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セメスター/Semester

 今日は、フィーカ(fika)と同じくらいスウェーデンの文化を象徴する言葉、セメスター(semester)について紹介します。セメスターとはスウェーデン語で休暇という意味です。
 スウェーデン人の夏のバケーションが長いことはよく知られているところですが、ここでは職場によって若干の違いはあるものの6週間とか7週間のようです。ミッドサマーと呼ばれる夏至祭の前後から多くの人がバケーションに入ります。私の職場でも、6月の25日あたりから段々と休暇に入り、7月2日の週から4週間は職場に全く人がいなくなります。一人もいないのです。日本では信じられませんよね。色々な人にそれで何も支障はないのかと尋ねても、国の政府も一斉に休暇に入るし、社会全体がそうだから全く問題ないようです。すごい割り切り方ですよね。これも、暗く長い冬と引き換えに人々が真に必要としている時間なのかもしれません。(この時期をより有意義かつ経済的に過ごすため、サマーハウスが必要なようです。ずっとホテル住まいではかえって高くつきますものね。)
 そうは言っても、病院や福祉施設など人がいなくては困る職場もあると思いますが、そのような職場でも上手く勤務シフトを組んだり、臨時職員を雇ったりして全員が休めるようにするのだとか。保育所などもこの時期は親が休みなので、預ける子どもも少ないそうです。この6週間という期間を例にとって計算してみると、平日の5日×6週間という意味なので、要するに30日の有給休暇のわけです。実は日本でも有給休暇20日+お盆休み1週間+年末年始1週間という職場も多いのではないでしょうか。スウェーデンでは全部で6週間程度だそうですし、年末年始は日本ほど休まないのでしょうから、制度的には大して変わらないのかと思います。決定的に違うのはその消化率でしょう。スウェーデンでの休暇消化率は100%に近い数字らしいです。ちなみに日本では50%以下。(→参照)(→もひとつ参照
 例の新聞社のインタビューのときにも、日本ではなかなか有給休暇の消化率が思うように高くならないのだよと話すと、制度で保障されているのになぜなのかと不思議がっていました。確かに日本の職場は忙しいという理由や、日本人の勤勉な国民性もあるのかもしれませんが、それよりも「まわりを見回して、自分も休んでも平気かな」的な発想があるのじゃないかなと感じています。そのかわりに、まわりがあることをやり始めると「みんなやってるよ」とか「みんなで渡れば怖くない」的な発想があるのかとも感じますので、その辺が外国から見るとおかしな点なのでしょう。それとも、こういう発想って私だけなのかな?
 ともかく、スウェーデン的な社会を目指すのなら、その辺がネックなのでしょう。もう一つ大事なヒントを見つけましたが、話が長くなるので後の機会に・・・。もったいぶってすみません。

Today, I'd like to introduce the word "semester". I am feeling it is the word which symbolize Swedish culture as same as "fika".
Here in Sweden most of people take long summer vacation compared to in Japan.  It depends on the workplace but I feel it would be about 6-7 weeks per year on average. My question as a typical Japanese is "There wouldn't be a problem in whole society?" The answer is "No" in Swedish society. I heard that even Swedish national government goes into summer vacation on that season. It might be in a vacation in whole country. But thinking of the situation in Japan, there is no big difference in the length of holidays (including paid-vacation & Obon(summer) holidays & year-end, new year holidays). But people won't take all of the guaranteed holiday.
The reason of the situation maybe came from a Japanese character. As far as I know, Japanese people are hard-working. And another one is that Japanese tend to do as other people do. Sometimes it seems quite strange for foreign people. But I believe it is typical Japanese behavior.

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コメント

 「1人もいない」ってすごいですね。
 住民票の写し、出生届、火葬許可、、、どうしてるんでしょ~。
 何とかなってるんでしょう!

(余談)
 「Sponsored Link」のサブリミナル効果で刷り込まれたのかどうかわかりませんが、「わかさ生活の北欧生活」を見てみました。ただの通販サイトかと思ったら、結構本格的なつくりで感心しました!

投稿: kurokuro | 2007年6月19日 (火) 15時07分

この部署は市民が手続きにくる窓口もないので、誰もいなくても問題ないのかもしれないですね。必要な窓口にはセメスターといえども、職員がいるようです。
しかしながら、取り扱う事務が日本とは違うので、ちょっと状況が違いますね。

○住民票の写し これは地方税務署の仕事なのですね。

○出生届 スウェーデンでは出産した病院で手続きができ、それが地方税務署に転送され住民登録が完了するようです。したがって届け出る必要がないようです。

○火葬許可 スウェーデンは基本的に土葬が多いようです。亡くなったときには、まず教会に連絡するとか。死亡届は病院の医師によって発行され、地方税務署に転送されるようですね。出生届と同様の考え方なのでしょう。

スウェーデン埋葬法 第4章第3条をご覧ください。http://www.senshu-u.ac.jp/School/horitu/researchcluster/hishiki/hishiki_db/thj0090/rex33.htm

投稿: kinta | 2007年6月19日 (火) 20時04分

疑問解決。ありがとうございました!
(土葬ですよね!失礼しました。)

投稿: kurokuro | 2007年6月20日 (水) 08時12分

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