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アリエプローグ(その2)/Arjeplog vol.2

 翌朝目を覚まし、朝食を済ませた後、今回のメインイベントに出かける準備を始めました。よく聞いてみると、食肉にするためのトナカイを1匹買ってあるので、それを精肉して冬の間の食料にする準備をするのだとか。トナカイ肉は脂肪分が少ない肉なので、この辺りの人の冬のタンパク源になっているのでしょう。ともかく、ナイフやら挽き肉にする機械などをトランクに乗せ作業現場へ・・・。
 湖のほとりに立つ冷蔵庫兼作業小屋に入ると、肉屋さんでみるような光景で、足から宙吊りにされたトナカイが・・・。こうなってるんだぁと感心しながら観察していると、上司と彼の弟がノコギリを持って解体を始めました。その後も慣れた手さばきで、ナイフや電動ノコギリを使っての作業が進みます。何を手伝ってよいのかわからず尋ねると、ナイフを渡されてこれで肉を小さく切ってくれとのこと。言われたとおりに慣れない手つきで、肉を切っていきます。その後、挽き肉にする機械にそれを入れ、ビニール袋に挽き肉を詰める作業です。弟さんの方は、電気ノコギリでスペアリブのようなあばら骨の部分を、ウィーンウィーンと切っています。それを部位ごとにラベルを付け、ビニール袋に詰める作業が延々と続きます。段々と作業にも慣れてきて、最後の方には大分上手になってきました。作業は3時間ほどで終了しました。最後には手がトナカイ肉の臭いとわずかな血がついて、臭いの方は洗ってもなかなか取れないんですよね。
 そんな貴重な体験をしました。約80キロの肉を冷凍庫で保存し、部位ごとに使い分けて料理するのだそうです。こういう習慣はスウェーデン全部というわけではないのでしょうが、彼が育った地方では、毎年冬の前にこうして食料の準備をしておくんだとのでした。手伝った見返りに、ステーキ用のトナカイ肉と挽き肉を持って帰っていいよと。トナカイ肉のステーキはレストランで食べると、1皿で4千円から5千円するくらいの貴重な食材なので、ちょっと嬉しかったです。
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