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子育て環境/Child care environment

 今日はスウェーデン人の友人の家に夕食に招かれてお邪魔してきました。彼の家はシェレフテオの市街から少し離れたコーゲという場所にあり、静かな住宅地でごく一般的な家が建ち並ぶ一角にあります。彼は家電販売店の営業部門で働き、彼の奥さんはシェレフテオ市の教育部門で働いている共働き家庭です。また、6歳の女の子と2歳の男の子の2人の子どもがいて、一家4人で暮らす平均的なスウェーデンの家庭といえるでしょう。彼は長男が生後3ヶ月のころ、1年間の育児休暇をとって育児に専念したという家族を大切にする一面を持っています。
 実際の暮らしぶりを拝見させてもらうと、4人家族には十分な広さの一戸建ての家、広い庭、室内にはいかにも北欧デザインという感じの上品な家具が揃えられており、スウェーデンが生活大国と言われる理由がよくわかります。6歳と2歳の子ども達もそれぞれ自分の部屋を持っていて、しかもその部屋というのも日本の広さでいうと6畳より広く、うらやましく思ってしまいます。写真に写っている芝生が青々と育った庭は、この辺りでは特に広い方ではないと言っていましたが、日本人にとっては十分すぎるほどの庭です。庭には、スウェーデンの子持ち家庭ではポピュラーなトランポリンが置いてあり、そのほかにも子供用の小さな家、ブランコ、すべり台など子どもが喜びそうな遊具がたくさんあります。それに加え、道を挟んだ向かいには遊具の整えられた児童公園があります。(児童公園は街のいたるところで見かけます。きっとかなりの数があると思います。)
 スウェーデンの保育園は小規模の施設がいたるところにあるのですが、この住宅地の一角にも保育施設があり朝6時から夕方6時まで保育ができるそうです。ただし、スウェーデンのフレキシブルな勤務スタイルのおかげで、実際には長時間預ける家庭は少なく、彼の家庭でも朝9時ころに預け、夕方4時半くらいには迎えに行くそうです。行政サイドでも児童手当などの経済的支援や育児休暇制度の充実を積極的に図り、日本とは比べ物にならないほどの環境ですね。こういう環境なら子どもがのびのびと育つだろうなあといつも感じます。実際にスウェーデンでも90年代に低下した合計特殊出生率(→参照)も回復傾向にあり、なかなか少子化に歯止めがかけられない日本との違いは明らかです。少子化傾向は児童手当などの制度を少しいじっただけでは、根本的な解決は程遠いなあと感じます。
 それよりも印象的なのは、日本の場合には少子化対策は人口減=国力衰退のような文脈で語られることが多いのですが、スウェーデンではそのように国のために少子化対策をするという考え方はないと聞いています。なぜ少子化対策をするのかについても、出発点に戻ってもう一度考えてみてもよい気がしました。
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