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2007年8月

木材価格/Price of wood

 今朝のノラ・ヴェステルボッテン紙のトップ記事は「木」についての話でした。シェレフテオの主力産業の一つは木材関係ですので、木にまつわる記事が載ることも多いのですが、今日の記事は多くのスペースを割いていました。シェレフテオ近辺から出荷する木材の価格が記録的な高値になっていて、森林の価値が上がっているというのです。
 その辺のことについて、いつものように職場の人に聞いてみました。需給関係で価格が上下するのはもちろんなのですが、かつてよりも木材の利用方法が広がっていて、需要が増えているという理由があるらしいのです。当然に質の良い部分は材木として使われるのですが、間伐材や製材過程で出る端材やおがくずも、製紙・バイオエネルギー・エンジニアリングウッドの原料となるため、無駄になる部分が少ないのです。特に注目されているのは、バイオエネルギーとエンジニアリングウッドでしょう。バイオエネルギーとしての活用方法は、バイオマス施設で暖房用温水、発電、ペレット製造に使われています。余熱を利用して製造される「ペレット」のマーケットもヨーロッパで広がっています。従来重油を燃料としていたボイラーがペレットを燃料とするものに変わりつつあるようです。
 もうひとつに、端材やおがくずを利用したパネルなどの新たな素材が開発され、その需要も増えているようです。これらは、住宅建材や家具に使われます。シェレフテオにあるルレオ工科大学では、この分野で世界でも先端を行く研究がされていて、木とプラスチックを混合した素材など、化学やナノテクも使った新素材開発を積極的にやっています。この分野の産業は製紙業などと比べて収益性が高いようで、今後も発展が見込まれるそうです。
 それから、話題のバイオエタノールについても、トウモロコシなどの食料問題を引き起こさないよう、次の原料は木が有力視されています。これらの将来的な需要増を考えると、長期的には木材価格の上昇は避けられないのではとの見方でした。石油も高くなるし、木材も高くなると色々なところに影響が出るでしょうね。しかし、森林の価値が上がるのだけは間違いなさそうです。木が運び出せればの話なんですが。秩父には追い風かな?
 それにしてもいつも感心させられるのは、ここの人たちの思想ですね。いかに木がもつ価値を発揮させるか、その辺の研究熱心さには敬服させられます。

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新組織/New organization

 このシェレフテオ市役所で私が籍を置くのは、Tillväxtkontoret(読み:ティルヴェクスト・コントーレ)という部署です。一見長そうに見える単語なのですが、Tillväxt(発展)+kontoret(事務所)という2つの意味で、主に産業関連の事務を行っているところです。
 この部署が9月1日に組織が若干変わることになり、なぜか名前もTillväxt Skelleftea(発展するシェレフテオ)と変わります。名前については大した変更がないのですが、市の中長期計画の中でもこのTillväxtという言葉がキーワードになっているため、より戦略的な組織に変わるといったところでしょうか。業務内容は、マーケティング担当、EU担当、企業誘致などの社会経済担当、キャンパス・シェレフテオと呼ばれる大学などが集まった研究施設の開発担当があります。(→HP参照:写真が私の職場の人たちです)総勢20名ほどの組織ですが、みんなそれぞれ個性があり、面倒見の良い人ばかりです。
 EU担当なんていうのは、日本の役所的な考えからするとよくわからない業務内容です。スウェーデンはEU(→リンク)に加盟しているのですが、EUに加盟することによって、いろいろな規則をEU基準に合わせる必要が出てくるようです。EUの本部はベルギーのブリュッセルにあり距離的に遠いので、シェレフテオ市役所でもある程度の質問等に答えられるよう、担当が置かれています。EU基準といってもよくわからないのですが、具体的にはこんなルールがあります。例えば、イチゴの大きさは何センチメートル以上でなければならないだとか、海水浴場の水質検査は毎年3月に行って、EUの基準の範囲内でないといけないとか、そのようなルールに合わせていく必要があるようなのです。しかし、担当の人に言わせると、「スウェーデンの3月の海は凍っていて検査なんかできないんだよな、まったくブリュッセルはわかってないよ」。しかも、年々そのような基準が細かくなっているとか。日本の市町村合併の話と一緒で、中央が遠いと地域の実情に合ってないという弊害もでてくるようです。

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漬物/Pickles

 スウェーデンで生活していると、無性に食べたくなるのが漬物。死ぬほど沢庵が食べたくなることもありますね。お店に行けばピクルスはたくさん置いてあるのですが、日本風のものはもちろん手に入りません。そこで、一時帰国の際に海を渡ってきた「浅漬けの素」の登場です。これなら間違いなく漬物の味が楽しめると思い、買い物リストの優先順位が高いところに書いておきました。
 スウェーデンで手に入る野菜は色々ありますが、輸入物が多いと聞いています。今日はどこでも手に入る「キュウリ」と「茄子」で浅漬けを作ってみました。ご存知のとおり、作り方はいたって簡単なので間違えるはずはありません。ただし、スウェーデンで手に入る野菜と相性がいいのか、それが一つの疑問でした。まずはキュウリ、これは写真のとおり日本のものに比べると、かなり大型です。箸が25センチ弱くらいですから、このキュウリは全長30センチくらいでしょうか。こちらのレストランでもサラダによく使われているので、ごく一般的な野菜です。日本産のもの比べると、中身の瑞々さは劣りますが、体積は3倍くらいあります。それと下の写真の茄子。これも25センチくらいはあり、なにしろでかいです。茄子はあまりこちらの料理では見かけないですね。日本のものに比べると体積が4~5倍くらいはありそうです。大きさの割には、中身は日本産ものと大差がないように見えます。
 浅漬けの素と切った野菜をポリ袋に入れ、冷蔵庫で漬け込むこと30分。いよいよ試食です。野菜の切り方が雑なので、写真ではおいしそうには見えませんが、キュウリ・茄子ともに味は悪くなかったですよ。十分に漬物の味が楽しめます。やはり、これもはずすことがないとわかりました。白菜も手に入りやすいので、次は白菜でやってみよう。
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トイレ/Toilet

 お食事中の皆様には、トイレの話題で誠に恐縮です。お食事が終わってからご覧ください。
 スウェーデンと日本のトイレを比較して、お国柄が出るなあと最近思います。というのも、やはり日本はトイレまでハイテクなのです。ウォシュレット・ウォームレットの普及率って、日本ではかなり高いですが、スウェーデンでは今のところ見たことがありません。ウォームレットの方は、日本の住宅と違ってスウェーデンの住宅の中は暖かく、便座も冷たくならないので不要なのだろうなあと思うのですが、ウォシュレットはもっと普及させて欲しいですね。
 あと、スウェーデンのトイレって、かなり広いところが多いのです。便座にすわりながら、壁に付けられたトイレットペーパーへ手を伸ばそうとすると、大人でも「エイッ」と手を伸ばさないと届かないところもあります。その度に感じるのですが、これ、おなか壊している人には辛いだろうなあと。また、子供だと絶対届かないだろうなあと思うのです。スウェーデン人の体格に合わせて便座の位置も高いです。ユニバーサルデザインの国スウェーデンらしくないなあと思います。
 それともう一つ。こちらの一般住宅やお店などで、木製の便座を見ることがあります。これって意外に高級感もあり、木の温かみもあっていいのでおすすめです。フローリング材の色と合わせた便座というのもおしゃれです。日本製でも木製便座はありますし、IKEAに行っても3,000円くらいで買えるらしいです(→リンク)。しかし、やはりヨーロッパ流デザインにはかなわないですね。ヨーロッパの便座専門店のHPを見つけてしまいました(→リンク)。木製便座ってかなりニッチなマーケットだと思うのですが、これ面白いと思います。日本製のハイテクかつ、デザインの素敵な木製便座・・・あったらほっすぃーです。
 おまけに「世界のトイレ事情」というというHPを見つけました(→リンク)。これも面白いです。

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続・松茸/Matsutake vol.2

 シェレフテオの松茸について書いたばかりですが、職場の人が昨日きのこ採りに行ったらしく、「松茸2本見つけたよ」と言っていました。やっぱり見つかるものなのですね。
 ところで、今日の朝日新聞のHPにスウェーデン産の松茸の記事が載っていましたね(→リンク)。記事によると、京都の錦小路の八百屋の社長の上田さんという方が輸入して、大阪・梅田の阪急百貨店にスウェーデン産の松茸が並んでいるようです。そういえば、先日のノラ・ヴェステルボッテン紙の記事にも載っていた名前の中に「Koji Euda」というお名前がありました。エウダ?きっと上田の間違いだろうなあと思っていましたが、やっぱり上田さんの間違いだったようで、シェレフテオに買い付けにきた上田さんと同一人物のようです。
 ということは、阪急百貨店で売られているスウェーデン産松茸はシェレフテオの松林の中で採れたものでしょう。この社長が経営する八百屋「かね松」をネットで調べてみると、昨年京都に行ったときに寄った八百屋さんだということに気づき、またびっくり(→リンク)。このお店の二階の「やお屋の二かい」というところでお昼食べたことを思い出しました。なんとなく縁を感じましたね。
 でも、これがスウェーデン産松茸の初入荷ということは、まだビジネスチャンスは残っていますね。ここは松林が多い地域ですし、スウェーデンでは人家の周りなど特別なところ以外なら、他人の所有する森林でもきのこやベリーを自由に採っていいという権利があるのです。そうです、松茸採り放題です。松茸狩りツアーを企画するのもよいかも・・なんて思ってしまいました。

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新知事/New governor

 今夜は満月より少し欠けた月がきれいに見えています。夜になって大分冷え込むなあと思って温度計を見ると6度でした。しかし恐ろしいことに、天気予報では明後日くらいには更に気温は下がり、最低気温が0度になるとの予想です。思った以上に早く、本格的な秋がやってきそうです。(→シェレフテオの天気予報
 ところで、埼玉県知事選の投票率は予想どおりといってよいのか、低い結果となりましたね。いくら関心が低かったとはいえ、ここまで低くなると、有権者はどう思っているのだろうかと疑いたくなります。投票率80%のこの国の人が聞いたら何と思うのでしょうかね。早速職場の人に聞いてみよう。
 実は、ここヴェステルボッテン県でもローレンツ・アンディション知事が今月末で退任します。この方は、シェレフテオ市の市長に当たる職を長きに渡って務めた後、県知事になった人物です(→リンク)。正式に言うと日本とは違って、都道府県という自治体ではなく、国の地方出先機関です。したがって、県知事の職も選挙ではなく、中央政府から任命されるのだとか。アンディション知事の後任は誰になるのか、職場でも皆が予想していました。意外とサプライズ人事もあるらしく、読めないなあと言っていたら、ノラベステルボッテン紙に後任の名前が報道されていました。現副知事のヨーラン・テオリーン氏が、9月1日付けで県知事に就任するとのことです。この方は3月に秩父にも来たことがあり、私も面識がある方なのですが、すごく背が高く紳士的な方です。また、この前知事邸を訪れたときも、声をかけて立ち話をしてくれるような気さくな方です。新知事も面識のある方でよかったなあとほっとしました。
(追記:よくよく聞いてみると、テオリーン氏が知事に就任するのですが、これはある意味つなぎのようで、そのうちに国から別の人が任命されるのではないかと言っていました。スウェーデン流の人事はよくわからない。)

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世界陸上/World chanpionships in athletics

 夜のスポーツニュースを見ていると、大阪で開催されている世界陸上のニュースがかなり取り上げられています。スポーツニュースのセットも日本語が書かれたものも取り入れられているのですが、ちょっとおかしなものも見受けられます。たとえば、「世界陸上」が「世界陸不」になっていたりだとか、カタカナで書かれた「スウェーデン」が「スウェーデ」になっていたりなど、外国でよくある可愛い間違いが滑稽です。
 番組の中でも大阪を紹介するシーンもあります。レポーターが満員の通勤電車の中からレポートしたり、あまりの暑さにアイスクリームを食べたりといったシーンが流れます。そんな風景のBGMには「ふたりの大阪」などの曲が流れいて、これまた滑稽です。また、暑さについてはよく言われていて、大阪では気温が38度で湿度が78%とレポートされており、スウェーデンの選手にとっては暑さが課題のような報道のされ方です。確かに今のスウェーデンの気温は上がっても20度ちょっとですから、15度くらいの違いがあるのでしょう。特に長距離の選手などには不利でしょうね。
 スウェーデンがいくつメダルを獲得できるかというアンケートでは、4つが最も多かったようです。注目の選手も数人か名前が挙げられていましたが、特に女子の7種競技のカロリナ・クリィフト選手の期待が大きいようです。実際に今日の結果もいいようですね(→リンク)。個人的にはスウェーデンの陸上選手でぴんとくる人はいないのですが・・・。
 ともかく、スウェーデンがんばれ、日本もがんばれ。
(追記:クリフィト選手が金メダルを獲得しました。おめでとうございます。彼女はこの種目で、数々の国際大会においてここ数年メダルをいくつも獲得しているようで、スウェーデン国民の期待に見事に応えました。)

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食の祭典/Food festival

 ここのところ上手く事が運ばないことも多くて少しへこみ気味だったので、気分転換を兼ねてMatfesten(→リンク)というイベントに出かけてみました。これは、前にも紹介したノルダノという地区で毎年この時期に開かれている、食をテーマにしたイペントです。
 このイベントは、シェレフテオ市内のレストランが露店を出店し、イベント会場に作られた大きなテントの下で、音楽などを楽しみながら食事を楽しもうというものです。会場をひとまわりすると、見覚えのあるレストランのロゴを掲げた看板がたくさんあります。中華料理、タイ料理、サーモンなどのシーフード、スウェーデンの典型的なトナカイ肉の料理、ヴェステルボッテン・チーズの露店などなど。やはりスウェーデンでもおいしい料理を楽しみたいという願望は強いようで、会場の周辺の道路は路上駐車も多く、人出もかなりのものでほとんどの客席は埋まっていました。
 普段でもそのレストランに行けば食べられる料理なのですが、一ヶ所で色々な料理が楽しめるとなると、その相乗効果も伴って、出かけてみたいという気に駆られるものです。人気の露店には行列もできており、かなりの売り上げがあると見えました。このイペントは数年前から始まったと聞きましたが、この人出を見る限り、かなり成功している部類のイペントなのでしょう。色々な料理に目移りして、食べるものを決めるまでに時間がかかりますが、とても楽しいイベントでした。
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松茸/Matsutake

 スウェーデンの秋は、「きのこ狩り」と「ベリー狩り」の季節です。アパートの前の芝生の地面から、あちこちできのこが生えているのを目にします。森の中では、きのこやベリーが採れ始めているとのことです。また、今年は数年に一度訪れるきのこの当たり年のようで、きのこを食べる機会が増えるかもしれません。
 さて、今日は職場の人から新聞に日本に関連した記事が載ってたよと言われました。早速、少し前のノラ・ベステルボッテン紙を探して、その記事を見つけました。それがこの記事です(→リンク)。見出しが「世界で最も高いきのこ」という内容のもので、記事の内容は、スウェーデンにも日本の松茸と同じ種類のきのこ(Goliatmusseron)があって、日本からきのこのの専門家が松茸を探しにシェレフテオに来たというのです。そして、数日の間に松茸を取って、とても大事そうに紙に包んで日本に持って帰ったという内容のようです。松茸は良質のものでキロ当たり100クローナ(1,800円位)で売られるとのことです。卸値かもしれませんが、松茸がキロ1,800円ってのは安いですよね。スウェーデン人に聞いてみると、松茸はスウェーデンでは一般的に食べられているものではないようで、数年前から日本で貴重なきのこだと知られるようになったとのこと。スウェーデン人にとってはメジャーなきのこではなさそうです。もしかして、これを安く輸入できたら商売になるんじゃないですか。中国産よりも質も良いらしいです。
 ほかにもスーパーで手に入れられるきのこではシイタケがあります。しかも名前もそのまま「シイタケ」となっています。シイタケは鉄鉱石で有名な北極圏にある街、キルナの鉱山の穴の中を利用して栽培されているのだとか。シイタケはこちらでも、それほど貴重なものではないようです。

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アパート探し/Looking for an apartment

 職場でのフィーカの際にスウェーデンの人たちに日本の味を味わってもらおうと、一時帰国の際に成田空港で文明堂のカステラと生八ツ橋を買ってきてみました。そして今日のフィーカの時間に、スウェーデン人の口に合うかどうか試してみました。私の予想では、カステラは間違いなくスウェーデン人も好むだろうと、そして八ツ橋は微妙かなあと思っていました。結果の方は、やはり予想どおり皆カステラはおいしいと言って食べてくれました。八ツ橋は半々でしたね。多少の気遣いもあって皆おいしいとは言うものの、もう一つ試す人あり、表情が今ひとつの人ありで、まあ6:4で好まれるかなといったところです。だいたいの人は今までに味わったことのない味だと言ってましたね。おそらくそうでしょう。
 さて、実は今住んでいるアパートが9月末で契約切れとなることになり、あと1ヶ月で引越しをしなければならなくなりました。このアパートのオーナーは、春から夏にかけてサマーハウスで暮らしていたのですが、来月末にはここに帰ってくるためです。シェレフテオに戻ってからアパート探しを始めたのですが、これが意外と難航しています。ここ2、3年市街地ではアパート物件が逼迫しているようで、市街地にも新しいアパートが建ち始めているのですが、供給が追いついていないようです。シェレフテオの人口は微増程度でそれほど急激に増えているわけではないのですが、どうやら、高齢者世帯が医療機関に近い市街地に回帰するという流れがあるようです。
 シェレフテオ市が出資する不動産会社に行って物件探しをするも、職場に歩いていける範囲という条件にマッチする物件は現在たった4件しかないとのこと。しかも、その4件もキャンセル待ちが30~80人とのこと。たぶん無理だろうと言われました。さらに家賃や部屋数の条件も加味すると、想像以上に選択肢が狭いです。急きょ、新聞広告を出して、アパートを探すことにしました。さて、どうなることやら。優良物件が見つかるといいけど・・・。

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麻婆豆腐/Bean curd Szechuan style

 日本から持ってきた麻婆豆腐の素。ついに今夜、この箱を開封する日が来ました。良く考えたら4ヶ月以上は麻婆豆腐からは遠ざかっていたなぁ。お昼の出前でよく食べた麻婆豆腐丼を思い出しました。
 さて、麻婆豆腐を作るのに必要なものといえば豆腐ですが、意外にも豆腐はスウェーデンでも手に入りやすいのです。前にも少し書いたのですが、この辺りでは、どこのスーパーのアジアン食材コーナーに行っても、「ブルードラゴン」シリーズ(→リンク)の豆腐が手に入るのです。よく見るとこの会社はイギリスの会社のようです。でも、この豆腐はアメリカ製と書いてあります。前にもこの豆腐は試したことがあるのですが、常温保存が可能な食品で、お味の方は日本のそれとは違います。食感は似ているのですが、風味が違うというか、豆の味がしないのです。ですから冷奴には向かないのですね。味噌汁の具ならまだ許せる程度なのですが、それよりも、この豆腐で麻婆豆腐を作ったらきっとおいしいだろうなあと想像していました。
 説明にしたがって調理すること約5分。立派な麻婆豆腐が出来上がりました。狙っていたとおり、麻婆豆腐の素の味で豆腐自体の味がよくわからなくなっていました。ゴット!日本で食べるのと同じ味だ!カリフォルニア米の上で、日本製のタレと米国産豆腐が見事に調和していました。
 このシリーズには裏切られることがないとがわかったので、近日中にマーボー茄子に挑戦しよう。乞うご期待。
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新クラス/New class

 今日からVUXのスウェーデン語クラスに復帰しました。夏休み前に単元ごとのテストがあり、その結果を知らずに一時帰国していたのですが、久々に登校して先生に聞くと図らずも一つ上のクラスに進級しているといわれました。早速、初参戦してみたものの、いきなり難しくなっているのに驚きを隠せず・・・。なにしろテキストの単語が急に難しくなっている。しかも、クラスは8月から始まっていて、一時帰国中の2週間のブランクもあり悪戦苦闘でした。辞書を引き始めるも、わからない単語が多すぎて途中で挫折しそうになります。実力以上のクラスに入ってしまったなぁ。
 こちらが困った顔をしていても、先生は容赦なくスウェーデン語で話し続けます。しかも、木曜日にはテストをするとのこと。今度ばかりはちょっと無理があるよなぁ。日本で受けてきた少しばかりのスウェーデン語レッスンのアドバンテージは、既に使い果たした感があります。ということで、今夜はみっちりスウェーデン語学習をすることにしよう。

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三角コーナー/Triangle corner

 日本でもお盆を過ぎて、夜になると虫の音が聞こえ始める頃かと思います。こちらもすっかり夏休みモードが終わり、秋の陣へと入っています。あれほど混んでいたシェレフテオ・キャンプ場もこのとおり閑散としています(→ライブカメラ)。先週金曜日に一時帰国後初出勤をしたのですが、職場の人たちも大方オフィスへと戻っていました。気温も20度くらいまで上がればいい方で、日が出ないと肌寒く感じますね。シラカバの葉もくすんだ色に変わりつつあり、夜は9時頃には暗くなり始めるようになりました。
 日本に帰って感じたのは、日本の夏はセミが鳴いて風情があるなぁと。スウェーデンではセミは鳴かないし、たぶん秋の夜長に鈴虫が鳴いたりもしないのでしょう。蚊はいますけど蛾は見たことないし、虫が少ないのですよね。だから”夏”という感じがしないのかも。
 と感傷的になってばかりいても仕方ないので、生活ネタを一つ。一時帰国の際に、飛行機の制限重量ギリギリになるまで、日本から食料品などをたくさん買いこんできました。クック○ゥーのマーボー豆腐、マーボー茄子、焼肉のタレ、つゆの素、浅漬けの素、梅干、おろししょうがなどなど。スウェーデンではなかなか手に入らないものばかり、それ以外に持ってきたものといえば「三角コーナー」でした。もちろん100円で購入した格安品ですけど。こちらでは「三角コーナー」って見かけないのです。
 というのもスウェーデンの一般的なキッチンのシンクはこんな感じです。こちらに来て最初の頃は二つのシンクの使い方がよくわかりませんでした。よく聞いてみると、右側のシンクには栓をして、水をためて食器を浸し、その水の中に食器洗い用洗剤をドボドボと入れて泡だてて、こんな形のブラシで食器を洗うのがスウェーデン流?だとか。その後に左側のシンクに移し、食器をすすぐのだそうです。要するに、日本で使う食器を浸しておくあの「桶」の役目が右側のシンクなのです。(とはいっても、他の家を見ると食器洗い機がかなり普及してるのですけどね。)
 でも、細かい残飯の処理に困ってしまってまして、はるばる海を越えて日本から持ち込んだのが三角コーナーでした。スウェーデンでは邪道かもしれないけど、やっぱりこれ便利だぁ。ということで、スウェーデンの食器洗い事情でした。
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シェレフテオ帰着/Back to Skelleftea

 アムステルダムからの飛行機に乗り、昨晩、シェレフテオに戻りました。シェレフテオに着いたら強い雨が降っていて、少し暗い夜でした。
 昨日は飛行機が出るまでの短い間に、アムステルダムの市街を見ることができました。一応の目標は「アンネ・フランクの家」(→参照)と「ゴッホのひまわり」を3時間以内に見て回ること。しかしながら、時間切れでアンネの家しか見られませんでした。ゴッホは次のチャンスにお預けです。
 アムステルダムには、アンネ・フランク(→参照)がアウシュビッツのユダヤ人収容所に連行されるまでの2年間、隠れ家に潜み、日記を綴っていた建物があるのです。アンネ・フランクの家に着いたときには、既に観光客が長い行列を作っていました。小雨の中を待つこと30分以上、やっと館内に入ることができました。一家が隠れ家としていた建物は、運河に面した父親が経営する会社の建物の裏手に位置しており、通りからは全く見えません(→Map)。下の写真の建物は、父親の会社の建物です。会社の建物は傷みがひどかったため改修されましたが、隠れ家であった建物は、ほぼ当時のままの姿で保存されています。隠れ家の入り口は、本棚の裏に隠されておりここから出入りしていたそうです。アンネが日記を書いていたという寝室も、狭く薄暗い部屋に2つのベットがあったそうです。木の階段を登って、建物の色々な部屋を見ることができます。また、最後にはアンネが書いた日記のオリジナルが展示してありました。あんなに暗い部屋で2年間も外出しないで暮らしていけたものだと思いました。フィルムや色々なものが展示してあったり、ミュージアムショップも興味深く、中を見て回るのにも意外と時間がかかりました。でも、ここは日本語の解説も充実しているので、並んでも見る価値はありますね。
 アンネの家を出ると、残された時間はもうわずか。東京駅のモデルになったというアムステルダム中央駅から空港行きの電車に飛び乗り、スウェーデンへ向かったのでした。中央駅の外側は改修中らしく、本来の姿が見れず残念。
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アムステルダム/Amsterdam

 10日間の一時帰国もあっという間に時間が経ってしまいました。たった3ヶ月ちょっとしか日本を離れていないのに、日本に到着したときは「こんなに蒸し暑かったかなあ」とつくづく感じました。あと、道が狭く感じ、街もごちゃごちゃしてるなあと感じました。スウェーデンがあまりに広々しているので、少しギャップがあるのは確かです。でも、やはり30年以上も住んでいる土地ですから、一晩寝ると感覚がすっかり戻りましたね。ともかく、色々な人に会えて、色々なことができた10日間でした。日本の皆様ありがとうございました。
 そして、15日に成田から再びヨーロッパに向かいました。といっても飛行機の接続の都合で、今日はアムステルダムで1泊。とりあえず短いアムステルダム滞在です。いろいろな人からアムスはあまり治安が良くないと聞いていたのですが、夕方歩いてみた限りでは通常の注意をしていればそれほどでもないのかなといった感じです。ただし、繁華街にはちょっと怪しげな人もいます。オランダはマリファナが合法なので、ちょっと気分の良くなった人たちが街にいることがあります。「コーヒーショップ」と書いてある一見喫茶店風のお店。これはマリファナを吸わせる店らしいです。「カフェ」とあるのが普通の喫茶店とか。コーヒーショップを外から覗くと、普通にお客さんが入っています。さすがに、この手の店はちょっと気が引けますね。
 それから、アムステルダムは本当に他民族です。スウェーデンは白人ばかりで他の人種はあまり見かけないのですが、ここでは白人、黒人はもちろん、アジア系の人もよく見かけます。中国人がかなり多いです。お店も中華料理の店が多く、横浜とは比べも物になりませんが、小規模でちょっと品の悪い中華街といった感じです。夕飯にやきそばを食べましたが、なかなかおいしいです。値段はスウェーデンと大して変わりませんが、味はこちらの方が本格的かも。それから、昔インドネシアを植民地としていただけあって、インドネシア料理の店も見かけました。明日時間があったら試してみよう。
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一時帰国

 日本に一時帰国しますので、しばらくブログの方はお休みいたします。スウェーデンに戻ってから再開したいと思います。

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ロータリー式交差点/Rotary

 スウェーデンの道路には交通信号が少ないこととは以前に書き込みました。おそらく日本と比べると断然に少ないでしょう。その理由は、フランスやイギリスなどヨーロッパ諸国に多く見られるロータリー式の交差点が多いのです。パリの凱旋門の周りのような、グルグルと一定方向に回るアレです。
 スウェーデンは自動車は右側通行ですので、ロータリー式の交差点内では時計回りと逆に回ります。交差点に進入したい車はロータリーの手前で左側のみを確認し、車が来なければそのまま交差点に進入します。交差点内にいる車が常に優先ですので、左側から車が来ているときは停止して進入するタイミングを待ちます。
 初めは戸惑うロータリーですが、慣れてしまうとすごく効率的です。スウェーデンは日本ほど交通量が多くないので、こちらの方が信号待ちもなく効率的なのです。車の流れを妨げないので、こちらの方が環境にもやさしいとか。確かに信号の電気代もいらないし、無駄なアイドリングも減ります。スウェーデンの場合には、ロータリー式交差点の建設に政府からの補助金が出ると聞いたことがあります。デメリットとしては、ロータリーには広い面積が必要なので用地が必要なことでしょうか。
 ロータリー式の交差点は日本ではあまり見かけませんが、北海道にはあるようですね。日本では交通量が多いこと、また地価の高いこと、ロータリー式に馴染みがないことなどが日本では普及しない理由でしょうか。通行ルールが周知できれば郊外では対応できるのかもしれませんね。
 それから、もう一つ。信号のない交差点では、交差点近くに通行速度を減速させるための段差が設けられているところがあります。これは日本でも見かけることがありますが、そのような工夫によって安全性を守りつつ、信号を減らして環境にも配慮しているのかなあと感じました。
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移動遊園地/Temporary amusement park

 少し前の話になりますが、6月末から7月初めにかけて「スタッズフェステン」というシェレフテオのお祭りが行われていました。これは特に宗教的とか文化的というな祭りではなく、商業的なお祭りです。この時期は夜中まで明るかったので、夜中までコンサートが行われたり、露店がたくさん出たりしていました。その辺は日本とそれほど変わりなかったのですが、一番驚いたのが突如として出現した「遊園地」でした。いつもは商店街の駐車場になっている場所が、このときは即席の遊園地になったのです。即席といってもアトラクションは本格的で、遊園地でよく見るフライングカーペットやフリーフォールなどがあるのです。川沿いでは工事用のクレーンを利用したバンジージャンプがありました。しかもその規模はかなりのもので、よくこんなの許可が下りるなあと感じました。
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 実は先日、別の場所でも同じようなものを目撃しました。数日後には何事もなかったかのように、普通の広場になっていました。この辺ではこういうのが一般的なのでしょうか。色々な街を巡業しているのでしょう。その雰囲気は、秩父夜祭に例えるとちょうど秩父公園にできる見世物小屋のようなものでした。近くには搬送用と思われるトレーラーと、スタッフ用のキャンピングカーが置かれていました。デコレーションはスウェーデンらしくなく、ネオンギラギラのラスベガスチックな感じです。さすがに試す勇気もなく、ただ見るだけでしたが。

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水上レストラン/Floating restaurant

 シェレフテオ市役所の前のシェレフテオ川に、6月末から水上レストランがオープンしています。先日ここに行ってみました。よく見ると、ボートのようなものの上に建物がのっかっています。ちょっと屋形船風でもあります。天気が割りと良い日だったので、食事時には客が一杯でした。そのせいか、料理が出てくるのにとても時間がかかりました。スウェーデンでは、いろいろなお店で概して待ち時間が長いのですが、それにしても時間がかかりました。絶対的な店員の数が少ないのですね。
 かなり待って料理がでてきなのですが、味もすごくおいしいというほどでもありませんでした。やはりこういうお店は雰囲気を楽しむものなのでしょう。レストランの脇をモーターボートが通って、波が来ると少し揺れたり、かもめが上空を飛んでいた入りして、雰囲気はとても良いです。これに懲りずに、また天気が良くて暑い日に行ってみよう。

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ロフォーテン紀行(その4)/Trip to Lofoten #4

 折角の機会なので、クルーザーで1時間かけてレイネフィヨルド(→Map)を1周するツアーに参加しました。観光客で意外に混んでいて、クルーザーはほぼ一杯の状態です。レイネの船着場を出発し、島を結ぶ橋の下をくぐり、船はフィヨルドへ向かいます。夏と言えども、ここの気温は低く、12,3度くらいだったでしょうか。船首部に乗っていると風をかなり受けるので、体感温度はかなり低いです。途中で停留所がいくつかあり、乗客が降りたり、また乗ってくる人がいます。停留所からはトレッキングコースがあり、登山の装備があればさらなる絶景が楽しめそうです。
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 フィヨルドツアーを堪能し、ホテルへ戻りました。今回予約したホテルは、その名も古いホテル「Det Gamle Hotellet」。聞くところによると、この建物は築100年くらいだとか。場所はレイネの集落の中心にあります。なんとかここを予約できたのですが、空いている部屋は屋根裏のシングルの部屋でした。急な木の階段を登り、屋根裏にいくと決して広いとはいえませんが、なんとも雰囲気のある部屋でした。しかし、窓からはレイネフィヨルドが見え、ラッキーな気分になりました。バス・トイレは共同なのですが、家族経営らしきオーナーも気さくな方でアットホームな雰囲気でもてなしてくれました。
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 翌日の午後、モスケネスの港を出発し、行きと同じボードーから約500キロを走り、無事シェレフテオに戻ったのでした。今回の旅は天候にも恵まれ、予定どおりに行程をこなすことができました。ロフォーテンでの滞在は実質1日半でしたが、景色の美しさは期待を裏切らなかったです。物価が高いのだけがつらいところです。ノルウェーの通貨はクローナなのですが、対円の換算レートもスウェーデンクローナに比べると1割ほど高いですね。ノルウェーはEUに加盟していないため、物価も高止まりしているそうです。ジュース類のペットボトル1本が450円くらいだった気がします。なにしろ高いです。
 ロフォーテン諸島に旅行する方のために、いくつか参考になるリンクを張っておきますのでご参考に。

・ロフォーテン情報(全般的な情報が網羅されています。宿の情報あり)→リンク
・レイネロルブー(再び行く機会があったらここに泊まりたいです)→リンク
・ロフォーテンへの交通情報など(フェリー・バス時刻表あり)→リンク
・レイネフィヨルドのボートの時刻表→リンク
・Hurtigruten社の運行するフェリーの予約(夏は予約必須です)→リンク
・地球の歩き方のページ→リンク
 

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