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世界の電車窓から・ナルヴィク編/Train to Narvik

 週末の天気予報を調べると良い天気になるというので、電車でノルウェーのナルヴィクにミッドナイトサンを見に行こうと思いシェレフテオからバスに乗りました。バスに1時間弱、電車に乗り換えて9時間、片道で計10時間の旅です。日本で買ってきたスカンレイスパスの出番です(→HP)。この鉄道は世界最北の旅客鉄道と言われているのですが、本来の目的はキルナで産出される鉄鉱石を運ぶために建設された鉄道なのです。キルナはスウェーデンの北極圏内にある街ですが、ノルウェーのナルビヴィクの港が暖流の影響で冬でも凍らないため、国境を越えたナルヴィクから主に輸出されています。(→Google map
 バーストトレスク(Bastutrask)という駅から電車に乗り、初めの数時間はいつもの見慣れた針葉樹林の中を列車は北上します。ボーデン(Boden)という駅で乗り換え、列車は北西に進行方向を変え、鉄鋼石で有名なキルナ(Kiruna)の手前で北極圏に入ると、窓から見える景色が少しずつ変わってきます。線路の両側は低木と湿地帯のツンドラになってきました。キルナを過ぎたあたりからは右側に大きな湖が広がり、それが段々と氷に覆われてきます。この景色が素晴らしかったです。この辺りは国立公園に指定されているそうです。遠くに見える山々は真っ白な雪山で、その山の向こうはノルウェーです。(→Google map
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 アビスコ(Abisko)という村に近づくと、地理の授業で習ったU字谷が見えてきました。ノルウェーとの国境線付近は岩山ばかりでアルプスのような雰囲気です。国境を越えノルウェーに入ると景色は一変し、氷河地形の深いU字谷に変わります。しばらく進むとフィヨルドが見えてきました。その神秘的でダイナミックな風景は、今までみてきたどんな風景とも違う、言葉には言い表せないほど感動的なものでした。気付いたらその1、2時間で百回以上シャッターを押していました。スカンジナビア半島の東側と西側とでは、こんなにも地形が違うのだと感心しました。(→Google map
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 ナルヴィクの手前では視界がさらに広がり、景色に見とれてるうちにナルヴィク駅に着きました。ちなみにナルヴィクの街でのミッドナイトサンは、夜中の12時に海辺に行ってみたのですが山の陰に隠れてしまい太陽自体は見えませんでした、でも山の上のほうには日が当たっており、街中もかなり明るかったです。(最初の2枚は夜12時のナルヴィクの街、後の2枚は昼間です。最後の写真の右端に鉄鉱石の積出所が見えます。)
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 シェレフテオから1泊2日のこの鉄道旅行は絶対にオススメです。本当はもっとゆっくりできるとよかったのですが。乗っている時間は長いですが、タイガからツンドラになり氷河湖やU字谷の脇を通過してフィヨルドに通じるという変化に富んだ景色に決して飽きることはありません。
ヨーテボリ・ストックホルム~キルナ・アビスコ・ナルヴィクの列車時刻表(Connex)
ナルヴィクの情報
※ノルウェーの夏は雨が多く、なかなか良い天気の日がないそうです。ノルウェーの人たちは、夏の太陽を求めてスウェーデンに大挙して来るそうです。また、ノルウェーの物価はスカンジナビアでも最も高いです。ちなみにハンバーガー1個千円くらいしますので、ご承知おきを。
※スカンレイルパスを使う予定の方へ。注意書きには使用を始める際にスタンプをもらってヴァリデートしてくれと書いてありますが、心配になって車掌に何度も尋ねましたが、スタンプは必要ないと言われます。スタンプなしでも、使用開始日や使用日さえ自分で記入して検札の際に提示すれば大丈夫だと思われます。

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コメント

「世界の車窓から」のカレンダー、ウチにもあるのですが、カレンダーとかポスターになりそうなほど素敵な写真ですね。青い空がきれいで吸い込まれそうです。

投稿: まりん | 2007年6月 5日 (火) 13時00分

あの景色は本当に感動ものです。完全に吸い込まれましたね(笑)。

投稿: kinta | 2007年6月 5日 (火) 16時25分

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