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女性のパワー/Women's power

 政府から2007年度の男女共同参画白書が発表されました。この白書を見ると日本はヨーロッパ諸国に比べると男女の格差というのが大きいことがよくわかります。2006年のジェンダー・エンパワーメント指数の世界のランキングでは、日本は第42位でスウェーデンは第2位だそうです。(→参照
 スウェーデンで暮らしていると、女性の社会進出がいかに進んでいるかというのを肌で感じとることができます。以前にも触れましたが、市議会議員のほぼ半数は女性ですし、マネージャークラスの会議に出席しても半分程度は女性、市の環境部門や建設部門でも女性が多く、道路工事などの現場で作業する女性も多く見かけます。日本や韓国で女性の社会進出が進まない原因はいろいろあるのでしょうが、儒教からくる伝統的な価値観が影響しているのではないかと感じています。多分この価値観は男女共同参画だけでなく、介護への考え方や家族同居に対する考え方にも影響しているのでしょう。
 昨日はセメスターについて触れましたが、スウェーデンでこのように長い休暇が取れるのは、女性の社会進出と深く関連しているのではないかと思います。家庭にとどまる女性たちを労働市場に引き出すことによって、国全体が真に豊かな生活を送れるようになるのではないかという仮説です。あくまで勝手に想像してみたのですが、こんな感じです。

1 女性の社会進出が進む →2 世帯の所得が向上する(国民一人あたりのGDPが向上する) →3 男性の労働時間が減る →4 休暇がとりやすくなる →5 男性の家事参加が増える → (1へ循環する) → (派生として a少子化に歯止めがかかる、b女性の所得が向上することで税収が増え国や自治体の経営が安定する) →6 個人が豊かな生活を送ることができる

 ちなみにGDPはご存知のとおり国内総生産で、これには家事労働などの金銭による対価を伴わないものはカウントされていませんので、国民一人当たりのGDPを算出する場合には実際に金銭として給与を得ている人の割合が多いほど、指標的に上位になるのではないかと想像しています。ちなみにGDPのランキングはこちら(→GDP)(→一人当たりGDP
 ではなぜスウェーデンで女性の社会進出が進んだかということが一番肝心なところですが、その社会的背景については次回触れてみます。
 ともかく、男女共同参画白書をご覧いただいて日本とスウェーデンの比較をしてみてください。特に図10の年齢階級別女性労働率のグラフを見ると、M字カーブを描く日本や韓国と、全体的にゆるやかな曲線の北欧諸国との差がよくわかります。この差が一人当たりGDPに大いに影響しているのではないでしょうか。一人当たりGDPと真の生活の豊かさの関連性は完全にイコールではないかもしれませんが、ニアリーイコールくらいには考えていいのじゃないでしょうか。

Japanese government has released a pamphlet named “Gender Equality in Japan (link is here)”. When you take a look at it, you will know the situation of gender equality in Japan is not enough. Especially in the international comparison, the difference is clear.  Actually, I found many women active in various fields here. I guess the difference of women’s status has some relations to economical index such as the index of GDP per person. In Japan the some women quite their jobs when they got their baby. Therefore, the labour force participation rate shows M-shaped curve in the graph. This is quite different from the situation in Sweden. I believe that it affects various aspects in the people’s life. If women become more active in Japanese labour market, whole society will be improved, I guess. And people will be able to get more free time in their life, which means the real rich life not only in economical richness but also private richness. But this is only my individual hypothesis which is not proved yet.

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