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2007年6月

ストックホルム/Stockholm

 2ヶ月ぶりの家族との再会を果たすためストックホルムにやってきました。2ヶ月ぶりのストックホルムは4月のころに比べすっかり夏になっています。ストックホルムに精通したある日本人の方に教えていただき、ストックホルムが一望できるセーデルマルム島の高台に連れて行ってもらいました。午後10時ころだったかと思いますが、地平線に沈んだ太陽の明かりがわずかに残っていました。ああ、水に囲まれたスットックホルムは美しい。
 ということで、家族サービスに専念するためブログの方は少しお休みしますね。

(左側の世界の電車窓の写真コーナーを少し更新しておきました。電車好きな方はぜひ。)

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世界の電車窓から(ウプサラ編)/Uppsala

 私のスカンレイルパスも2ヶ月の有効期限が残り少なくなってきたので、週末を利用してウプサラに行きました。(→地図)前回同様、シェレフテオからバスに乗り、さらに夜行列車に乗り継ぎ約12時間の長旅です。ウプサラは首都ストックホルムから1時間足らずの距離にある大学で有名な歴史ある街です。そして、この街は分類学の父リンネ(→参照)ゆかりの地なのです。しかも今年は天皇がスウェーデンを訪問したようにリンネ生誕300年の記念すべき年だったので、どうしてもここを訪れたかったのです(→参照)。
 この白夜の時期の夜行列車もなかなかよい体験でした。列車はひたすら南下するのですが、景色はずっと森林の中を走り、ときおり見える湖が夕焼けのように照 らす夜中の明かりに写り、なんとも幻想的なのでした。しかし、白夜といってもここは北極圏ではないので、南下するにつれて夜らしきものがやってきます。 シェレフテオに比べると、南下するに従い夜の暗さが増しますね。

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 朝7時にウプサラ駅に到着し、まず訪れたのはリンネ博物館とリンネ庭園。この博物館にはリンネのゆかりの品が展示してあります。リンネ庭園には1300種類もの植物が栽培されているそうです。次に、リンネの研究の舞台となったウプサラ大学。ここはスウェーデンで最も古い大学で、ヨーロッパ内でも屈指の伝統校だそうです。次にウプサラのシンボル、大聖堂を訪れました。この教会は北欧最大だとか。確かにゴシック建築のそびえる塔が街のいたるところから見えます。中に入っても厳かな雰囲気が漂っています。そして、この教会の中にはリンネの墓があるのです。花で囲まれたところがリンネの墓だそうです。
 ウプサラという街は小さいながらも、中世の雰囲気を漂わせる街でした。特に細い路地を入った景色がヨーロッパ的な雰囲気でたまらなく良いです。街を歩くと、あちこちでリンネの本や肖像画を見かけ、短い時間ではありましたがリンネの生涯に少し触れることができました。

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I took a train going south to visit Uppsala. That is why I have a Scanrail pass and the rest of valid term is getting less and less. Actually I wanted to visit Uppsala because this is 300th anniversay year since Linne was born as you know. I left Shelleftea in the evening and took a train from Bastutrask. It takes about 12 hours to get to Uppsala in total. This season has blight nights in Scandinavia, so I could see the beautiful scenery through the window. Most of the way to Uppsala, the train ran through forest. But sometimes I saw lakes shined by Sun set.

It was almost 7 o'clock when I arrived at Uppsala station. After that I visited Linne's museum, Linne's garden, Uppsala University and the parish church. I saw Linne's grave in the church, which is the biggest church in nothern Europe. It was a trip which I could touch the life of Linne.

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夏至祭/Midsommar

 22日はミッドソンマルアフトンという祝日で、夏至祭イブといったところです。この日にスウェーデンのあちこちで伝統的な行事が行われます。この行事を見逃してはなるまいと、シェレフテオの教会村の広場に行ってみました。
P1010498 午後1時から行事が始まるというので、13時少し過ぎてから広場に到着すると、会場の周りはたくさんの車であふれていました。いつもは人気がないところなのに、この日ばかりはさすがにすごい人出です。この場所にこれほどの人が集まったのを初めて見ました。ミッドサマーポールという、夏至祭のシンボルである柱を囲んで、バイオリンやギター、アコーディオンに合わせて年配の女性の方が歌っています。その歌が始まると、子どもを連れた親子が手をたたいたり、クルクルと回ったりしながら踊っています。民族衣装を着た女性や、夏至の七草で作った花の冠をつけた子どもたち、古い木造の家の前で家族たちと語らう人。みんなとてもいい表情でした。この教会村の古い家はいつもはどの家も閉まっているのですが、この日は持ち主の人が扉を開けて、親戚と一緒にコーヒーを飲んだり、食事を楽しんだりしていました。
 いつもこのようなイベントのときに感じるのが、スウェーデンって高齢者が多いなということです。とくに誰かのスピーチが始まると、座ってじっくり聞いているのは白髪の高齢の方ばかり。若い人もいないわけではないのですが、全体の割合からすると少ないでしょうか。
 もう一つ。日本と違うのは露店が少ないことですね。日本ならこの手のイベントには必ずといってよいほど、商機を見つけて露店がたくさんでますが、この会場内では見る限り2店だけでした。日本人の私にとっては少し物足りない感じでした。
 それでは、ミッドソンマルの民族音楽を聞いて臨場感をお楽しみください。
「midsommar.mp3」をダウンロード

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スウェーデン的話し合い/Swedish discussion

 いよいよ、スウェーデンの夏の最大行事である夏至祭(23日)が近づいてきました。スウェーデンではミッドソンマルと呼ばれていて、英語で言えばミッドサマー(真夏)です。といってもここ数日はこの前の25度を越すような暑さはどこかへ行ってしまって、20度以下の日が続いています。朝晩は10度前後まで気温が下がり、真夏と言うのには申し訳ないような陽気です。夏至祭の行事のメインはミッドソンマル前日(22日)に行われ、この日は国民の祝日になっています。シェレフテオでは何度か紹介した古い建物が建ち並ぶ教会村(Bonnstan)で行われます。また後ほどレポートしますね。
 さて、昨日はスウェーデンの福祉施策の充実が、女性の社会進出をもたらしたというところまで書いてみました。では福祉政策がなぜスウェーデンで発達したかということを書いてみたいと思います。この高福祉政策を支えているのは、高負担の税制であることは簡単に想像できるかと思います。所得税は30%程度、日本の消費税同様の間接税が25%(食料品などは12%)です。日本人的感覚では、こんなに高い税金をなぜ払う必要があるのかと感じることでしょう。どうやら、このような高負担・高福祉の国家政策が受け入れられるのはスウェーデン的民主主義のおかげのようです。
 この辺は色々な本にも書かれていまして、スウェーデンの政策決定の過程というのが、他の国の民主主義と若干違っているようなのです。というのもスウェーデン人は話し合いに長い時間をかけて、政策を決定していくボトムアップ型なのです。フィーカのときに話題が出るのですが、スウェーデンの政策の決定の仕方は話し合いの過程でたっぷり時間をかけてから実際に社会に導入されるため、実行に移してからが早いのだそうです。同じ北欧の国でもフィンランドは違って、話し合いに時間をかけず、トップダウンで短い期間で決定することが多いとか。そのため政策を修正して手戻りが多いそうです。話し合いに時間をかけても手戻りがない分、かかる時間は変わらないそうです。そればかりでなく、住民が十分に納得した上での決定なので、同じ方向に向かって協力し、政治への不平が少ないそうです。この辺の手法は日本とは違うところでしょう。
 その議論の過程、地方新聞による情報提供や世論の形成、それを支える情報公開制度、政治的関心の高さなどが総合的に作用し合い、高負担高福祉社会の構築という人々の共通認識ができたのでしょう。

 (地方新聞などのメディアによる情報提供・情報公開の透明性・政治的関心の高さ) → スウェーデン的議論 → 住民の共通認識の形成 → 政治への信頼感 → 高福祉高負担政策の決定 → 社会福祉制度の充実

といった流れでしょうか。何か回りくどい説明になってしまいましたが、いろいろな要素がからみあっているので社会の仕組みは複雑ですね。セメスターの後は、個々の要素を詳しく見ていきたいなあと思っています。

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価値観/Values

 時々このアパートの中ですれ違う住人を見ると、高齢の夫婦のみの世帯が多いのに気づきます。その理由は、スウェーデンでは数十年前から、高齢者が子どもと同居し面倒をみてもらうという習慣がなくなり、高齢になると一戸建ての家から手のかからないアパートに移り住むというライフサイクルがあるようです。親子の同居家庭は現在では数字上はゼロに等しいとか。また、スウェーデンでは、高齢者の介護は公共サービスによって提供されるべきだと考える人が多いそうです。だからと言って、親子関係が不仲というわけではなく、スウェーデン人の価値観の変化がそうさせたのでしょう。ちなみに、スウェーデンでもかつては長男が親と同居して、老後の面倒を見るという考え方が一般的だったそうです。これは韓国や日本など儒教に影響を受けた国々では、「長男が親の老後の面倒をみるべきだ」とする価値観が今もなお残っているのと対照的なところですよね。(どちらが良いとは判断が難しいところですが・・)
 話は昨日の続きなのですが、なぜスウェーデンで女性の社会進出が進んだかという理由ですが、意外にも経済の動きと連動していたようです。1960年代は日本と同様にスウェーデンでも高度経済成長期でした。この時期には産業界や公務部門で働き手が足りず、女性の求人が急増したそうです。しかしながら、その際にネックとなるのはどの国でも親の介護と育児の2つでしょう。親の介護については、生活していくのに十分な年金制度や介護の社会化が既にその時期には進んでいたため、年老いた親たちも自立した暮らしを送っており、問題となったのは育児の問題だったそうです。そこで国のリーダーシップにより、各地に保育所が多く建てられました。それらの女性を取り巻く環境が変化してきたことにより、それまで専業主婦として家庭にいた女性が働きに出ることが可能になったのです。(その裏には男性の意識の変化があったはずです。)
 ちょっとこれを整理してみると、順番は不正確かもしれないですがこんな流れです。今日のは仮説ではなくスウェーデンの今までの歴史的な流れです。

高齢者福祉への価値観の変化 → 年金・介護制度の充実 → 高齢者の自立 → (経済成長というタイミング) → 保育環境の整備 → 女性の社会進出

 次回は、さらに遡って、スウェーデンではなぜこのような福祉制度を築くことができたかというところに焦点を当ててみたいと思います。(つづく)

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女性のパワー/Women's power

 政府から2007年度の男女共同参画白書が発表されました。この白書を見ると日本はヨーロッパ諸国に比べると男女の格差というのが大きいことがよくわかります。2006年のジェンダー・エンパワーメント指数の世界のランキングでは、日本は第42位でスウェーデンは第2位だそうです。(→参照
 スウェーデンで暮らしていると、女性の社会進出がいかに進んでいるかというのを肌で感じとることができます。以前にも触れましたが、市議会議員のほぼ半数は女性ですし、マネージャークラスの会議に出席しても半分程度は女性、市の環境部門や建設部門でも女性が多く、道路工事などの現場で作業する女性も多く見かけます。日本や韓国で女性の社会進出が進まない原因はいろいろあるのでしょうが、儒教からくる伝統的な価値観が影響しているのではないかと感じています。多分この価値観は男女共同参画だけでなく、介護への考え方や家族同居に対する考え方にも影響しているのでしょう。
 昨日はセメスターについて触れましたが、スウェーデンでこのように長い休暇が取れるのは、女性の社会進出と深く関連しているのではないかと思います。家庭にとどまる女性たちを労働市場に引き出すことによって、国全体が真に豊かな生活を送れるようになるのではないかという仮説です。あくまで勝手に想像してみたのですが、こんな感じです。

1 女性の社会進出が進む →2 世帯の所得が向上する(国民一人あたりのGDPが向上する) →3 男性の労働時間が減る →4 休暇がとりやすくなる →5 男性の家事参加が増える → (1へ循環する) → (派生として a少子化に歯止めがかかる、b女性の所得が向上することで税収が増え国や自治体の経営が安定する) →6 個人が豊かな生活を送ることができる

 ちなみにGDPはご存知のとおり国内総生産で、これには家事労働などの金銭による対価を伴わないものはカウントされていませんので、国民一人当たりのGDPを算出する場合には実際に金銭として給与を得ている人の割合が多いほど、指標的に上位になるのではないかと想像しています。ちなみにGDPのランキングはこちら(→GDP)(→一人当たりGDP
 ではなぜスウェーデンで女性の社会進出が進んだかということが一番肝心なところですが、その社会的背景については次回触れてみます。
 ともかく、男女共同参画白書をご覧いただいて日本とスウェーデンの比較をしてみてください。特に図10の年齢階級別女性労働率のグラフを見ると、M字カーブを描く日本や韓国と、全体的にゆるやかな曲線の北欧諸国との差がよくわかります。この差が一人当たりGDPに大いに影響しているのではないでしょうか。一人当たりGDPと真の生活の豊かさの関連性は完全にイコールではないかもしれませんが、ニアリーイコールくらいには考えていいのじゃないでしょうか。

Japanese government has released a pamphlet named “Gender Equality in Japan (link is here)”. When you take a look at it, you will know the situation of gender equality in Japan is not enough. Especially in the international comparison, the difference is clear.  Actually, I found many women active in various fields here. I guess the difference of women’s status has some relations to economical index such as the index of GDP per person. In Japan the some women quite their jobs when they got their baby. Therefore, the labour force participation rate shows M-shaped curve in the graph. This is quite different from the situation in Sweden. I believe that it affects various aspects in the people’s life. If women become more active in Japanese labour market, whole society will be improved, I guess. And people will be able to get more free time in their life, which means the real rich life not only in economical richness but also private richness. But this is only my individual hypothesis which is not proved yet.

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セメスター/Semester

 今日は、フィーカ(fika)と同じくらいスウェーデンの文化を象徴する言葉、セメスター(semester)について紹介します。セメスターとはスウェーデン語で休暇という意味です。
 スウェーデン人の夏のバケーションが長いことはよく知られているところですが、ここでは職場によって若干の違いはあるものの6週間とか7週間のようです。ミッドサマーと呼ばれる夏至祭の前後から多くの人がバケーションに入ります。私の職場でも、6月の25日あたりから段々と休暇に入り、7月2日の週から4週間は職場に全く人がいなくなります。一人もいないのです。日本では信じられませんよね。色々な人にそれで何も支障はないのかと尋ねても、国の政府も一斉に休暇に入るし、社会全体がそうだから全く問題ないようです。すごい割り切り方ですよね。これも、暗く長い冬と引き換えに人々が真に必要としている時間なのかもしれません。(この時期をより有意義かつ経済的に過ごすため、サマーハウスが必要なようです。ずっとホテル住まいではかえって高くつきますものね。)
 そうは言っても、病院や福祉施設など人がいなくては困る職場もあると思いますが、そのような職場でも上手く勤務シフトを組んだり、臨時職員を雇ったりして全員が休めるようにするのだとか。保育所などもこの時期は親が休みなので、預ける子どもも少ないそうです。この6週間という期間を例にとって計算してみると、平日の5日×6週間という意味なので、要するに30日の有給休暇のわけです。実は日本でも有給休暇20日+お盆休み1週間+年末年始1週間という職場も多いのではないでしょうか。スウェーデンでは全部で6週間程度だそうですし、年末年始は日本ほど休まないのでしょうから、制度的には大して変わらないのかと思います。決定的に違うのはその消化率でしょう。スウェーデンでの休暇消化率は100%に近い数字らしいです。ちなみに日本では50%以下。(→参照)(→もひとつ参照
 例の新聞社のインタビューのときにも、日本ではなかなか有給休暇の消化率が思うように高くならないのだよと話すと、制度で保障されているのになぜなのかと不思議がっていました。確かに日本の職場は忙しいという理由や、日本人の勤勉な国民性もあるのかもしれませんが、それよりも「まわりを見回して、自分も休んでも平気かな」的な発想があるのじゃないかなと感じています。そのかわりに、まわりがあることをやり始めると「みんなやってるよ」とか「みんなで渡れば怖くない」的な発想があるのかとも感じますので、その辺が外国から見るとおかしな点なのでしょう。それとも、こういう発想って私だけなのかな?
 ともかく、スウェーデン的な社会を目指すのなら、その辺がネックなのでしょう。もう一つ大事なヒントを見つけましたが、話が長くなるので後の機会に・・・。もったいぶってすみません。

Today, I'd like to introduce the word "semester". I am feeling it is the word which symbolize Swedish culture as same as "fika".
Here in Sweden most of people take long summer vacation compared to in Japan.  It depends on the workplace but I feel it would be about 6-7 weeks per year on average. My question as a typical Japanese is "There wouldn't be a problem in whole society?" The answer is "No" in Swedish society. I heard that even Swedish national government goes into summer vacation on that season. It might be in a vacation in whole country. But thinking of the situation in Japan, there is no big difference in the length of holidays (including paid-vacation & Obon(summer) holidays & year-end, new year holidays). But people won't take all of the guaranteed holiday.
The reason of the situation maybe came from a Japanese character. As far as I know, Japanese people are hard-working. And another one is that Japanese tend to do as other people do. Sometimes it seems quite strange for foreign people. But I believe it is typical Japanese behavior.

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秩父市について/About Chichibu City

 このブログへのアクセスログを見ると、昨日のノラ・ベステルボッテン紙に紹介していただいたおかげで、スウェーデン国内(シェレフテオ市内)からのアクセスが見られるようになりましたので、この機会にシェレフテオ市民向けに秩父市の紹介をさせていただきたいと思います。

Because of yesterday's article in Norra Vasterbotten, it seems that some people in Skelleftea get interested in this blog. Therefore I'd like to introduce our city, Chichibu, to everybody in Skellefteå.

Chichibu City is located in the western part of Saitama and is located about 60-80km from the heart of Tokyo. Most of the Chichibu region has been designated as a National or Prefectural Park. It is blessed with natural environment. The Arakawa River flows through the center of Chichibu's area, and there are four dams. Because this area holds about 15% of all of Saitama, at 577.69 square km, there are many mountainous districts. About 87% of Chichibu's area is covered by forestland.

On April 1, 2005 Chichibu City, Otaki Village, Arakawa Village and Yoshida Town merged together forming the new Chichibu City. In the past lumber, silk and cement industries flourished. Now, Chichibu is famous for its fabrics. Recently, the electronics industry has been growing as a major local industry. And we also trying to regenerate the industry  related to wood by utilizing our forest resources such as bio-energy projects. With its abundant resources for tourism because of events such as Chichibu Night Festival and Pilgrimage of 34 temples, Chichibu attracts many people from different parts all over Japan.

And further detailed information is written in Chichibu City's website. Why don't you visit our website?
- English version is
HERE (Sorry, only a summary of our city and tourist attractions)
- Japanese version is
HERE (Even if you don't understand Japanese, you can see some pictures on our site!! Don't miss it.)

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ノルダノ(夏編)/Nordanå in summer

 シェレフテオの見どころをご紹介しているこのシリーズ。今日はノルダノ(Nordanå)と呼ばれる文化地区を紹介します。ここにはシェレフテオ博物館、ノルダノ公園、ヴェステルボッテンシアター、夏の間だけオープンするカフェ、アンティークショップ、クラフトショップのほか、伝統的なスウェーデン建築の建物がたくさんあります。(→Map)(→HP

P1010443 まずは、シェレフテオ博物館(→HP)。この建物はかつて学校として建築されたものですが、現在では博物館として利用されています。ここにはルレオ工科大学にある映画のセットを造る学科でつくられた作品、スウェーデンの建築物について紹介するコーナー、シェレフテオの街の昔の姿を紹介するコーナー、発見された石器など古代について紹介するコーナーなどがあります。シェレフテオの街の昔の地図を見ると、教区教会の周りが旧市街地だったことがよくわかります。入館料は40クローナで、月曜休館です。

P1010175この地区の中央に立つNyborgと呼ばれる建物はひときわ歴史を感じさせます。1764年に官舎として建てられたこの建物はその後、シェレフテオの会社の役員が1850年まで住んでいました。いまでは改修されギャラリーとして活用されています。

 つづいては、ノルダノゴーデン(Nordanågården)。このクリーム色の建物は1869年に製材所の支配人だったJTB Sidenという人が夏の別荘として建てたものです。現在ではレストランとして営業されており、結婚式などにも使われる人気のあるレストランです。ここは評判がいいそうです。その隣にあるファールンレッドの長屋風の建物には、夏の間だけオープンするカフェ、アンティークショップ、クラフトショップがあります。この建物もとても良い雰囲気で、特にクラフトショップはこの近くの人の手作りによるスウェーデンらしい手工芸品が買えます。ハンドメイドのためほとんどの品物が一点ものです。特に手袋などはスウェーデンらしいデザインでここにきたら買っておきたい一品。
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 そのほかにも池や水車小屋、石造りの古い橋など、風情のある建物ばかりのこの一帯。レヨンストルームス橋、教区教会、教会村(Bonnstan)と並ぶシェレフテオ市街地の四大観光名所と呼びたいところです。Life in Skellefteaにも写真を載せておきました。

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新聞記事/Article

 先日、Norra Vasterbotten紙の記者の方からインタビューを受けた話をこのブログに書いたところですが、今日土曜日の新聞に掲載されていました。全部で28ページあるうちの21ページ目の3分の2を割いて、なんかまた大袈裟な記事に仕上がっていました。
 見出しが、「ミッション-秩父を救え」となっており、その後には「シェレフテオに2か月前に”ゲスト”住民がやってきて、市役所で”ゲスト”職員として勤務している。味噌とワサビとふりかけの入ったスーツケース2個と3箱の荷物を持って彼は秩父市からやってきた」とが書いてあるようです。思わず「プーッ」と吹いてしまいました。記事の内容は、秩父市とシェレフテオとの産業連携交流のことや、このブログを書いている話、秩父市の面積の87%が森林であることや、スウェーデンの洗濯の話、ティッシュペーパーの話、スウェーデンでは肉にジャムをつけて食べること、アルコール専売のこと、日本ではスウェーデンほど休暇が取れないことなどインタビューで話したことがほぼ書かれていました。
P1010435 右側のデータ欄には、「出身:秩父市(東京の北80キロ)、家族:妻と5歳の娘(7月にスウェーデンに来る)、日本から持ってきたもの:味噌、ワサビ、醤油、ふりかけ、日本に持って帰りたいもの:トナカイ肉とトナカイソーセージ、スウェーデンで食べた料理:スウェーデン風ミートボール、ピーテパルト(すいとんのような郷土料理、そのうちにこのブログで紹介しますね)、トナカイとムース肉、彼が知っているスウェーデン語:フィーカ、セメスター(夏休みのこと)などと書かれています。スウェーデンの人が見たらどんな風に思うのでしょうね。
Hello, subscribers of Norra Vasterbotten! Valkommen till min blogg!
I read the article of me, but I couldn't understand all of it. If someone translate it into English or Japanese for me, please let me know. And also please let me know your impression and your idea about the collaboration between Skelleftea and Chichibu.

---How to make your comment----
First, click the title "新聞記事/Article" from the box on the left written as "最近の記事". Then, there are three small boxies, the first one is your name, the second one is your email address if you like to write, and the biggest one below is for your comment. Please fill in it.
Pa engelska tack!

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クリエイティブ・サミット/Creative Summit

今日はシェレフテオ市内でクリエイティブ・サミット(→HP)というイベントが行われました。このイベントは、シェレテオ市やルレオ工科大学、IT企業の協賛で開催されたのですが、ITやフィルムなどのクリエイティブな産業の発展を目的として行われたものです。このイベントの中で日本人の阿部晶人さんという方がプレゼンテーションをするということで、参加してきました。阿部さんは元電通マンで今はニューヨークに本社のある広告会社Obilvyでクリエイティブディレクターをされている方です。(剣道の達人のようです→安部さんのHP
 阿部さんのプレゼンでは、日本の文化的な側面から日本のクリエイティビティについての展望などの報告がありました。オタク文化や、ケイタイ文化など納得してしまうことが多々ありました。日本の文化というのはヨーロッパの人にしてみると本当に異質なのですよね。パネルディスカッションの中でも、よりクリエイティブになるための方法として、違う文化やアイデアをもつ人たちと話すことで新しいものが生まれるということをいっておられました。そう意味でもスウェーデンと日本のコラボ、バイキングとサムライの最強タッグは悪くないと思います。
 話はそれますが、スウェーデン人の中には日本通の人も多少はいるのですが、大方の人は日本についてあまり知識がありません。間違いなく誰でも知っているのはスシ、サシミ、マンガ、トヨタ、カラオケくらいでしょうか。あとは中国と混同されていることも多々あります。それと同じように日本人もスウェーデンのことをあまり知らないですよね。スウェーデンのイメージといえば、福祉国家、オーロラ、白夜、ABBA、ボルボ、スウェーデンハウス、そのような感じでしょうか。このブログを見ていただいている方は、既に日本では上位20%に入るくらいの北部スウェーデン事情通になっているはずです(笑)。まずはお互いのバックグラウンドを知ることが大事だなあと感じています。
 話は戻り、ここシェレフテオにもウェブデザイン等を行うIT企業が数社あるほか、ショートフィルム作成を支援する組織、ルレオ工科大学でもITに関連した研究を行っています。なかでも、シェレフテオに本社があるNorth Kingdomは、トヨタやコカ・コーラ、ホーダフォンなどの大手企業の作品も手がけているようです。この会社のホームページはクールなのでぜひ一度ご覧ください(→HP)。
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窓/Windows

 アパートの窓を開けるときにいつも思うのが、スウェーデンの窓はぶ厚くてしっかりしてるなあということです。それもそのはず、この辺りの真冬の気温はマイナス20度~30度まで下がるので、高気密・高断熱の住宅になっているのです。暖房設備が整っているのはもちろんなのですが、どこの家の窓も二重・三重のサッシになっています。
P1010394_1 スウェーデン住宅の典型は白い窓枠で、私のアパートの場合にはこのように3重のガラスの間にブラインドが収まっていて、窓枠に付いたハンドルでブラインドの調整ができるようになっています。こういうのは日本ではあまり見かけませんね。(これ、ブラインドに埃がたまらなくて良いです。)
 そう思っていたら、昨日、スウェーデン製のサッシの構造サンプルを見る機会があり、また一つ発見をしてしまいました。スウェーデンの住宅の窓枠は、外側がアルミで室内側は木製なのです。白い塗装がしてあるので、てっきり金属かと思っていたのですが、よく見ると私のアパートのサッシも室内側は木製でした。アルミは腐食には強い反面、熱を伝えてしまい結露しやすくなるので、両方のメリットを生かして、外側がアルミ、内側が木製の構造なのだとか。
 日本でも冬になると窓ガラスやアルミサッシの窓枠のところに結露して、ガラスとサッシとの間のゴムにカビが生えたりしていやな思いをしている方がいるのではないでしょうか。最近は日本でも二重サッシなどが一般的になりつつあるかと思いますが、ほとんどは外側がアルミ、内側が樹脂なのではないでしょうか。
P1010373 ネットで調べると、日本でも木製サッシは製造しているらしいのですが、ここまで立派なものは輸入品しかないのではと思います。値段も樹脂製に比べて高価なのですが性能は抜群とか。ただし、ペイントがされているものは、数年に一度ペンキの塗り替えが必要なようです。
 寒い国の住宅は、その気候にあった工夫が細かいところにもされているのですね。それにしても窓までも集成材の木製サッシとは、おそるべし木の文化の国だ。
(※サンプルの写真は左側が外、右側の取手が付いているほうが室内側です。スウェーデンでも規格が2種類あり、内側と外側のガラスの間隔が10センチと12センチの製品があるそうです。ちなみにブラインドが入っているのは、外側のガラスの内側のスペースの広い層です。サンプルはシェレフテオ市内にあるSNIDEX社の製品です。→SNIDEX社のHP

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子育て環境/Child care environment

 今日はスウェーデン人の友人の家に夕食に招かれてお邪魔してきました。彼の家はシェレフテオの市街から少し離れたコーゲという場所にあり、静かな住宅地でごく一般的な家が建ち並ぶ一角にあります。彼は家電販売店の営業部門で働き、彼の奥さんはシェレフテオ市の教育部門で働いている共働き家庭です。また、6歳の女の子と2歳の男の子の2人の子どもがいて、一家4人で暮らす平均的なスウェーデンの家庭といえるでしょう。彼は長男が生後3ヶ月のころ、1年間の育児休暇をとって育児に専念したという家族を大切にする一面を持っています。
 実際の暮らしぶりを拝見させてもらうと、4人家族には十分な広さの一戸建ての家、広い庭、室内にはいかにも北欧デザインという感じの上品な家具が揃えられており、スウェーデンが生活大国と言われる理由がよくわかります。6歳と2歳の子ども達もそれぞれ自分の部屋を持っていて、しかもその部屋というのも日本の広さでいうと6畳より広く、うらやましく思ってしまいます。写真に写っている芝生が青々と育った庭は、この辺りでは特に広い方ではないと言っていましたが、日本人にとっては十分すぎるほどの庭です。庭には、スウェーデンの子持ち家庭ではポピュラーなトランポリンが置いてあり、そのほかにも子供用の小さな家、ブランコ、すべり台など子どもが喜びそうな遊具がたくさんあります。それに加え、道を挟んだ向かいには遊具の整えられた児童公園があります。(児童公園は街のいたるところで見かけます。きっとかなりの数があると思います。)
 スウェーデンの保育園は小規模の施設がいたるところにあるのですが、この住宅地の一角にも保育施設があり朝6時から夕方6時まで保育ができるそうです。ただし、スウェーデンのフレキシブルな勤務スタイルのおかげで、実際には長時間預ける家庭は少なく、彼の家庭でも朝9時ころに預け、夕方4時半くらいには迎えに行くそうです。行政サイドでも児童手当などの経済的支援や育児休暇制度の充実を積極的に図り、日本とは比べ物にならないほどの環境ですね。こういう環境なら子どもがのびのびと育つだろうなあといつも感じます。実際にスウェーデンでも90年代に低下した合計特殊出生率(→参照)も回復傾向にあり、なかなか少子化に歯止めがかけられない日本との違いは明らかです。少子化傾向は児童手当などの制度を少しいじっただけでは、根本的な解決は程遠いなあと感じます。
 それよりも印象的なのは、日本の場合には少子化対策は人口減=国力衰退のような文脈で語られることが多いのですが、スウェーデンではそのように国のために少子化対策をするという考え方はないと聞いています。なぜ少子化対策をするのかについても、出発点に戻ってもう一度考えてみてもよい気がしました。
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市報/Municipal newspaper

 先日、このブログで地方新聞の話に触れたばかりですが、今日突然、ノラ・ベステルボッテン紙(→参照)の記者の方から電話があり、取材をさせてもらいたいとのことでした。この街には数少ない日本人がもの珍しいのでしょうか。断る理由もないので早速その記者の方と会い、新聞社のビルで取材を受けました。聞かれた内容は、仕事の内容やスウェーデンで何をしたいかとか、日本からどんな荷物を持ってきたかとか、困ったことは何かなどを聞かれました。プライベートの時間にこのブログを書いていることや、ここに書いた洗濯の話、ティッシュペーパーの話、床屋の話など困ったことシリーズの内容を話したら、記者も大分笑っていたのできっと面白おかしい記事に料理されるのではないかと想像しています。土曜日の新聞に掲載されると言ってましたけど、本当に載るのか疑問です。ついでに新聞社の中も見学させてもらいました。記者の方ももう少しで夏休みに入るそうで、夏休み期間中の2か月くらいは新聞のページ数も半分くらいになってしまうとか。やっぱりそれがスウェーデンなんですね。
 さて話は変わり、日本のどこの自治体でも広報誌というのを発行しているかと思いますが、ここシェレフテオでも年4回の季刊で「シェレフテオ」という広報誌が発行されています。この広報誌は市内の全世帯の郵便受けに配達されるのですが、つい先日、最新号が届きました。ウェブでもPDF形式で見られますので、下のリンクからご覧ください。

「シェレフテオ」市報2007年第2号(PDF)をダウンロード

 目次をめくるとトップ記事で、「木が日本へのドアを開けた」と書かれていて、2人の日本人がシェレフテオにやってきたという内容の記事が書かれています。秩父市とシェレフテオ市の産業連携交流の話と、住友林業とSPトレテックという研究所のコラボレーションの記事が載っています。私の名前も出てしまっているのですが、「アンバサダー」という表現がされていて、これが一番困ってしまうのですね。その表現はやっぱり荷が重過ぎます。年齢もなぜか1年歳をとっていて38歳になってしまっています。こちらは数えで年齢を数えるのかなあと思ったのですが、きっと違いますよね。
 やっぱり市報も今号は9人のフリーランスのジャーナリストによって記事が書かれています。これは秩父市とは違いますよね。というか日本ではあまりそういう話は聞いたことがないです。写真もさすがにプロが撮るだけあって、良い写真が多いですね。秩父市の記事にも良い写真が使われていますので、ぜひご覧ください。
 それとページをめくっていくと、折りたたみギターの記事が載っています。これはスウェーデン国内で開発され、シェレフテオで生産がされている代物です。先日、東京のスウェーデン大使館で開催されたスウェーデンデザイン展でも展示されたとか。ちょっと面白いので併せてご覧ください。

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行政計画/Administrative plan

 今日はちょっと真面目に地方自治ネタを少し。日本の地方自治体においては、地方自治法に基づき基本構想と呼ばれる基本的な行政の運営ビジョン(10年程度)を定めることになっています。また中期・短期的な計画として基本計画(5年程度)や実施計画(3年程度)と呼ばれるものを策定している自治体が一般的です。また、年度ごとのより具体的な計画は、年間の予算という数値により自治体議会で可決されることが必要となっています。
 さて、スウェーデンではどのようになっているのでしょうか。以前にもご紹介させていただいた小原亞生様の翻訳したスウェーデン地方自治法を見てみました(→小原様のサイト)。日本の地方自治法ほど細かな規定は見当たりませんが(もしかすると下位の法令にあるのかもしれません)、第8章の財政計画という項目に財政計画と行政計画について若干の規定がありました。スウェーデンの自治体の会計年度は暦年(1月~12月)となっており、第8章の第5条にはこのような規定があります。

「予算には、その会計年度における事業および財政に関する計画が含まれるものとする。(中略)予算にはまた、3ヵ年の財政計画を盛り込まれるものとする。会計年度は、常にこの3ヵ年の第一年次となるものとする。」

 要するに、単年度の予算というよりも、3か年ローリングの財政計画と事業計画がセットになっているのです。ちなみに、予算書も企業会計的な会計方式で、損益計算書的なものと貸借貸借表(投資的経費)の2つに区別されています。公営企業の財政計画も同じ冊子の中に記載されています。それとセットで、市の将来ビジョンというのが書かれています。
 シェレフテオ市の将来像は、「住む人にも働く人にも魅力的な、未来に向かって発展するまちシェレフテオ」といった具合です(訳が正確でないかもしれませんがご勘弁を)。このビジョンについて職場の人に尋ねてみると、産業振興により雇用創出など経済的な基盤を確保するとともに、住民が住みやすい生活環境を整備することが趣旨だと話していました。私がいる部署はTillvaxtkontoretという産業振興を扱っている部門だけに、産業振興という思い入れが多分に入っていることと思いますが・・・。それにしても、経済発展だけでは不十分で、住民が住みやすい教育・福祉・住宅・インフラ・自然など広い意味での環境整備が必要だということを力説していましたので、この辺りの考え方は万国共通でしょう。もちろん、秩父市の将来像「環境重視・経済回生 自然と人のハーモニー 環境・観光文化都市ちちぶ」(→参照)というキャッチフレーズとも多分に重なる思いがしました。
 また、その将来像を実現するための5つの大きな基本政策があり、各部門が実際に行う施策とその5本柱との関連性、および事業費について個々に書かれています。細かい話はともかく、予算と計画との関連性が上手く表現されているなあと感心しました。実際に冊子を見ていただいた方がわかりやすいと思いますので、興味のある方は下のリンクからダウンロードしてご覧ください。

シェレフテオ市(コミューン)の2007年予算・計画書
(予算については10ページから、将来像については21ページに記載されています。)

予算の編成過程、コミューンの行政の範囲については話が長くなりますのでまた別の機会に。

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レヨンストルームス橋/Lejonströmsbron

 今までにも紹介したことのある教会の近くの古い木橋ですが、色々と調べてみると興味深いエピソードもわかりましたので、詳しい情報をお伝えします。
 この橋の名前はレヨンストルームス橋といいます(地図)。1737年に建設され、その後も修復が繰り返されながら約270年たった今も現役です。スウェーデン国内で現在も使用されている木橋としては最古のものです。この橋の長さは173メートルで、ウメオにできた国内最長の木橋が完成するまでは、長さでも一番でしたが、今では長さでは第2位です。ただし、ウメオの橋は歩行者用ですので、自動車が通れる橋としては今でも国内最長です。
 かつて、第二次ロシア・スウェーデン戦争(フィンランド戦争)時の1809年5月15日にはこの橋の近くで戦いがありました。約6,000人のロシア軍がシェレフテオ教区教会に保管されたとうもろこしを奪おうとしました。それに対し、スウェーデン軍は650人の兵力で応戦しました。数で劣るスウェーデン軍は撤退しようとしましたが、そのときにこの橋ののそばで戦いが起こりました。スウェーデン軍は降伏して本隊を逃がそうとしたにもかかわらず、その日に多くの兵士の命が失われる結果となってしまいました。
 その結果、1809年の夏にはロシア軍がシェレフテオを占拠することになりました。その年の9月2日フロストコーゲという村で休戦協定が調印され、ヴェステルボッテンでの第二次ロシア・スウェーデン戦争は終結しました。その後9月17日にはフレデリクスハムンで講和条約(ハミナの和平)が締結され、その内容は、スウェーデンが600年間支配したフィンランドをロシアに譲るという厳しいものでした。その後フィンランドは1917年まで、ロシア帝国下の保護国フィンランド大公国として存続していくこととなります。
 ということで、今の橋の状況をご覧ください。4月に来たときと比べて、木々の葉が出て夏の景色にすっかり変わっています。しかし、何度見てもこの橋は美しいです。
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航空ショー/Air show

 今日は天気の良い土曜日でした。この週末にシェレフテオ空港(→地図)で開催されている航空ショーを見に行ってきました。空港に着くと航空ファンや家族連れなど多くの人で賑わっていました。ちなみに、このシェレフテオ空港の管制塔は木造で珍しいです。
 このショーでは、アクロバット飛行やフォーメーション飛行、スウェーデン空軍の戦闘機のデモ飛行などが行われました。白煙を吐きながら宙返りするアクロバット飛行も面白かったですが、一番すごかったのは戦闘機の飛行でしたね。スウェーデン空軍が誇る最新鋭機グリペン(Gripen)の飛行は音もスピードも迫力がすごいです(→参照)。この飛行機はSAAB社を中心とする企業グループで開発されたスウェーデン純国産戦闘機です。スウェーデンには畑や森の中に有事の際につかう滑走路が整備されていることは以前に触れましたが(→参照)、そのような環境下でも離着陸(700Mで離着陸可能)ができるよう開発されたのがこの戦闘機です。スウェーデンの防衛戦略というのが、戦闘機を各地の森の中のシェルターに分散して持ち、敵国に奇襲攻撃されても一度に戦力を破壊されずに反撃できる体制を維持することだそうです。そのような戦略に基づいた自国開発のコンパクトな機体なのだそうです(→参照)。また、アメリカなどで生産されている他社の戦闘機に比べ、軽量で本体価格や整備コストも格安であるというのもこの飛行機の特徴です。南アフリカ共和国やハンガリー、チェコなど、諸外国にも輸出しています。
 それにしても、神奈川県と同じくらいの人口(約900万人)しかいない国で純国産戦闘機ができてしまうのだからその技術力はすごいなと思います。この国は色々な面で独自な路線を行っているなと改めて思います。でも、まさか森の中の滑走路とグリペンとが同じストーリーの延長線上にあるとは思いもしませんでした。
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スウェーデン的卒業式/Swedish graduation

 今日はシェレフテオ市内の高校の卒業式の日でした。市内には3つの高校があるのですが、そのうちの1つの卒業式に参加してきました。スウェーデンの卒業式は昔からの伝統的なスタイルを続けているようです。卒業生のトレードマークは、白い帽子です。男子生徒はダークスーツにネクタイ、女子生徒は白いドレスがお約束のようです。
 この高校の卒業式はの近くの教会、何度か紹介したシェレフテオ教区教会で行われました。会場内は卒業生とその父兄で満員状態。午前11時になると教会の鐘が鳴り響き、卒業式が始まりました。初めに卒業生の数人が、歌、ピアノ、バイオリンの演奏を披露し、それから校長先生のあいさつがありました。その後に数人の生徒に対して表彰が行われました。最後に出席者全員でパイプオルガンの伴奏に合わせ合唱があり、卒業式は1時間足らずで終了しました。式が終わって卒業生たちが教会の外に出てきました。
(卒業式の歌を聴く→graduation_song.mp3)

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会場の外では、卒業生の父母、祖父母、兄弟姉妹など親戚一同がプラカードを持って待ち構えています。その数がすごいのには驚きます。教会の周りじゅう人、人。また、このプラカードというのが非常に面白い。卒業生の子どものときの写真と名前、クラス、また「おめでとう」などのメッセージが書いてあります。多くの人だかりでごった返す中を、卒業生たちが父兄らのところまでたどり着くと、心待ちにしていた一同が持っていた花やマスコットなどのプレゼントを首にかけて祝福しています。この風景がとても微笑ましかったです。卒業を喜ぶ親族がみんなで祝福しているのが伝わってきました。そしてその頃、卒業式の終わりを告げる教会の鐘が鳴り響きます。

(教会の鐘の音を聞く→church_bell.mp3

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 それぞれが記念写真を撮り終えると、近くで待機しているトラクターの荷台にクラスごとに乗り始めました。このトラクターで街中までパレードするのです。荷台ではにぎやかな歌声が響き、街の中央広場までトラクターで練り歩きます。広場ではコミューンで用意した特設ステージがあり、到着したクラスごとにステージに上り、またにぎやかな歌が始まります。それが終わると、街の中へと友達と一緒に散っていくのでした。

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 「旅立ちの日に」の歌の響く秩父の卒業式ともまた違うスウェーデン流の卒業式でした。未来のある若者たちが心躍らせる卒業式は、場所を問わず、見ている人の心をすがすがしくするものですね。
(追記:いろいろ聞いてみると、スウェーデンではstudentenといって高校の卒業式は人生の一つの節目であるため、親戚が家に集まってパーティをするなど特別な行事のようです。やはり高校を卒業すると進学するにせよ、就職するにせよ親元を離れるので、独り立ちする行事なのでしょう。日本の卒業式というよりは成人式というような感覚に近いのではないでしょうか。なにしろ人生の中で最も思い出に残る行事の一つのようです。)

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新聞/Newspapers

 この前もちょっと触れたのですが、シェレフテオの新聞事情は地方新聞が主流らしいのです。しかもスウェーデンでは日本と同じように、新聞の配達システム が発達していてほとんどの家に朝刊が配達されているようです。ちなみに、日本の新聞戸別配達率は95%に近く、世界一です。戸別配達は欧米では少数派なのかも しれませんね。
 シェレフテオの人々に一番読まれている新聞はNorra Vasterbotten(ノラ・ベステルボッテン)紙です。これはシェレフテオを中心とする北部ベステルボッテンで主に発行されている新聞です(→HP参照)。NVのロゴでおなじみのこの新聞のシェアは、このあたりでは8割程度とのことです。職場の人もよくこの新聞を読んでいますね。もう一つの有力地方紙はVasterbottens Folkblad(→HP参照)紙です。VFのロゴでおなじみのこの新聞は社会民主党系の新聞だそうです。このシェアが5~10%程度とのこと。この地方紙2紙でほぼ9割近いのではないかと聞きました。
 新聞の中身もローカルなニュースが中心です。よく見ると市議会議員や市の職員の顔見知りの写真が掲載されていることがよくあります。紙面の中で全国 ニュースと国際ニュースは合わせても3、4ページしかありません。そのほかは、ローカルなニュース、あとはスポーツ記事も充実しています。スウェーデンで は女子サッカーがポピュラーのようで、かなり大きな記事が掲載されていたりします。でも冬になるとアイスホッケー一色なのでしょうね。それと興味深いのは 家族欄。このページには、赤ちゃんの誕生や子どもの誕生日、高齢者の死亡記事などが載っています。これらの欄は広告料を払って家族が写真と記事を載せるの です。特に死亡欄は、お葬式の日程を知人に知らせたりするのに重要なようで、その日程や故人の紹介が書かれています。また、それには詩が添えられていたり するのですが、これがまた人々の涙を誘うそうで、まったく知らない人でもこの詩を読むと涙が出てくると職場の人も言っていました。
 それにしても、なぜこの小さな人口の地域で地方紙が2紙もビジネスとしてやっていけるのか疑問に思えます。おそらくこの地域の人口は10万人程度でしょ うから、発行部数も相当限られているはず。よく聞いてみると、こちらの新聞の収入源は広告収入の割合が大きいそうです。それと専属の記者が日本などに比べると少ないよ うです。各得意分野のフリーランスの記者から新聞社が記事を買うケースが多いと聞きました。そのような理由で、地方新聞が発達できる環境が整っているのでしょ う。
 それからシェレフテオには新聞以外にも地方放送局があります。ラジオ(FM)が2局、テレビが1局です。スウェーデンではマスメディアが重要な役割を果 たしていて、行政運営を監視するのに一役買っていると聞きましたが、地域密着型のマスコミというのがその一つの要因なのかなと感じました。

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ナショナルデー/National day

 6月6日はナショナルデーというスウェーデンの国民の祝日でした。街中でイペントが行われると聞いたので、シェレフテオの中央広場に出かけてみました。
 6月6日は、1916年から「国旗の日」として市民ベースではお祝いをしていたらしいのですが、正式にこの日が「ナショナルデー」となったのは1983年だそうです。また、国民の祝日になったのは2005年からだそうですので、比較的新しい休日のようです。この日を国民の祝日にするかどうかについては、国会においても数十年間にわたって様々な議論があったそうで、最終的な投票の末に2004年に議決されたとのこと。話し合いを基本とするスウェーデンらしいところです。ちなみに、6月6日である意味は、この日が1523年にグスタフ・ヴァーサ国王が選出された日ということと、1809年にスウェーデン憲法が調印されたのがこの日だったからなのだそうです。
 中央広場にはスウェーデン国旗が掲揚されていて、小さな国旗を持った人々がたくさんいました。警察署長さんなど公職にあると思われる方々がスピーチをしていて、その合間に音楽隊が演奏をしていました。その後、音楽隊を先頭に馬車、合唱隊、犬を連れた人たち、一般の人々が後に続き、長い行列で行進が始まりました。500メートル程離れたNordanåparkenという公園(→地図)まで行進するのだそうです。
 その公園では、古い趣のあるファールンレッドの建物の前で合唱隊が歌を歌い、その後に音楽学校の生徒たちによるミニコンサートが行われました。たくさんの人たちが公園には集まっていて、この歌を聴いていました。それほど大規模ではないですが、ちょっとしたお祭りのような感じです。それにしても、こちらのイベントはとてもほのぼのとしていますね。
 合唱隊の歌をお聞きください。風の音や周りの人の話し声など雑音が多いですが・・・
「P1010165.mp3」をダウンロード

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種の雪/Snow of seeds

 今朝もアパートの庭でハリネズミに出くわしました。近づいてよく見るとけっこう可愛らしい動物なのですね。さすがにゆっくりと逃げていきましたが、人間に対する警戒心もあまりなさそうに感じます。今日もシェレフテオの昼の気温は28度くらいまで上昇していましたが、心地よい暑さです。シェレフテオのような地球の北側に位置する街でも、雨の少ない夏中ずっと、このような良い天気が続くそうです。
 ところで、今日は職場から学校に行く途中に見たことのない光景に出会いました。いつものようにシェレフテオ川に架かる橋を渡っていると、川の上流の方から白い雪のような物体が、風に吹かれ横殴りに飛んできます。正体はタンポポや草木の種なのですが、遠くから見るとまるで雪が降っているかように、ものすごい数の種が飛んできます。綿帽子のような種が街路樹の脇の吹き溜まりになった場所に、山のように溜まっていました。それもそのはず、まわりを見渡すとタンポポの群生やら、草木の花が本当に力強く咲いています。長い冬を越して来年も花を咲かせるために、短い夏の間に種を遠くまで飛ばしているのでしょう。寒い国の植物の生命力を感じました。
 やはり、市役所脇の川沿いの土手もタンポポだらけ。空に舞う「種の雪」も写真ではわかりにくいですが、ちょっと見てください。
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夏が来た/Summer has come

 一昨日からこちらも急に気温が上がっています。特に昨日は気温28度もあり、ヨーロッパの中でシェレフテオが一番気温が高かったと新聞の一面に書かれていました(→参照)。今日も26度で一気に夏のような陽気です。つい数週間前までは、コートがないと寒かったのが嘘みたいです。ここでは急に夏がやってくるようです。しかしこの暑さは異常のようで、夏でも最高気温は20度~25度の間らしいので、温暖化現象ではないかと職場の人も話していました。
 周りの動植物を見ても、シラカバの葉は新緑から濃い緑にすっかり色を変え、木々の花も一斉に咲き始めました。人々の生活も、あれほど閑散としていた川辺に人が集まり、日光浴をしています。スウェーデン人が暗くて寒いて長い冬を過ごし、やっとやってきた夏に心を躍らせているようです。街角でも夏の間だけは、特設の屋外カフェが造られて屋外でコーヒーを飲んだり、食事を楽しんでいます。
 そういえば、昨日ナルヴィクからの帰りの電車で貴重な体験をしました。昨日の暑さで線路が膨張して波打つらしく、安全が確認できるまで3時間も車内で待たなければならなかったのです。しかもこの電車には冷房がないのかもしれません。あれほど暑かったのに乗客も窓を開けてしのいでいます。3時間も足止めを食らった原因というのも、ここの鉄道は設備が古いもので、その辺の対応ができていないのかと思っています。日本ではあれほど暑くてもそんな話を聞かないですものね。そこで、国では現在新しい幹線鉄道網建設の計画をしているそうです。シェレフテオにもその新鉄道が将来的には通過する計画があるらしく、どこを通すか市民の意見を聞いたりして計画を立てています。
 でもここの暑さは、日本の梅雨時の湿気もないし、日本人にとっては全然気にならないものです。というよりも、カラッとして快適そのものです。
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世界の電車窓から・ナルヴィク編/Train to Narvik

 週末の天気予報を調べると良い天気になるというので、電車でノルウェーのナルヴィクにミッドナイトサンを見に行こうと思いシェレフテオからバスに乗りました。バスに1時間弱、電車に乗り換えて9時間、片道で計10時間の旅です。日本で買ってきたスカンレイスパスの出番です(→HP)。この鉄道は世界最北の旅客鉄道と言われているのですが、本来の目的はキルナで産出される鉄鉱石を運ぶために建設された鉄道なのです。キルナはスウェーデンの北極圏内にある街ですが、ノルウェーのナルビヴィクの港が暖流の影響で冬でも凍らないため、国境を越えたナルヴィクから主に輸出されています。(→Google map
 バーストトレスク(Bastutrask)という駅から電車に乗り、初めの数時間はいつもの見慣れた針葉樹林の中を列車は北上します。ボーデン(Boden)という駅で乗り換え、列車は北西に進行方向を変え、鉄鋼石で有名なキルナ(Kiruna)の手前で北極圏に入ると、窓から見える景色が少しずつ変わってきます。線路の両側は低木と湿地帯のツンドラになってきました。キルナを過ぎたあたりからは右側に大きな湖が広がり、それが段々と氷に覆われてきます。この景色が素晴らしかったです。この辺りは国立公園に指定されているそうです。遠くに見える山々は真っ白な雪山で、その山の向こうはノルウェーです。(→Google map
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 アビスコ(Abisko)という村に近づくと、地理の授業で習ったU字谷が見えてきました。ノルウェーとの国境線付近は岩山ばかりでアルプスのような雰囲気です。国境を越えノルウェーに入ると景色は一変し、氷河地形の深いU字谷に変わります。しばらく進むとフィヨルドが見えてきました。その神秘的でダイナミックな風景は、今までみてきたどんな風景とも違う、言葉には言い表せないほど感動的なものでした。気付いたらその1、2時間で百回以上シャッターを押していました。スカンジナビア半島の東側と西側とでは、こんなにも地形が違うのだと感心しました。(→Google map
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 ナルヴィクの手前では視界がさらに広がり、景色に見とれてるうちにナルヴィク駅に着きました。ちなみにナルヴィクの街でのミッドナイトサンは、夜中の12時に海辺に行ってみたのですが山の陰に隠れてしまい太陽自体は見えませんでした、でも山の上のほうには日が当たっており、街中もかなり明るかったです。(最初の2枚は夜12時のナルヴィクの街、後の2枚は昼間です。最後の写真の右端に鉄鉱石の積出所が見えます。)
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 シェレフテオから1泊2日のこの鉄道旅行は絶対にオススメです。本当はもっとゆっくりできるとよかったのですが。乗っている時間は長いですが、タイガからツンドラになり氷河湖やU字谷の脇を通過してフィヨルドに通じるという変化に富んだ景色に決して飽きることはありません。
ヨーテボリ・ストックホルム~キルナ・アビスコ・ナルヴィクの列車時刻表(Connex)
ナルヴィクの情報
※ノルウェーの夏は雨が多く、なかなか良い天気の日がないそうです。ノルウェーの人たちは、夏の太陽を求めてスウェーデンに大挙して来るそうです。また、ノルウェーの物価はスカンジナビアでも最も高いです。ちなみにハンバーガー1個千円くらいしますので、ご承知おきを。
※スカンレイルパスを使う予定の方へ。注意書きには使用を始める際にスタンプをもらってヴァリデートしてくれと書いてありますが、心配になって車掌に何度も尋ねましたが、スタンプは必要ないと言われます。スタンプなしでも、使用開始日や使用日さえ自分で記入して検札の際に提示すれば大丈夫だと思われます。

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図書館/library

 今週からKOMVUXのスウェーデン語講座の方も、通常クラスに格上げとなりました。今までは準備的なものだったのですが、新しいクラスの方は少しレベルが上がりました。と言っても初級なんですけれども。今度は授業も全てスウェーデン語、授業は毎日3時間程度です。15人くらいのクラスですが、生徒の国籍がすごい。イラク(バクダッド)、アフリカ(ソマリアなど)、タイ、中国、フィリピンなど様々。やはりバクダッドやソマリアから家族で難民として来ていると聞くと、母国では深刻な状況なんだろうなと感じてしまいます。でも彼らはそんな素振りも見せずとても明るく、休み時間にはアフリカンダンスを披露してくれたりします。ちなみに、スウェーデンは積極的に難民を受け入れているようで、シェレフテオだけでも年間800人以上の転入があるそうです。(→参照)日本とは対照的ですね。
 ところで、先日、シェレフテオ市立図書館に行ってきました。スカンディックホテルやコンベンションホールと接した複合施設の中にあるのですが、施設的には秩父市の市立図書館と同程度です。蔵書も驚くほど多いというわけではありませんでした。雰囲気も普通の図書館という感じで、日本と大して変わりません。ただし、シェレフテオの移民事情を反映しているのか、英語やアラビア語、ドイツ語、スペイン語など色々な言語の児童書が置いてありました。この辺は日本の図書館とは一味違うところです。それと、開館時間が土曜日は午後4時まで、日曜日は閉館日となっています。個人的は日曜日に開いて欲しいなと思うところなのですが、ここでは商店街もほとんどが土曜日午後4時、日曜日閉店ですので、キリスト教のお国柄を反映しているのでしょう。
 また、帰り際には移動図書館を見かけました。これはさすがに、スウェーデン的ビッグサイズでした。P1000574_6
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野生キャンプ/Wildness camp

 夜になっても明るいこの時期、アフターファイブでも色々な活動ができてしまうから驚きです。昨日は仕事が終わった後に、キャンプ場のようなところに連れて行ってもらいました。シェレフテオ市街地から70キロほど西にあるスバンセル(Svansele)というところです。(→Google map
 ここにはキャンプ場、野生動物博物館、会議施設などがあり、夏には4輪バギー、冬にはスノーモービルが楽しめる総合アクディビティ施設です。特にワイルドネスキャンプと呼ばれているキャンプ施設は面白いです。サーメ人の家をまねたバンガローがいくつかあるのですが、ここでは宿泊はもちろん、コテージ内のかまどで調理もできます。実際にトナカイとムース肉、紅鱒を使った料理を体験しました。面白いのは、皿もフォークもコーヒーカップもすべて木製です。バンガロー内には電気もなく、ランプとろうそくの明かりで夜を過ごすそうです(夏は明るいので照明も要らないでしょうが)。寝るのはトナカイの毛皮の上で寝袋で寝るのだとか。このキャンプ場内にはサウナ、露天風呂があります。サウナに入った後に露天風呂に入り、そこからつながるウォータースライダーを滑って川のほとりにある水風呂にジャッポーン。それでも物足りなければ、すぐ脇の川にジャッポーンというのがスウェーデン流だそうです。なんともワイルドな施設です。
 実はここには雰囲気のある会議施設もあり、スウェーデン企業が外国の企業と会議をするときなど、接待を兼ねてよく利用されるようです。日本の企業の方もよく来るとか。確かに、これぞスウェーデンという体験です。(→HP参照
 近くには野生動物博物館があります。なにしろこの辺りは野生動物の宝庫だそうで、数多くの種類の野生動物が生息し、そのはく製を展示してあります。また、近くにはサーメ人が営むトナカイ牧場もあるそうです。
 いやー、今までスウェーデンの中で訪れた中では一番面白そうな場所です。こんな環境の中で会議がやってみたい。この野生の環境の中で語らうと、知らないビジネス相手とでもすぐに打ち解けてしまうのでしょう。
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治安/Peace

 今日のヤフーのニュースを見ていたら、各国の平和度ランキングというのが出ていました。イギリスの調査機関が世界の百国以上を対象に、治安などの平和度をランキングにしたそうです。日本は世界で第5位に平和な国だそうです。ちなみにスウェーデンは第7位です。
 こちらに住み始めてまだ1ヶ月強なのですが、季節がよくなっているせいもありますが、スウェーデンは非常に住みやすい社会だなあと感じます。やはりその大きな原因は治安がいいということでしょう。怪しげな人やホームレスの人を全く見ることがありません。首都のストックホルムにおいてもそうでした。このランキングでもノルウェーやデンマークをはじめとした北欧の国々が上位にあるのは、どう見ても手厚い社会保障制度のおかげだと感じます。アメリカは96位でした。この順位は、競争の激しい資本主義の代表格であるアメリカと、平等を基本とした社会民主主義の北欧諸国の対照的な一面なのだろうと感じます。(スウェーデンでも右寄りの政党が与党となったという揺り戻しは見られる状況ですが)
 最近の日本の格差社会という話題で持ち出される「ジニ係数」というデータがありますが、このデータと治安のランキングはなにか似通っている気がします(→参照)。もうひとつ、国民性とか主観的な部分を考慮する必要があるかと思いますが、各国の「人生の幸福度」というのも面白いのでご覧ください(→参照)。こういうデータを見ていると、競争社会と平等社会のどちらの社会に住みたいのか、その社会にどれだけの税金を払うのが我慢できるのか、もう一度考えてみたくなりますね。

Countries most at peace ranked first
    Rank      Country           Score
    1         Norway             1.357
    2        New Zealand      1.363
    3         Denmark            1.377
    4         Ireland              1.396
    5         Japan               1.413
    6         Finland              1.447
    7         Sweden             1.478
    8         Canada             1.481
    9         Portugal            1.481
    10       Austria              1.483
    11       Belgium             1.498
    12       Germany           1.523

----------(以下主な国)-----------------------
    25      Australia            1.664
    32     South Korea          1.719
    33      Italy             1.724
    34      France            1.729
    49   United Kingdom          1.898
    96    United States
            of America           2.317
    99    South Africa           2.399
    100    Philippines           2.428
    118     Russia           2.903
    119     Israel           3.033
    121     Iraq           3.437

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