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樹種/Kinds of trees

 森と湖の国と言われるとおり、スウェーデンでは少し郊外に出ると延々と続く森林を目の当たりにします。なにしろその面積はすごいのですが、意外にも国土に対する森林面積の率では日本もそれほど負けていません。1位はフィンランド、2位はスウェーデン、3位が日本だそうです(→参照)。
 こちらに来てから感じるのはスウェーデンの森林の樹種は意外と少ないということです。(1)スウェーデンの人が英語でレッドパインとかレッドウッドと呼ぶ「欧州アカマツ」(→参照)、(2)スプルースとかホワイトウッドと呼ぶ「エゾ松(トウヒ)」(→参照)、それと(3)バーチと呼ぶ「シラカバ」(→参照)の3種類を知っていれば9割方の木の種類は言い当てることができます。欧州アカマツは日本のアカマツと幹の色や感じは似ていますが、日本のとは枝ぶりが少々違う気がします。エゾ松はクリスマスツリーを思い浮かべていただくとイメージしやすいかと思います。こちらの人はクリスマスツリーにはスプルースを使うようです。欧州アカマツとエゾ松の2種類が主に建材として、集成材などにされる樹種です。それに対してシラカバは建材には向かないようで、主にパルプ材として使われるようです。あとは暖炉の薪になっているのもシラカバが多いです。
 また、日本の森林と比較して違うのは、スウェーデンの森林は寒い気候の影響から成長が遅いことです。日本ですと通常40年とか50年で成長するのですが、スウェーデンでは平均100年程度だそうです。その分、年輪が詰まった木材になるので建材として適しています。比重という数値(水が1.0)で比較すると、日本の主力材であるスギ(比重0.38)やヒノキ(0.41)に対し、スウェーデンの主力材の欧州アカマツ(0.47)、スプルース(0.47)といったようにデータ上でも密度の高いことがわかります。
 それと決定的に違うのは森林の地形でしょう。なにしろスウェーデンもフィンランドも起伏の少ない平坦な国土ですので、伐採や運搬といった効率性が日本と比べると格段に違うはずです。伐採した木材を運搬するトレーラーを目にすることがありますが、なにしろ道は広いしトレーラーは大きいし、日本ではそう簡単に真似できそうにありません。平地の少ない日本では平らな土地は耕作地や住宅地になってますものね。日本の1.2倍の国土に900万人の人口しかいない国スウェーデン、寒い気候と日照時間の影響のため農業に向かない国スウェーデン、単純には比較できませんが、日本にもスウェーデンにも森林が豊富にあることだけは確かなのです。
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