が始まり、今でも教会は小さな村に行ってもあり、村の中心地にあることが多いです。シェレフテオにもいくつもの教会があり、教会村(→リンク)というのも布教を強化するための施設でもありました。自治においても、かつては教会の果たす役割は重要で、教区教会(→リンク)を中心とした教区という行政区が教育を提供するなど、役所的な機能を持っていました。ちょうど日本の村社のような感じで、コミュニティの中心的な役割を果たしていたのだと想像しています。
 前にも書いた世界価値観調査というのがあるのですが、この調査では日本人とスウェーデン人の価値観の中で宗教の占める役割が小さいことが、他の国のとの比較で特筆すべきところでしょう。要するに、宗教的な価値観にとらわれない合理的な考え方というのが、両国の国民性の似ているところの一つでもあります。結婚式やお葬式などは教会で行われるようですが、ちょうど日本の神道、仏教のような感じで、毎週教会に通うと人はそれほど多くなく、色々な節目に教会にお世話になるという感覚のようです。
 それに比べ、スウェーデン語クラスのクラスメートは多国籍なので、日本人やスウェーデン人とは違った宗教観を持っていますね。今、僕らのクラスでは職業というテーマで授業を受けているのですが、この前もこんなやり取りがありました。

先生: この紙に色々な職業の名前がありますので、グループで話し合って社会にとって重要だと思う職業の順に並べてください。(医師、教師、保育士、看護婦、美容師、大工、牧師など12種類の職業がリストにありました)
生徒A: 1番目が医師で、2番目が教師、3番目が看護婦で・・10番目が牧師で・・・
生徒B: 1番目が医師で、2番目が牧師、3番目が教師で・・・・
先生: 牧師がだいぶ順位が上ですねえ。
生徒B: 牧師は人間が生きていく上で、医師と同じくらい大事ですから・・
生徒A: 教師や看護婦の方が重要じゃないの?
生徒B: いや、そんなことはない・・・

 こんな感じで、かなり白熱した議論になり、先生も収拾をつけるのに大変でした。先生もスウェーデン人なので宗教的な価値観というのはそれほど高くない感じを受けました。出身国によって宗教の意味ってだいぶ違うのですよね。このクラスの中では、アフリカ系の人たち、中東系の人たちは信仰心が強いという印象を受けました。やっぱり多国籍の場では宗教の話はタブーなのかも。

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お魚クッキー/Fiskekakor

 夏にノルウェーで食べた魚肉の練り製品に似たものをスーパーで見つけ、気になってしまったので実際に買って試してみました。円盤状のものがスウェーデン語でフィスケカーコル(fiskekakor)と書いてあり、四角柱のものはフィスケプディング(fiskepudding)と書いてあります。日本語に訳すとすれば、「お魚クッキー」と「お魚プリン」といったところでしょうか。確かにこの形はクッキー、プリンと表現されるのも理解できる気がしますね。
 外見からしても、パッケージの外側からの感触も、これはきっと日本のカマボコのような味だと思い、パッケージを開けていざ試食。カマボコに合うのはやっぱりわさび醤油だよなあと思い、ひと口味わってみると、円盤状のものはそうですねえ、笹かまぼこといった感じの味がしました。日本の笹かまほど歯ごたえはないんですけど悪くないです。もう一つの四角いやつは、んん~、カマボコというよりは竹輪の食感に近い、柔らかめの練り製品でした。板はついていませんが、スウェーデン風の「板わさ」を期待して、つまみにはぴったりだろうなあと想像していたのですが、日本のカマボコの歯ごたえはありませんでした。竹輪に似た味ですから味自体は悪くないのですが、カマボコを想像してしまっただけにちょっとガッカリ気味。しかし、これはおでんに入れたらきっと美味しいだろうと思い、次回はこれらの食材でおでんに挑戦だな~と決心したところです。
 ところで、この笹かま風の食材をスウェーデン人はどう料理するのかとパッケージに書かれた調理例を見てみると、このお魚クッキーを暖めて塩コショウで味付けし、茹でたブロッコリーなどの野菜を添えて、ブルンソースというクリームソースで食べるのだとか。ひぇ~。スウェーデンではそんな食べ方するのかあと感心。これも試してみる価値ありますね。
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ヘーランゴー/Helan går

 スウェーデンではパーティのときに、「スコール」といって乾杯をするのが一般的ですが、それ以外にもスウェーデン的なものとして、ヘーランゴー(Helan går)という伝統的な乾杯ソングがあります。この歌は、スナップス(アクアビット)の乾杯のときに歌う乾杯ソングらしいのですが、それに限らず乾杯のときには歌われるようです。実際にパーティで、スウェーデン人が歌うこのメローディーを何度か聞きましたが、これが一度聞くと耳に残るメロディーで、ときとしてこのメロディーを思い出し、頭の中をぐるぐるとエンドレスに回ることがあります。それくらい印象深い歌です。こんな歌詞です。
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Helan går                                ヘーランゴー
sjung hoppfarallallallallallej          フングホップファラララララレ
Helan går,                                ヘーランゴー
sjung hoppfarallallallej                フングホップ ファラララレ
Och den som inte helan tar,       オー デン ソム インテ ヘーランタール
heller inte halfvan får.            ヘーレル インテ ハールバンフォール
Helan går                                ヘーランゴーー

Skål                  スコール(乾杯)・・・(杯を飲み干して杯を置く)

Sjung hoppfarallallallallej.      フング ホップファララララレー  
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 この歌詞はどんな意味なのかなあと思って調べていたら、とあるブログで紹介されていました(→リンク)。「全部飲まなきゃだめ、半分じゃダメダメ」みたいな意味だそうで、日本の一気ソングみたいなものですかね。この歌は、スウェーデンに住む予定のある方、覚えておいて損はないです。いつか役立つはず・・・たぶん。と聞いたら、やっぱり本物を聞きたくなりますよね。またまた、You Tubeで探してみました。僕もいつでも歌えるように目下練習中です。

☆ヘーランゴーのある風景(→You Tube)・・・映像は全く関係ない人です、ちなみに。
☆ABBAの歌うヘーランゴー(→You Tube)・・・アバが歌ってるなんて貴重かも。

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光/Lights

 やはり、秋分の日を過ぎてから、日増しに昼が短くなっていますね。今日は雨降りで、一日中薄暗い日でした。先週からシェレフテオ博物館で企画展が開催されているので、今日出かけてきました。
 その名前は「Nights of Light - days of Darkness(明るい夜、暗い昼)」(→リンク)という企画展です。北欧の10都市で順次開かれるこの展覧会は、北欧の独特な光に対する感覚を、いろいろなオブジェで表現したものです。会場はそれほど広いものではなく、これといってびっくりするような展示物はないのですが、北欧の人々の光に対する感覚を表現しているのかなあと感じました。例えば、ランプとか、オーロラの写真とか、電球を使ったオブジェ、白夜の仕組みを説明した地球儀などが展示してあります。
 こちらで暮らしてみて感じるのは、おそらく光に対する感覚は日本人がもっているそれとは違うのだろうと。家々の窓辺は、それぞれの好みのランプで飾られていて、夜じゅう電気が点されていたりします。カーテンをつけている家も、日本のように全部の家というわけではありません。というよりも、カーテンをつけている家の方が少ないですね。日本のカーテンの使い方は目隠しとか、遮光、断熱効果という目的なのでしょうが、こちらの家は窓が3重の木製サッシということもあり断熱性が高いので、カーテンを断熱目的で使う必要がないのでしょう。なので、あくまでもインテリアの一部といった感じで、窓のすべてを覆ってしまうようなカーテンは少ないのです。遮光目的で使うのは、ブラインドが一般的なのです。他にも、こちらの人はキャンドル好きです。デパートに行ってもキャンドルや、キャンドルを入れるガラスの器がどこでも買えます。また、照明器具の専門店も数多いです。
 展示会場にいた係員の人にも聞いてみました。スウェーデン人って暗い冬が嫌いなのですかね。彼女が答えるには、「そうとも言えないですよ。雪が降ると、光が反射して太陽が高く昇らない割には明るくなるし、むしろ雪が降る前の10月、11月の暗い時期の方が気が沈むようです」と。オーロラについても、「こちらの人も、オーロラは特別なものと感じていますから好きですよ」とも。やっぱり、北欧の人でもそう感じるのですね・・・。でも光に対する憧れのような感覚は、北欧の人の方が間違いなく強いです。

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環境教育(その3)/Environmental education vol.3

 野外での活動を終え、次は教室内での活動に移ります。子どもたちは歩いて学校に戻りました。スウェーデンの小学校の教室はどんなだろうか興味があるところです。この写真のように、日本と大差はありませんね。机や椅子は日本のものとは少し違います。机は天板が上に開くようになっていて、そこに教科書やノートを収納できます。椅子は少し高めで、足を乗せるプラスチックの板がついていて、その板を上下に調節することで、各児童の身体に合った高さにできるようになっています。それと、教師から見やすいように机の前面に名札が貼ってあります。
P1020916 子どもたちが戻ると、教室の中央にシートを広げ、種類ごとに分けた植物の名前を一つずつ先生が説明していきます。植物の名前を知っている児童は、手を上げて答えます。全部で十数種類の植物がありました。その種類を教室のホワイトボードに書いていきます。また、先生は松ぼっくりから種を取り出して見せたり、ドライヤーを使って枯れた花から種が飛ぶ様子を見せたりします。ひと通り説明が終わると、それらの種の観察が始まりました。ルーペを使ったり、用意した顕微鏡で細かい部分まで観察をしてみます。
 その後は、子どもたちは自席に着き、ルーペを覗き込みながら種のスケッチが始まりました。白い紙に各々が種を観察して、種の形や外側の表面の模様などを注意深く描いていきます。その作業が終了すると、この日の自然学校の活動は終了でした。
 今回は小学校3年生が対象でしたので、「自然の階段」でいう 2)自然を体験し、観察する という段階の活動を行ったのでしょう。自然学校の先生たちが言うには、環境教育の基本は、自然と親しみ、多様な生物が自然の中で生きていることを知り、観察することだそうです。そして高学年になるに従い、より理論的なことを教えていく。それが彼らのやり方なんだそうです。1年間のうち、夏休みと冬の時期を除いては、ずっと各小学校に出向いて野外活動を行うのですが、時間的な都合で全部のクラスは回れないので、実質的には2~3年に一度、子ども達がこの授業を受ける機会があるそうです。
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環境教育(その2)/Environmental education vol.2

 この日は市内のBoliden(ボーリーデン)地区にある小学校で、野外活動を行いました。朝早く市役所を出発し、朝もやの中を小学校へ向かいました。この小学校は1930年代に建てられたという、ファールンレッドに塗装された趣のある木造2階建の校舎で、壁の色こそ違うものの昔の日本の学校を彷彿させる建物です。
P1020939_3 この日に活動を行うのは、小学校3年生のクラスの1つで、24人の児童がいます。まずは担任の先生と打ち合わせをした後、学校の近くの森に向かいました。森といっても日本で想像するような山というよりも、少しだけ高低差のある里山という感じです。現地に到着すると、みんなで輪になって今日の活動の概要の説明がありました。この自然学校は、参加者や季節によって活動内容を変えるのですが、晩秋のこの時期には植物の花と種をテーマに行います。その後、みんなで目を閉じて、森の中でどんな音が聞こえるか耳を澄ませて聞いてみようと指示がありました。野鳥の鳴く音や、水の流れる音が近くから聞こえてきます。自然の音を感じた後には、子どもたちを3人ずつのグループに分け、いよいよ活動が始まります。まずは、グループごとに森へ入って、植物の花と種を採集してくることから始めます。子どもたちは、草むらや木立の中で楽しみながら植物を探しています。晩秋なのですが、まだわずかに野草の花が残っており、その近くには既に枯れて種になってしまったものもあります。先生は、同じ植物の花と種の状態を比較させたいようです。20分ほどして集合の合図があると、あちこちから子どもたちが戻ってきます。白いシートを地面に広げ、持ち寄った植物の種類ごとに、分類することになりました。分類した植物は後で教室に持ち帰り、観察に使うようです。
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 その次に、子どもたちの靴に黒のフェルト布をかぶせて、森の中を歩き回ってみるという活動が始まりました。最初は何のための活動なのかよくわからなかったのですが、よく聞いてみると、植物の種が野生動物によって運ばれるという自然の仕組を学ばせたいようです。森を歩き回った子どもたちの靴に巻かれた布には、色々な草花の種がついていました。今度はその種をルーペを使って、観察してみることになりました。地面に腹ばいになり、興味深そうにルーペをのぞき込む子ども達の目はとても輝いていました。
(つづく)
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環境教育(その1)/Environmental education vol.1

 色々な国際的な意識調査を見ていると、スウェーデンの環境意識の高さは世界トップレベルだなあと思うのですが、この環境意識はどのようにして培われていったのかといつも疑問に思っています。日本の価値観には「もったいない」精神があり、これは世界に誇るものとして大事にしていかなくてはならないのですが、その倹約意識とはまた別の意識がスウェーデンにはあるような気がするのです。そしてその意識が社会を持続可能な方向に進めつつあるんだろうなあと感じます。良い例が、ヨーロッパでは消費者が企業に対して不買運動を起こしたりして、環境に優しくない行動をとる企業は存続の危機にさらされることさえあります。企業側としても環境に配慮した経営を行っていかないと自らの存在さえ危ういので、自衛の意味でも環境に配慮した事業活動を行っていかないといけないのです。そういう意味でも、市民の意識というのは社会を動かす原動力になっているのです。そのヒントとしては環境教育があるのではないでしょうか。スウェーデン流の環境教育プログラムとして「森のムッレ教室」というのがあり、これは日本にもNPOによって取り入れられていて有名なのですが、このほかにも色々な環境団体によって環境教育の取り組みがおこなわれています。
 シェレフテオ市役所の組織の一つにナチュールスコーラン(自然学校)というのがあり、市庁舎の一室で3人の職員が仕事をしています。彼らは科学などの教師の経歴をもつ人たちで、市内の全て学校を回り、野外体験などの講座を専門に受け持っています。今回、この方達の仕事に同行して、環境教育の実際を見ることができました。
 まずは、彼らに一枚の図を見せられました。これは子供たちの発達段階によって環境教育の目標を書いた簡単なものなのですが、6つの階段(自然の階段というらしいです)が書いてありました。段階順に1)自然と親しむ、2)自然を体験し、観察する、3)自然を理解する、4)人間がどのように自然に影響を与えているかを学ぶ、5)環境保護に対する姿勢をとる、6)自ら行動をする、となっています。やはり、環境教育の最終段階は、頭の中で理解することにとどまらず、自然保護活動やデモに参加するなどして環境に配慮した行動をとれることのようです。日本の学習指導要領にも環境学習に関する項目もあるようですが、こうした一貫したバックボーンを基本に、継続的に環境教育が行われているのにはまだまだかなわないのでしょうね。
(つづく)

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児童公園/Children's park

 シェレフテオには児童公園が数多く設置されています。また、夏の間には中央広場の脇にも特設の遊具があったりして、子どもたちは喜んで遊んでいます。北欧の遊具は木製のものも多く、色使いもカラフルでいいなあと思います。日本では見かけない遊具も数多くありますね。それと公園内の広い範囲に、砂や木のチップが敷いてあって転んでも痛くない設計になっています。
 スウェーデンの遊具メーカーでHAGSという会社(→リンク)があるのですが、その会社は世界最大の遊具メーカーなんだとか。なにしろ種類がいっぱいあるのですが、一般的なのはこんな感じの遊具(→リンク)ですかねぇ。滑り台とほかの遊具が組み合わさったやつです。スウェーデンで見る滑り台は、まっすぐに下っているのではなくて、途中に段差があるタイプが一般的です。ほかにも変わったところでは、クルグルと回りながら自転車こぎの練習になるこれ(→リンク)や、うちの近所にあったこんなの(→リンク)も子どもは喜びます。
 先日、シェレフテオで初の障害児向けの公園がオープンしたと新聞に載っていました。早速どんなものか見に行ってきました。一般の児童公園とそれほど変わらないのですが、車椅子やベビーカーが入りやすいように段差がなく、通路が広く舗装されています。滑り台も階段を登らなくていいように、スロープを利用して車椅子でもスタート地点に行けるようになっています。滑り台も幅の広い仕様になっています。ほかにはブランコに似た感じのスウィングがあります(→リンク)。これは体ごと乗ってしまうので、座ることや、つかまることが難しい子どもたちにもブランコの気分が味わえるのでしょう。このように全ての子どもに配慮した公園づくりというのは、スウェーデンらしいところですね。
 このメーカーの製品は色使いが子どもの喜びそうなポップな感じで、しかも派手すぎないのがいいですね。この会社の遊具は日本にも輸入されているそうなので、目にしたことがあるかもしれません。
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スウェーデン音楽/Swedish music

 スウェーデンという国は人口が約900万人と国内のマーケットが小さいので、産業は外国のマーケットへ進出することを常に想定している感じを受けます。音楽産業においても例外ではなく、スウェーデンはアメリカ、イギリスに次ぐ、世界第3位の音楽輸出国で「音楽工場」とも呼ばれているらしいです。それに比べると、日本の音楽市場はアメリカに続く第2の規模だそうですが、日本人アーティストでアジア以外の外国で成功する例は少ないですよね。国内とアジアのマーケットで十分商売になるので、あえて厳しい欧米にまで出て行かないのでしょうか。
 スウェーデン人アーティストで一番有名なところでは、スウェーデンのビートルズと言われるABBA(アバ)でしょう。その後も、Ace of base(エース・オブ・ベース)、Roxette(ロクセット)、The Cardigans(カーディガンズ)などは世界的なヒットで有名です。近年では、Maja(メイヤ)も有名です。日本つながりでは、スウェーデン人と日本人のハーフのMaia Hirasawaという歌手がスウェーデンでデビューしているようです。
 また、音楽での日本とのつながりも強くなっているようです。あのジャニーズ事務所はスウェーデンの音楽出版会社RSIに出資していて、この会社から楽曲提供を受けているのだとか。KinKi KidsやNEWSなどの曲には、この会社から楽曲提供を受けて日本で歌詞を付けた曲があるそうです。また、NEWSのメンバー2人がユニットを組んだ「テゴマス」は、スウェーデンで「ミソスープ」を発売して、スウェーデン音楽チャートにもランクインしたことがあるようです。ほかにも、原田知代、パフィー、BONNIE PINK、カジヒデキなどがスウェーデン人プロデューサーの下でCD製作をしたことがあるそうです。なぜスウェーデンなのかと理由ですが、優れた人材がいるという理由以外にも、レコーディングなどの音楽製作経費が日本よりも2、3割安いのでコスト的にも有利なのだとか。
 ちなみに、シェレフテオの高校では音楽専門のコースもあるそうで、音楽が盛んなのかアマチュアの市民オーケストラもあるそうですよ。秩父市でも早く市民オーケストラができるといいですね。
 それでは、個人的な好みで選曲したスウェーデンアーティストの曲をYou Tubeで聴いてみましょう。
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☆ ABBA  代表曲といえば、やはりDancing Queenでしょうか。(→You Tube
☆ Roxette  好きだったのは、ナナナナナーのコレですね。(→You Tube
☆ Ace of base といえばこの曲ははずせないです。(→You Tube
☆ The Cardigans よく聞いたのはこれですね。(→You Tube
☆ Meja メイヤというとこれでしょうかね。(→You Tube
☆ Maia Hirasawa あまりよく知らないのですが・・・ありました。(→You Tube
☆ おまけに、ミソスープもいってみましょう。(→You Tube

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勤労観/Labor values

 短い労働時間や長い夏休みなどのスウェーデン的ライフスタイルを見ていると、彼らの価値観の中では家族が一番大事で、仕事はそれほど大切に感じていないのではと思えるかもしれません。世界価値観調査というのがあって、このデータを見ると面白いことが見えてきます。
 この調査では多くの質問項目があり、例えば、人生の中で家族が大事だと思うかとの質問には、とても大事だと考える人の割合は、日本人もスウェーデン人も大差がありません。また、仕事が大事だと考える人の割合は、意外なことに、日本人よりもスウェーデン人の方が高いのです。これは意外でした。絶対に日本人の方が高いだろうと想像していました。また、お金や財産への意識では、スウェーデン人よりも日本人の方がお金や財産にこだわる傾向が強いようです。また、仕事以外で同僚と過ごす時間については、予想どおり日本人の方が多い結果が出ています。
 この数字から何が見えてくるのかなあと考えると、スウェーデン人の勤労観というのは、仕事というのは社会の中で自分の能力を生かして、自己実現をする場と考えているのだろうなと思います。日本人ほどお金にこだわらず、自分を生かすことができる職を生涯にわたって続けていく。併せて家族も大切にして、職場でのつながりというのはどちらかというとドライであるといって良いのでしょう。日本では職場での関係が強いというのも、やっぱり儒教的な所属意識が強いのが原因なのかなあと感じます。
 また、スウェーデンの職場内の上下関係というのは日本のそれとはかなり違います。基本的には、日本と比べるとフラットな関係なのです。日本のタテ社会のような人間関係はあまり見られません。例えば、部長級の上司を呼ぶときも、もちろんミスターも付けずにファーストネームで呼び合います。「アンダーシュ(仮名)、この書類見てもらえませんか?」のような具合です。自分の親ほどの年齢の人をファーストネームで呼ぶのですから、初めはかなり抵抗があったのですが、今では慣れてしまいました。中間管理職的なポストも見られず、担当者が部長級の人と直接相談して仕事を進めていく感じです。日本の役所的な組織に慣れていると初めは違和感があるのですよね。あまりにフラットなので。やっぱりこれも、上下関係を重視する儒教的な価値観が、長い間に体に染み付いているのからなのかと、自分で再認識することが多々あります。そうそう、学校の先生もファーストネームで呼びます。他の国から来た人はファーストネームで呼び合うのは抵抗がないようですが、やっぱり日本の文化とは少し違うのですね。

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