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授業研究/Jugyou kenkyu

 今日はシェレフテオ市役所の教育部門の人と話しをする機会がありました。スウェーデンの環境教育の状況などを聞きに行ったのですが、話の内容がスウェーデンと日本の教育方法の違いのようなところに及び、興味深いことも教えてもらえました。
 秩父市の教育委員会にも教育研究所というのがありますが、今日会った人はシェレフテオの教育研究所のような仕事をしている方で、元数学教師だそうです。彼の仕事内容はというと、教師の指導や教育方法の研究をしているとか。まず初めに彼に見せられたのが、「The Teaching Gap」という英語で書かれた本でした。彼が言うには、その本ではアメリカ、ドイツ、日本の学校での数学の教え方の違いなどを比較しているのだそうです。その中で、日本の教育の注目すべきこととして、「校内研修」と「授業研究」が挙げられているのです。この方は色々な場所で教育に関する講演をすることがあるそうで、日本の校内研修のことも話をすることがあると言っていました。アメリカの研究者から注目されているのだそうです。そんなに国際的に評価が高いのだとは知りませんでした。日本語訳版も出版されているようなのでご興味がある方は読んでみてください(→リンク)。
 ほかにも、スウェーデンでは教師という職業に就くのはそれほど難しくないのだそうです。なので教師を希望する人は、学校の休みと同様に長い休暇が取れるからなどの理由で応募してくるのだそうで、教師の質が高くないし、給料もそれほど良くないのだよとも言っていました。日本では教師の職に就くのは簡単ではないし、尊敬される職業なのですよと話すと、そのあたりも両国で違うねとお互いに納得。
 スウェーデンで働いてみて感じるのですが、この国は個人主義が非常に発達しているのです。色々な役所や会社にも行ってみましたが、どこでも職員・社員はオフィスは個室なのですが、これが典型的な例でしょう。労働環境的には広々としていていいのですが、やはり日本式の密なコミュニケーションというのには欠けるのですよね。報告・連絡・相談のような基本的なチームワークは日本の方がずっと優れていますね。あとは、組織内の情報共有も日本の方が進んでいますし、QCサークルのようなの改善・改革運動は日本のお家芸なんでしょうかね。そういうところでは日本的な組織力の強さのメリットをすごく感じます。
 話はそれましたが、教育部門においても日本の組織力の強さは例外ではなく、教師の間での授業のノウハウの共有とか、授業の質の向上という意味でのクオリティ・コントロールが校内研修という場で行われているのかなあと感じました。教育の現場にいたことがない素人なもので、ぼろが出ないようこれくらいにしておきます。

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