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スウェーデン的卒業式/Swedish graduation

 今日はシェレフテオ市内の高校の卒業式の日でした。市内には3つの高校があるのですが、そのうちの1つの卒業式に参加してきました。スウェーデンの卒業式は昔からの伝統的なスタイルを続けているようです。卒業生のトレードマークは、白い帽子です。男子生徒はダークスーツにネクタイ、女子生徒は白いドレスがお約束のようです。
 この高校の卒業式はの近くの教会、何度か紹介したシェレフテオ教区教会で行われました。会場内は卒業生とその父兄で満員状態。午前11時になると教会の鐘が鳴り響き、卒業式が始まりました。初めに卒業生の数人が、歌、ピアノ、バイオリンの演奏を披露し、それから校長先生のあいさつがありました。その後に数人の生徒に対して表彰が行われました。最後に出席者全員でパイプオルガンの伴奏に合わせ合唱があり、卒業式は1時間足らずで終了しました。式が終わって卒業生たちが教会の外に出てきました。
(卒業式の歌を聴く→graduation_song.mp3)

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会場の外では、卒業生の父母、祖父母、兄弟姉妹など親戚一同がプラカードを持って待ち構えています。その数がすごいのには驚きます。教会の周りじゅう人、人。また、このプラカードというのが非常に面白い。卒業生の子どものときの写真と名前、クラス、また「おめでとう」などのメッセージが書いてあります。多くの人だかりでごった返す中を、卒業生たちが父兄らのところまでたどり着くと、心待ちにしていた一同が持っていた花やマスコットなどのプレゼントを首にかけて祝福しています。この風景がとても微笑ましかったです。卒業を喜ぶ親族がみんなで祝福しているのが伝わってきました。そしてその頃、卒業式の終わりを告げる教会の鐘が鳴り響きます。

(教会の鐘の音を聞く→church_bell.mp3

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 それぞれが記念写真を撮り終えると、近くで待機しているトラクターの荷台にクラスごとに乗り始めました。このトラクターで街中までパレードするのです。荷台ではにぎやかな歌声が響き、街の中央広場までトラクターで練り歩きます。広場ではコミューンで用意した特設ステージがあり、到着したクラスごとにステージに上り、またにぎやかな歌が始まります。それが終わると、街の中へと友達と一緒に散っていくのでした。

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 「旅立ちの日に」の歌の響く秩父の卒業式ともまた違うスウェーデン流の卒業式でした。未来のある若者たちが心躍らせる卒業式は、場所を問わず、見ている人の心をすがすがしくするものですね。
(追記:いろいろ聞いてみると、スウェーデンではstudentenといって高校の卒業式は人生の一つの節目であるため、親戚が家に集まってパーティをするなど特別な行事のようです。やはり高校を卒業すると進学するにせよ、就職するにせよ親元を離れるので、独り立ちする行事なのでしょう。日本の卒業式というよりは成人式というような感覚に近いのではないでしょうか。なにしろ人生の中で最も思い出に残る行事の一つのようです。)

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コメント

何だかハリウッドの青春映画みたいですね。
かっこいいな~

トラクターがいい味出してます!

投稿: kurokuro | 2007年6月10日 (日) 21時06分

青春時代を思い出させますよね。スウェーデンは義務教育が始まるのが7歳からなので彼らは19歳なのですけど、やっぱり日本の19歳の若者に比べると少し大人びて見えるかなあ。

ストックホルムかどこかで、このトラクターから落ちて数人が負傷したとニュースで報じられていました。はめのはずしすぎにはご注意ください。

投稿: kinta | 2007年6月11日 (月) 07時33分

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