« スケーリア/SKERIA | トップページ | 授業研究/Jugyou kenkyu »

続・続・続・松茸/Matsutake vol.4

 連日、松茸の話題ばかりで恐縮です。ここ1週間のこのブログへのアクセス状況を見てみると、検索エンジンから「スウェーデン」「松茸」のキーワードでここ辿り着いている方が増えているのに気付きました。しかも、日本国内からだけでなく、スウェーデンやその他の国からもあるようです。また、先日の産経新聞のウェブサイトには、フィンランドからも松茸の輸入が始まったと報じられていました(→リンク)。この記事によると、大阪で売られたスウェーデン産松茸は好評で即日完売だったとか。実際にスウェーデン大使館に聞いたところによると、やはりスウェーデン産松茸を輸入したいという業者からの問い合わせが何件もあったとのことです。これは本物かもしれないですね。
 また、この記事で報じられているのは、中国産の食品の信頼性の低下や、北朝鮮への経済制裁の輸入禁止品目の中に松茸が入っているという事情も影響していて輸入量が減少しているとのことです。そこで、本当にそうなのか松茸の輸入状況を財務省の貿易統計で調べてみました。
          2003年      2004年     2005年     2006年
中国         1,119トン     1,271トン       1,655トン    1,198トン
北朝鮮           284トン          283トン         783トン        230トン
韓国             147トン          107トン          128トン           37トン
その他              670トン          656トン          315トン         254トン
合計             2,220トン        2,317トン      2,881トン      1,719トン
とのことです。やはり、中国・北朝鮮からの輸入が大部分を占めています。今後は北朝鮮からは事実上ゼロに近づくでしょうし、中国からも減るとなると輸入総量は減るのでしょうね。そこに、北欧産松茸がどこまで食い込めるか、これからが見どころですね。
 実は北欧産松茸の日本への輸入の可能性については、農林業振興の見地から、数年前からこちらでも検討されていたようです。たとえば、ウメオにあるSLU(スウェーデン農科大学)やフィンランドの国立研究所でも、松茸の分布状況などについて調査が行われたようです。SLUの調査(→リンク)によると、スウェーデンでの松茸の分布は、ウメオからキルナまでの北部スウェーデンが中心のようで、最も密生しているところだと1ヘクタールに200本も生えているのだとか。ここシェレフテオはもちろん「松茸ベルト」の中に入っていますので、可能性大ですね。定年退職した人や失業中の人などが、趣味と実益をかねてアカマツ林に松茸採りに出かけるという日はそう遠くないかもしれませんよ。
 余談ですが、9月下旬にはフィンランドで「松茸ワークショップ」というセミナーが開かれるそうです。これは日本・スウェーデン・フィンランドの松茸の権威の先生が講演するそうで、研究者・バイヤー・松茸ピッカー向けだそうです。ご興味のある方はこちら(→リンク)。

|

« スケーリア/SKERIA | トップページ | 授業研究/Jugyou kenkyu »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« スケーリア/SKERIA | トップページ | 授業研究/Jugyou kenkyu »