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2007年5月

灯台/Lighthouse

 シェレフテオ市はボスニア湾に面しているのですが、その湾を臨む場所に古い灯台があり、職場の人達と一緒にそこを訪れる機会がありました。その場所は市街地から50キロほど離れたところで、地名をビョーロクラブ(Bjuroklubb)といいます(→Google map)。今日のシェレフテオはどんよりと曇っていて、しかもここは岬という地形なので風が強く、何しろ寒かった。
 ここには1859年に建てられたという古い灯台があり、150年経った今でもきれいに保存されています。ここは当初は灯台として建てられましたが、その後GPS等の航海技術が発達して一度は廃止され、ロシアの軍事通信を傍受して暗号解読をするなどスウェーデン軍の施設として使われていました。その後この軍事目的としての利用の必要なくなったため、地元の人々のボランティアによってメンテナンスがされ、この海に面した立地と歴史的資産を生かした観光目的での活用が図られています。(→HP参照)この灯台の照明施設は、ハンドメイドの特注品だそうで、当時の建設費を今の金額に換算すると約40億円だそうですからすごいことです。
 かつてはこの灯台の照明の燃料にはチューリップの油が使われており、灯台ですからかなりの燃料を使うことため、燃料の搬入がかなり大変だったそうです。灯台の辺りは岩だらけで、人力で燃料を運んでいたというのですから、相当大変だったことでしょう。その後は電気に替わったそうですが、現在では灯台としての役目はしていませんが、夜になると照明が点灯されるそうです。それを聞くとなんとなく、ロマンを感じますね。
 灯台の近くにカフェもありフィーカも食事もできます。近くには砂浜もありキャンプもできるそうなので、夏になったらまた来てみたい気がしました。あー、それにしても寒かった。
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スウェーデン的デザイン/Swedish design

 スウェーデンをはじめとする北欧デザインといえば、インテリアや雑貨類の好きな方は興味があるところでしょう。ご存知のとおり、北欧のシンプルかつモダンなデザインは世界中の多くの人を魅了しています。実際に家やオフィスの中でも、いすやテーブルなどシンプルなインテリアで溢れています。
 ここシェレフテオの街を歩いてみても、インテリアや雑貨を扱うお店をたくさん見かけます。店内に入ると、どのお店もなぜか心地よい感じに包まれます。商品を見ると、モノトーンや落ち着いた色調のものも多いのですが、原色を使った色使いのものでもデザインがシンプルなので飽きがこないのでしょう。例えば、キッチンウェア。テキスタイルや食器類なども、もちろんスウェーデン的なデザインです。他にも家具は素材の良さを生かした機能的なデザインですし、子ども服は色使いやデザインがポップな感じで、どれも子どもに買ってあげたくなるようなものばかりなのです。デザインが素敵な割には、なぜか値段はそれほど高くないように感じます。
 シェレフテオ周辺にも、家具などのデザインを専門にしている会社がいくつかあるそうです。(追記:シェレフテオにある家具デザイン会社のサイト→AllinWoodKallholmen)こんな素敵なデザインのモノたちに囲まれて生活したら、きっと心地よい生活が送れるのでしょうね。雑貨好きの方、北欧デザインをお試しあれ。

*****こちらのサイトで北欧デザイナーの商品が見られます******
スカンジナビアデザインセンター
スウェーデンのデザイン

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困ったことシリーズ(床屋編)/Hair salon

 スウェーデンに来て一番心配していたことの一つが散髪です。日本でも店を変えるのがいやで、ここ十数年は決まった店に通っていました。髪が伸びてもずっと我慢してきたのですが、さすがに堪えきれず今日仕事が終わった後に行ってきました。その名も「ノルディック」という床屋、いわゆるバーバーです。
 店に入ると散髪台が2つあるのですが、理容師が一人でやっています。順番が来て散髪台に座り、何と伝えようかと悩んだのですが、あまり短く切りたくなかったので、「あんまり短くしないで、1.5センチ位切ってくださいね。自然な感じでお願いします。」と心もとない英語で注文しました。この理容師はイランから10年前にスウェーデンにやってきて、お店を始めたんだとか。スウェーデンの冬は暗いのと寒いので大変だよ、などと世間話をしながら日本と同じようにエプロンのような布をかぶせられました。するとおもむろにバリカンを取り出し、スピーディな手さばきで「ウィ~~ン」と襟足から刈り始めました。なんかいやな予感がするなあと思いつつも、身を任せたまま座っていると、もみ上げから耳の上の方までウィーーン・・・。まずいでしょ、それ切り過ぎですよ・・・と言いたかったのですがあまりの手際のよさに何も言えず、思っていたより大分短く刈られ気味。。。やっぱりいやな予感がしたんだよなあ。
 ま、仕方ないからあきらめるかと思い直し、今度はハサミを使って修正してくれるんだよなあと期待をしつつも全体的に揃える程度で、ハサミを使い分けるわけでもなく、20分ほどで終了。この後、お湯で流してくれるのかなぁと期待するも、ブラシで散髪した髪を払い、整髪料で全体を整え終了。最後には、日本と同じように鏡で襟足を写してくれましたが、もうどうにもならないですよね。
 約20分でシャンプーもひげそりもなしで、280クローナ(約5,000円)なり。この値段ならこの店儲かるだろうなあ思いつつ、店を後にしたのでした。でも、この理容師さんの人柄がすごく良くて、とても憎めそうにないことがせめてもの救いでした。今日わかったこと・・・やっぱり英語で散髪のイメージを伝えるのは難しかった(笑)。それと、散髪料の値段の高さもやはり例外ではなかった。以上。
(追記:後で聞くところによると、この値段は安い方だそうです。特に女性向けの美容院などではカットで400クローナ(約7,200円)以上はするとのこと。カリスマ美容師並みですかね。移民の人がやっているお店の方が割安だそうです。)
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シェレフテオ教区教会/Skellefteå Landskyrka

 ついに夜中も空に明るさが残り、暗くなることがなくなりました。太陽は地平線の下に沈むのですが、日本の夕方のように夕焼けのような明るさが残ったまま、地平線の浅いところを這うようにして、しばらくしてまた朝日が昇ってきます。太陽は北に近い東側から昇り、また北に近い西側に沈みます。朝だと思って目を覚ますと、午前3時だったりしてぐっすり眠れなくなりました。このような日々があと1ヶ月は続くのでしょう。
 さて今日は、以前から写真で紹介しているシェレフテオ教区教会(Skellefteå Landskyrka)の内部をご紹介します。この教会はもともとは1320年代に設立された、シェレフテオの教区教会です。教区というのは今で言う行政区のようなもので、1991年までは住民登録は教区教会で行われていました。今では住民登録は既に紹介したように、地方税務署で行われています。つい最近まで教会で住民登録が行われていたというのは、ちょっと驚きですね。住民登録の事務の効率化や、政教分離の目的から地方税務署に事務移管されたそうです。
 この教会の建物は、1800年に建造されたネオクラシカル様式の建築で、その後の修復を経て現在に至っています。教会の中には中世に作られた数々の彫刻が置かれています。最も古いのは、「シェレフテオのマドンナ」といわれる12世紀に作られたロマネスク様式の彫刻で、クルミの木で作られており、ドイツで作られたものと言われているそうです。そのほかにもパイプオルガンや絵画もあり、教会の中にはとても神聖な雰囲気が漂っています。シェレフテオの見どころの一つであるこの教会は、朝10時から夕方16時まで開放されており、どなたでも中を見学できますのでぜひ機会があれば訪れてみてください。
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社会保険等/Social insurance

 一つ書き忘れました。これからスウェーデンで労働をされる予定の方への情報です。私の場合は1年間の労働許可・居住許可を取りましたが、実際に入国したのは1週間ほど遅れて到着しましたので、スウェーデン国内に滞在できるのは1年間を欠けることになります。日本から給料が支給される場合で、1年未満の滞在の場合には、両国の条約等で取り決めがあり、出張扱いになりスウェーデンでの納税義務は発生しないようです。ただし、日本で納税する必要が出てきます。
 それと、社会保障制度への加入も納税と同様の扱いになるそうで、児童手当やら失業保険などスウェーデン住民としての社会保障制度の恩恵は受けられませんのでご注意ください。医療保険も受けられないとのことですので、それについては民間の海外旅行保険でカバーするしかないでしょう。ただし、病気になった時にはこちらの医療機関でもちろん診察を受けられるので心配いらないとのことでした。社会保障制度に加入する手続きは次の通りです。申請用紙を提出していても、加入要件に該当していないとだめです。

1)地方税務署で住民登録(IDカードの手続きと同様)
2)数週間してから社会保険事務所(Försäkringskassan)から申請用紙が住所地に郵送されてくるので、それに記入し必要書類を同封し返送。

 スウェーデンの社会保障制度の概要は社会保険事務所(Försäkringskassan)のホームページで見られます(英語)。

社会保険事務所(Försäkringskassan)ウェブサイト
制度概要が書いてあるパンフ(PDF)

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IDカード/ID card

 ついにスウェーデンのIDカードができました。今までの手続きはこんな感じです。これからスウェーデンに住む予定のある皆様ご参考にしてください。

1)地方税務署で住民登録(要パスポート)
2)1週間ほどして、住所地に住民票が郵送されてくる。(IDカード申請用ともう1枚の計2枚が同封されている)
3)郵便局または銀行に行く。スウェーデン人でIDカードを持っている人と一緒に行く必要がある。(必要書類 住民票、パスポート、発行手数料300クローナ、顔写真・・・大きさに制限があり目からあごまでが1.5センチ以上ないとダメ)ちなみに、このときに銀行口座も同時に開設手続きができる(Swedbankの場合)。
4)申請が受理されると数日してから、IDカードを発行する機関から住所地に手紙が送られてくる。(発行までに2週間ほどかかるので、できがったら銀行に送られるのでとりに行ってくれと書いてある)
5)2週間ほどして、IDカードが届いたとの手紙が銀行から送られてくる。
6)銀行にできあがったIDカードを取りに行く。

以上の手続きで約1ヶ月かかりました。一応これで晴れてスウェーデンの住民になれた気がします。(写真:上のカードがIDカード、下が銀行のカードです)
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ボーリーデン/Boliden

 スカンジナビア半島の3国(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)の共同経営のスカンジナビア航空が今日からストライキに入っています。国際線は飛んでいるらしいのですが、スウェーデンの国内線が運休しています。社員のうちスウェーデン人の社員の労働組合がストを決行しているのですが、その労働組合もいくつかに分かれているようで、一部がまだ交渉がまとまらずストが続いている模様です。組織化された行動もスウェーデン流といえるのでしょう。
 さて、昨日に引き続き、今日はボーリーデン(Boliden)にある大きな採掘現場を見ることができました。(→参照)今までにも何度か触れましたが、シェレフテオの主要産業の一つに鉱業があり、現在も大規模な採掘が行われている鉱山に行きました。ここでは露天掘りではなく、坑内掘りといわれる、地下に穴を掘ってそこで鉱石を採掘する方法を採っています。
 現場に着くと早速、専用のつなぎと長靴、ヘルメット、防護メガネ、手袋、懐中電灯という重装備に着替えさせられます。まるでNASAの宇宙飛行士風のつなぎなので、重々しい雰囲気です。その後、鉱山用のエレベーターに乗り込み、一気に地下800メートルまで下ります。このエレベーターにはフェンスしか付いていないので、下りながらも直接岩肌の見えており、意外とスピードも速くスリリングです。地下800メートルの坑内は頭上から水滴が垂れ、足元もぬかっているのでこの重装備が不可欠なんだとわかりました。聞くところによると、スウェーデンの採掘技術はオートメーション化され、世界トップクラスだそうです。実際に見ても、採掘現場には大規模な機械が設置され、見学者以外はほとんど人がいません。また、ここで働いている人には女性が多いのにもびっくりします。鉱山の仕事というと危険もつきまとい、体格のいい男性のイメージがあるのですが、想像とは違っていました。
 坑内の写真を貼っておきますので、ご覧ください。
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バイオガス施設/Bio-gas plant

 今日はシェレフテオに昨年完成したバイオガス・プラントを見る機会がありました。これは、家庭から出る生ごみをメタン発酵させ、そのガスを自動車燃料に利用しようというものです。バイオ・エタノールとともにスウェーデン国内で積極的に進められているプロジェクトの一つです。(→参照
 市街地から車で10分ほど行ったところにこのプラントはあります。プラントの敷地に入ると、バイオガスの補給所があり、実際に燃料を入れている車がありました。既に公用車の一部にボルボのV70バイ・フューエル(→参照)が導入されています。この車は、バイオガスとガソリンの2つのタンクがあり、優先的にはバイオガスで走るのですが、ガスがなくなると自動的にガソリン燃料に切り替わるというスグレモノです。給油口もガス用、ガソリン用の2つあります。2012年までには市の公用車の3割をバイオガス車にする計画だそうです。
 実際にプラントの内部に入ってみました。脱臭装置のおかげで建物の外では全く感じなかったのですが、内部では生ごみの臭気がすることは否めません。家庭からの生ごみは市指定のとうもろこしを原料とした袋に入れて出さなければならないことには以前に触れたところですが()、この袋に入れた生ごみがごみ収集車によってバイオガス施設に集められます。まずは収集車から出されたゴミが攪拌され、その後、発酵や精製などのいくつかの過程を経てメタンガスに精製されていきます。最終的にこのガスは200倍に圧縮され液化し、これを自動車に補給するようになります。ここで作られたバイオガスは、ガソリンと比較して20%低い価格で販売されているとのことでした。また、すべての過程を経て最後に残った残さ(かす)は、ペレットに加工されて肥料に利用されます。
 最も感心したのは、この施設の建設費用が約25億円程度かかったそうなのですが、ガスの売却収入でこの投資費用が10年で回収できてしまうそうです。燃やしてしまえばただのごみなのですが、ここでは生ゴミが価値のある燃料に生まれ変わり、投資コストまで回収できてしまうのです。その他にも、燃やすごみの量は減ること、ガソリンより安い燃料が供給できること、カーボンニュートラルで環境にやさしいなどのメリットがあります。
 やはりこのような施設を目の当たりにすると、スウェーデンの人々の環境に対する思想や真剣に取り組む姿勢を賞賛せずにはいられません。国内にはここを含め、バイオガスプラントが家庭ごみ用が17ヶ所、汚水処理用は100ヶ所以上もあるそうです。
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天皇訪瑞/Emperor's visit

 ここ数日暖かい日が続いていて、すっかり春が来たようです。気温は16、7度といったところです。ちょうど日本の4月くらいの陽気ですね。
 天皇皇后両陛下がスウェーデンを訪問していることがこちらでも報じられています。職場でもその話題に触れることがあります。何歳なの?とか聞かれたりするのですが、正確な年齢も知らなかったので、70歳くらいだと思うよなどと答えておいたのですが、後で確認したらそれほど違っていなかったのでほっとしました。
 スウェーデンの新聞でどのように報じられているのかなと思い、関連記事が載っているP1000678新聞を探したのですが、こちらは意外なことに地方紙や業界紙が発達していて、ヴェステルボッテン内のニュースを取り扱う新聞が多かったりします。したがって、見つけるのにだいぶ苦労しましたが、やっとのことで見つけました。これは全国的に発行されているフリーペーパーの「メトロ」という新聞なのですが、これを手にとって見たら天皇の記事が載っていました。といっても写真だけなのですが。

ちなみに、宿泊先の宮殿はこんなところらしいです。(参照
ネットでの記事はこんな感じでした。(→参照) こちらには詳しい情報が掲載されていました。

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知事公邸/Governor's Residence

 今日は夕方からウメオの知事公邸に行ってきました。(→参照)というのも、おそれ多いことに知事主催の夕食会に招かれて出席してきたのです。公邸の2階にある部屋で総勢20人ほどの出席者に混じって、めったにできない経験ができました。
 ウメオにはバイオエネルギー関連の研究施設が集積していて、大学教授や研究者が多くいます。色々と話をしていて感じるのは、スウェーデンは900万人の人口しかいないのでマーケットも限られているため、産学官が連携して研究開発を推奨し、常にヨーロッパのみならず諸外国を相手にしたビジネスを展開しているということです。そのため、外国からの視察団をたびたび迎え入れたり、EU内の国々での会議も頻繁に行われ、市役所の職員もその会議に出席するため、あちこちを飛び回っています。「中国は世界の工場、スウェーデンは世界の研究所」といわれるのがよくわかる気がいたします。こういった政策がスウェーデンの国際競争力の高さを支えるものなのではないかと感じました。(ちなみに2007年はスウェーデン9位、日本24位でした。)→参照
 夕食会の方はというと、オフィシャルな席だったので料理の写真を撮れる雰囲気ではありませんでした。あとは、ご想像にお任せいたします。
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鉄道/railroad

 ここシェレフテオには大小様々な企業があり、色々な業種が存在するのですが、その中でも主力産業といえば鉱業と木材産業です。市街地から30キロほどのところにBoliden(→Google Map)という場所があり、そこには大きな鉱山があって現在も大規模な採掘が行われています。→参照そこでは主に金や銅が産出され、シェレフティオの街の発展を支えてきたそうです。その様子が秩父市の発展を支えてきた武甲山のセメント産業と重なる思いがしてなりません。
 ところで、シェレフテオの中心には線路があり、内陸からシェレフテオ港へとつながっているのですが、私はまだこの線路に電車が走っているのを見たことがありません。聞くところによると、この線路は今では内陸の鉱山から港の近くにある精錬所まで、鉱石を運ぶ貨物の用途でしか使われておらず、旅客には使われてないそうです。一日に4、5本の貨物列車が鉱物を運んでいるだけだそうです。しかし、この線路を十数年ほど前までは旅客電車が走っていたようです。
 そういえば昨日も散歩をしていたときに、Stationsgatan(駅前通り)といわれる通りの突き当たりに駅と思われる建物を発見しました。→Google Mapどうやらこの建物が、かつてシェレフテオ駅として使われていたそうです。未だに建物の前面にSJ(スウェーデン国鉄)のエンブレムがついていました。今では自動車学校などの民間企業の事務所として利用されています。スウェーデン国鉄も今では、日本同様に分割民営化されたそうです。
 それにしてもこの建物、なんとも風情のある素敵な建物なのでした。ちなみに今では公共交通の主力はバス(スウェーデン語でブス)です。しかしながら、バスの営業成績は赤字で、市からも運行に対して補助金が支出されているとのこと。このあたりも、日本の田舎のバス路線と重なる気がいたします。
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教会村/Church town

 今日は今年一番の暖かさでした。気温も20度くらいあり、スウェーデンに来て初めて汗ばむような陽気でした。シェレフテオにもやっと春が来たという感じ です。そういえば、昨日の夜、アパートの近くの庭でなにやらモゾモゾと音がするので何だろうと覗き込んでみると、そこにいたのはなんとハリネズミ(→参照)でした。 こんなところにハリネズミがいるんだあと感心してしまいました。間違いないですよ、あれは確かにハリネズミ。(追記:こちらではハリネズミは珍しい動物ではないそうです。ネズミやヘビを駆除してくれるいい動物だとか。)
 ところで、シェレフテオの名所でま だ紹介していないところがありました。それは教会の隣にある「教会村(チャーチタウン)」とよばれる古い建物群です。初めてここに近づいたときは、何か特 異な雰囲気の漂う場所だなと感じました。写真のとおり、かなり古い木造の建物がたくさん集まっているのです。ここの建物は一般の住宅と違い、外壁にペンキ が塗られていなく、素のままです。聞くところによると、これらの建物は1830年から1840年の間に建てられたそうです。築170年です。
 この教会村自体は、1630年代から存在していました。当時、教会はキリスト教の教義をより人々に理解させるために、日曜日のミサへの出席を強制しました。例えば、教会から10キロ以内に住む人は毎週、10キロから20キロ圏内の人は2週に一度、20キロから30キロ圏内の人は3週に一度の礼拝をしなければなりませんでした。遠くから礼拝に来る人々に宿を提供するために建てられたのが、この教会村なのです。
 この種の教会村はヴェステルボッテン県、北側のノルボッテン県、また、フィンランドにも建てられましたが、ここはその中でも最も良い状態で保存されているものの一つです。ここの教会村は、1672年と1835年に大火に遭い焼失してしまいましが、その後再建されて現在に至っているものです。現在でも100棟以上が保存されています。 
  当時、教会の礼拝に人々が週末に集まると、牧師の説教を聞くだけでなく、そこは人々の情報交換の場にもなっていました。遠く離れた人々が地域を越えて情報 交換する機会はここくらいしかなく、集まった若者たちが交流を図ったり、職の斡旋など情報交換をしたりしたそうです。
 シェレフテオに来た際には、ぜひ一度訪れてみてください。(→HP参照

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困ったことシリーズ(乾燥肌編)/Dry skin

 こちらに来てから肌が乾燥気味です。ビタミン不足なのか、空気が乾燥してるからなのか、それとも石鹸が合わないのか定かではありませんが、おそらく空気の乾燥の理由が大きいのでしょう。日本にいるときは、冬場には肌が乾燥することがありましたが、これほどはひどくありませんでした。
 顔はともかく、脚が一番ひどいです。ももの辺りがカサカサに乾いてきて、時々かゆくなることがあります。三十数年生きてきたうちで、こんなことは記憶にありません。スウェーデンに来る方、スキンクリームとリップクリームは必携ですよ。お忘れなく。

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スシ/Sushi

 先日、シェレフテオの街を歩いていたときに、Sushiと書いてある看板を見つけました。そこは「Wok&Roll」というアジアン・ファーストフード・レストランなのですが、タイ料理、中華料理それとスシと書いてあります(→ココ)。興味深かったので、今日初めて行ってみました。
 中に入ると、アジア系の店員とコックが3人でやっていました。テイクアウトもできるとのことなので、早速スシを注文。やはり安くないです。写真のとおり、巻物と握り(サーモン、カニかま)が12個入っていて85クローナ(約1600円)です。この値段なら「○ってん寿司」で特上いけちゃうんじゃないですかね。それはともかく、アパートに帰ってからさっそく賞味してみると、味の方は悪くはないのですが、しゃりに酢が全くといって良いほど入っていません。米はジャポニカ米だったので、日本的といえば日本的なのでしょうか。巻物の中身は、キュウリ、赤ピーマン、刺身(サーモン?)、カニかまとサラダ巻でした。アメリカでよくあるカリフォルニア巻とは少し違うものでした。また、おてもとと書かれた割り箸と醤油がついてきました。この醤油はおいしいなあと思ったら、群馬県館林市の正田醤油(→ココ)のもので、正真正銘の日本産。あの美智子妃殿下の正田家ですよね。こちらの醤油は色々で、あまり日本人にとってはおいしくないのもありますので、これはよかったです。
 このレストランも、本格的な日本料理の店ではないので、このくらいで妥協するしかないのかもしれません。もう少し値段が安ければもっといいのにな。ハイ。
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アルコール事情/alcohol

 日本を出発してから約1ヶ月が経とうとしています。この間良く考えてみると、ほとんどアルコールを飲む機会がありませんでした。スーパーで売っているライトビールというアルコール分が2~3.5%くらいの軽いものは何度か飲んだのですが、一般的な濃いビールを飲んだのはストックホルムで1回くらいでしょうか。
 というのも、スウェーデンではライトビールなどの度数の低いもの以外は、国が管理する専売公社「システムボラーゲ(System Bolaget)」という店でしか買えません。このアルコールの流通を政府が管理する政策は、スウェーデンの歴史と深い関連があるそうです。18世紀頃、生活難などの理由から人々は飲酒に走り、アルコール中毒者が増加して社会が荒廃した時期があったそうです。19世紀に入り、それを見かねたある牧師が禁酒運動を提唱したところ、各界からそれに賛同するものが増え、19世紀半ばから政府は専門の店でしかアルコールを販売しなくなったそうだ。それから1世紀半、今でもこの酒専売の制度が続いているのです。
 実際にこの広いシェレフテオの中にも、この専売店は2、3店しかないと聞きました。しかも夜間、祝祭日は閉まってしまうとか。街の中にはパブも5店くらいしかありません。それに比べると、日本は居酒屋、スナック多いですよね。それ以外には、レストランで食事の際に飲むことがあるそうです。なので、自然とお酒を飲む機会も少なくなりました。
 前置きはこれくらいにして、このシステムボラーゲという店に今日、初めて足を踏み入れてみました。店内はワイン、ビール、ウォッカ、ジン、ウィスキーと多種多様なお酒が並べられています。ビールだけでも80銘柄くらいあるでしょうか。スウェーデン産はもちろん、ヨーロッパ各地のビールが並べられています。スーパーで買えるライトビールは、日本の発泡酒・雑酒くらいの値段で1缶110~140円なのに比べ、ビールは倍くらい(200~300円)はしますね。ビールのアルコール度数も5%~10%くらいまで色々です。度数に比例して値段も高いような気がします。でも思ったほど値段は高くなかったです。
 ワインはもっと品数豊富です。フランス、スペイン、南ア、チリなど世界各地からの輸入ワインがあります。スウェーデンのは見なかったのですが、この国にはワイナリーはないのでしょうか。ワインは170ページもあるワインリストも置いてあり、取り寄せもできるようです。このリストには日本酒の項目もあり、「真澄・辛口生一本」(→これです)とアメリカ産「月桂冠」の2銘柄がありました。値段を見てびっくり。真澄の方は、300mlが250クローナ(約4,500円)です。日本での価格は600円弱だそうです。7倍以上の値段じゃないですか。日本の酒豪の皆さん、スウェーデンでは日本酒は高級品のようです。
 ということで、高級品は私には買えそうにないので、ベステルボッテンの地ビール「ノルランドグルド」ほか、スウェーデン産、デンマーク産ビールを買ってきました。そういえば、こちらの人はビールを冷やさずに室温で飲む人も多いとか。夏に飲むギンギンに冷えたのもおいしいと思いますけどね。これも文化の違いか・・・。
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散歩道/Promenade

 今日はスウェーデンは祝日です。キリストの昇天祭(→ウィキ参照)というのだそうです。そのため商店も休みでした(苦)。今日は穏やかな天気でしたので、スウェーデン人に倣って散歩に出かけることにしました。
 シェレフテオ川の支流に沿って遊歩道があるのですが、その道をたどって10キロくらいは歩いたでしょうか。(→Google map)道沿いのシラカバの新緑がきれいになってきました。また、この道は川沿いを進むので、木橋がたくさん架かっているのを発見しました。今日だけで10箇所くらいは見ましたね。ほとんどは、歩行者用なのですが、中には自動車が通行できるものもありました。
 地図を片手に歩いていると、時々散歩している人とすれ違うくらいで、一人だけで歩いているときは驚くほど静かなのですよ。ゆっくり流れる川の音と、鳥がさえずる音が聞こえるだけで、それ以外に何も聞こえないのです。芝桜の色鮮やかさも素晴らしいですが、ここののどかさには癒されますね。この散歩道の情報は地図にもあまり載ってないのですが、とてもいいコースだと思います。夏になったらもっと素晴らしいのだろうなあ。(散歩道の風景はLife in Skellefteaに貼っておきました。)
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勤務スタイル/Working style

 天皇皇后両陛下が来週スウェーデンを訪問するそうですね。リンネという生物学者の生誕300年の記念式典に出席するようです。式典はストックホルムの近くのウプサラのようですので、北にいる私にはそこまで出かける機会もなさそうです。
 さて、今日はスウェーデン的労働スタイルを紹介します。こちらの勤務スタイルはフレキシブルかつ自己管理型です。職種によって勤務時間や休日のとり方が異なるようですが、この市役所の事務職の方はだいたい朝8時から夕方5時まで勤務しています。スウェーデンの朝は早いのです。夕方5時なると、ほとんどが帰宅してしまいます。話には聞いていましたが、全くそのとおりですね。そして、週40時間の労働時間を自分で管理しているようで、月曜から木曜日は8時間以上勤務して、金曜日には1時間早い4時くらいに帰宅してしまいます。ほんとに自己で管理していかないといけません。時間外勤務をした場合は、マネージャーに報告して、残業手当をもらうようです。
 それと面白いなあと思ったのは、祝日が火曜日とか木曜日に当たった場合には、土日にはさまれた月曜、金曜を休んで4連休にするのが一般的のようです。これは法律で決まっているのかと聞くとどうもそうではないらしく、慣習的にそのようにしているのらしいのです。また、祝日の前日は午後1時でどこの職場も閉まってしまいます。私もローカルタイム、ローカルルールで動いておりますので、郷に入っては郷に従っています。
 勤務時の服装はみんなカジュアルです。スーツにネクタイ姿の日本のビジネスマン的スタイルはめったに見かけません。女性も同様です。よほど重要な会議・面会の時だけそうです。普段はジーンズにシャツとか、せいぜいよくてもスラックスやスカートにジャケットの格好です。先日、銀行に行ったときも、行員たちもほとんどジーンズでしたね。やはり、お国柄です。スーツも何着か日本から持ってきましたが、今のところ1度しか着る機会がありませんでした。
 ということで明日はスウェーデンは祝日のため、今日は13時で勤務終了でした。

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公営競技事情/Gambling

 スウェーデンは労働組合をはじめ様々な組織づくりが得意なお国柄だそうです。シェレフテオコミューンにも市の職員組合の新聞(市職ニュースみたいなやつです)があるのですが、私の顔写真入りの紹介記事が知らない間に載っていました。組合に入った覚えは全くないのですが(笑)。あとで載せますね。
 さて、公営競技ファンの皆様お待たせしました。こちらの公営競技事情を紹介します。大きなスーパーマーケットに行くと、必ずといってよいほどその片隅に公営競技コーナーがあります。そこでは宝くじ、競馬などの投票ができるようになっており、マークシート用紙がたくさん用意されています。
 昼休みにスーパーに食料を仕入れに行くと、なにやら怪しげな人たちが椅子に座って、モニターに釘付けになっています。モニターでは競馬の中継をやっているのです。そのモニターを見入る真剣な眼差し、帽子をかぶった人たちのいでたち、客層は両国共通でした(笑)。よく見ると競馬の方式が少し違うのですね。騎手が馬に乗っておらず、馬が引くリアカーみたいなやつに乗っているのです。あまり詳しくないのですが、これは何という方式なのでしょうか?後で教えてください。(→こんなヤツです)
 こちらでは施行者は自治体ではなく、組合組織?のような団体が政府の許可を受けてやっているそうです。実はシェレフテオ市内にも競馬場がありました。(→こちら)これも組合運営だそうです。シェレフテオのは田舎の競馬って感じですね。職場の人に聞くと、毎日どこかしらの競馬場でお昼の時間と、夕方からレースを開催しているのだそうです。夏至の頃は夜12時ころまでやっているとか。秩父市も競輪の開催権があったけど返上したんだと説明したのですが、多分うまく伝わっていなかったでしょう(汗)。
 いずれにしても、この公営競技コーナーは、非常に健全な国スウェーデンの違った一面を見た気がしました。あ、シェレフテオ競馬場の次回開催は7月7・8日だそうですので、お越しになる方はお早めに。
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議員定数/Council members

 今日は真面目に?地方自治ネタを少し。少しずつスウェーデンの地方自治の仕組みを教わっています。国の仕組みや歴史的背景が違うので、単純に比較したり、優劣をつけたりとういうことはできませんが、視点が違うなあと感じたことがありました。それは、議員定数についてのことです。
 秩父市とシェレフテオ市では、人口が約72,000人とほぼ等しいので比較してみます。日本の地方自治法では市町村の議員定数について次のように定められています。
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第91条  市町村の議会の議員の定数は、条例で定める。
 市町村の議会の議員の定数は、次の各号に掲げる市町村の区分に応じ、当該各号に定める数を【超えない範囲内で】定めなければならない。
 (中略)
 人口5万以上10万未満の市 【30人】
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これがスウェーデンの地方自治法になると、
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第5章 議会
第1条 議会は、議会の議員の数を定める。
議員数は奇数とし、以下の数【以上】でなければならない。
有権者住民が36,000人を超えるコミューンにおいては【61人】
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 上のように同じ人口規模の自治体でも、【 】内のように30人と61人という差異があるだけでなく、日本では「超えない範囲内」となっているのに対し、スウェーデンでは規定の数「以上」でなければならいとなっています。実際に、シェレフテオでは65人と定められています。まったく反対の視点だなあと思いました。
 日本の自治体には、私の知る限りでは、議員数が少ないことは経費削減につながり、行財政改革上良いことだという風潮があり、実際そのように規定数以内に定めている団体が数多くあることと思います。そこで、こんなに議員数が多くて財政的に大丈夫なのかなという疑問がまず浮かんできますが、こちらの議員は常勤の数名を除いては、時給制(約3,000円)なのだそうです。議会に出席した時間数しか支払われません。日本では議会開会の有無に限らず毎月給料が支給されますので、その点も違います。スウェーデンでは議員は基本的に兼業で、学生議員やサラリーマン議員もおり、議会出席中は勤務先からは給料が支払われないため、市が時給で補填するという意味合いだそうです。どちらにせよ、その時給だけで生計を立てていくのは難しそうです。
 ただし、シェレフティオでは夏休み期間を除く毎月1回(年10回程度)、夜までかかっても1日で終わらせるそうですので、議会の開会総日数は秩父市の方が多いかもしれません。
 大げさな話かもしれませんが、この議員数の差というのは単に数字の差だけでなく、間接民主主義という制度についての両国の考え方の違いを端的に表していることなのかなと感じました。

※なお、スウェーデンの地方自治法の条文については、スウェーデンの地方自治研究をされていらっしゃる小原亞生様の翻訳した2003年地方自治法を引用させていだきました。ご興味のある方は小原様のホームページをご覧ください。
「スウェーデンの地方自治研究」

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白い山/Vitberget

 今日は久しぶりに天気の良い日曜日でした。気温も12度くらいまで上がりました。先週は毎日6度や7度の日が続いていましたので、12度でも暖かく感じます。しかし、昨晩寝る前に温度計を見ると外はマイナス1度でした。
 今日はアパートの近くにいい場所を発見しました。このアパートから北に1.5キロくらいのところに小高い丘があります。秩父でいうとミューズパークのある長尾根を半分くらいの高さにしたくらいの丘です。その名も「白い山」(Vitberget)と言うそうです。なんとなく長尾根のイメージと似ているので、親近感を抱いています。その丘の上には小さなスキー場があり、ここからは市街地が一望できます。他にもキャンピングカーが数百台は停められそうな大きなキャンプ場があり、夏にはスウェーデン国内だけでなくフィンランドからも人が訪れるそうです。<Look at Google map>
 そういえば、車のうしろにキャンピング用のキャピンを牽引する車をよく目にするようになりました。スウェーデンの人たちも、段々と夏休みの準備を始めているようです。今年の夏休みはここで子供と遊ぶことにしよう。
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サマーハウス/Summer house

 今日は職場の人に誘われて、彼の家族と一緒に彼のサマーハウスに行ってきました。私の周りのスウェーデン人に聞く限りでは、ほとんどの人がサマーハウスを持っているのには驚きます。サマーハウスと聞くと、日本人の感覚からすると富裕層の人たちしか持てない高嶺の花ですが、こちらの人々にとっては生活必需品のようです。ただし日本人のイメージからすると、軽井沢の別荘に代表されるゴージャスなものを想像しますが、スウェーデンのサマーハウスはそれほど大規模なものではなく、2部屋くらいの必要最小限の建物が多いように見受けられます。コテージと言った方がイメージに合っているのかもしれません。
 シェレフテオの市街地から車で20分ほどでついた彼のサマーハウスも、とびきりゴージャスなわけではなく、むしろ質素な感じです。しかし、ファールンレッドの家の中は快適な空間で、夏の間暮らすのには十分な広さです。なにしろ驚いたのは、その家が1840年代に建てられたということです。築160年ですよ。とはいっても、メンテナンスがしっかり施されているので、とてもそんなに古いとは感じられません。電気のこぎりがあったり、いろいろな工具が準備され、自分たちで内装などをリフォームしてしまうそうです。<Look at Google map>
P1000359 実は、フィッシングに行こうと誘われたのですが、てっきり釣りでもするのかなと思っていました。しかし、海に面したサマーハウスの前には、モーターがついたボートがつないであり、それに乗って沖まで行き100メートル以上あろうかと思われる網を仕掛けてきました。確かにフィッシングなのでしょうが、これは漁といったほうが正確ですよね。ニシン用の網と、小さなサーモン用の網を仕掛け終わると、またサマーハウスまで戻ってきました。翌日の朝取りに行くそうです。たくさん獲れたらどうするの?と聞くと、冷凍庫で保存して冬までずっと食べるとのことでした。なんと、お店で魚を買ったことはないそうです。船の上では大柄な男たちのバイキング魂を垣間見てしまいました。
 お昼にはトナカイ肉と野菜とキノコを鉄板で炒め、おいしくいただいて来ました。もう一つ驚いたのが、全くといってよいほど波がないのと、この海水が塩辛くないことです。ここは湾になっていて波がなく、流れ込む川の水と海水が混ざりあっているので飲用にも使えるとか。確かに犬も海水をガブ飲みしてました。また今日も発見づくしの一日でした。
P1000391

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野生動物/Wild animals

 森の中の田舎道を車で走っていると、ほとんど対向車に会いません。このあたりで交通事故の危険性が高いのは、野生動物との衝突だそうです。なんとスウェーデン国内で年間3万件(平均80件/日)の野生動物との衝突事故があるそうです。ヘラジカ(北米名ムース、欧州名エルク)が特に危ないそうで、500キロを超える巨体と衝突すると、車のボンネットにかなりのダメージを受けるだけでなく、衝突したヘラジカがウィンドガラスを突き抜けて運転席まで入り込み、死亡事故の危険性が高いそうです。P1000357_1
 実は今日、博覧会のようなイベントに行き、ヘラジカのはく製を見ました。となりにトナカイのもあったのですが、はるかにヘレジカの方が体が大きいです。たしかに、これと衝突したらたまらないですね。このはく製は野生動物との事故を防止するキャンペーンのために展示されているのですが、パンフ書いてあるのは、計算上では577m四方に1匹は野生動物がいるらしく、サファリパークの中をスピードを出して走っているようなものだと書かれていて、注意を喚起しています。
 そうならないよう祈りながら、その近くあったソーセージ屋でヘラジカとトナカイのソーセージを入手しました。トナカイソーセージを一口試食してみると、意外においしいです。一般的なサラミとそう変わりません。一本約450円なり。値段も悪くないです。ただし、一度にたくさん食べ過ぎるとおなかを壊すとか。少しずつ食べましょう。
 その他の写真もLife in Skellefteaに貼っておきますのでごらんください。P1000351

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無印良品/MUJI

 また今日も雨の一日でした。ここ数日ずっと悪天候です。早くスカッーと晴れた良い天気にならないかぁと思う今日この頃です。
 さて、今日は無印良品の話題を少し。ストックホルム滞在中にオレンスデパート内で無印良品のコーナーを発見しました。オレンスはスウェーデンのデパート業界最大手です。イギリスを本拠とする良品計画のヨーロッパ法人がオレンスとライセンス契約を結び、スウェーデンだけでなく北欧にも店舗を増やしているそうです。(MUJI UKのページへ)また、ヴェステルボッテンの県都ウメオのオレンスにもMUJIがオープンしたそうです。
 昨日、スウェーデン人と話をしていたら、彼がMUJIに初めて行ったときに「これは日本版IKEAじゃん」と感じたそうです。実は私も、船橋のIKEAに行ったときの感想が、「これはスウェーデン版無印良品じゃん」でした。私が思ったことと全く同じだったので、思わず意気投合してしまいました(笑)。確かにシンプルで飽きのこないデザインと、手ごろな価格という魅力が両方に共通しています。どちらも雑貨も扱っていますが、IKEAの方が家具に特化していて、MUJIは衣料など幅広く扱っているという感じでしょうか。おそらく、MUJIのデザインは北欧デザインで知られるこの国でも受け入れられるのでしょう。ちなみに、スウェーデンの元駐日大使婦人もMUJIファンだったそうです。(ISAのページへ)また、MUJIのキャンプ場がこのあたりにできるという噂を耳にしました。
 さらに、IKEAの家具は自分で組み立てるのを前提にされていて、「フラットパック」といわれるコンパクトな包装が、家具業界では画期的なのだとも聞きました。私も一度組み立ててみましたが、梱包が非常にコンパクトにまとまっていて感心しました。もし完成品だったら、輸送の際に大きなスペースが必要ですものね。
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森の中の滑走路/Secret air base

 以前にも書きましたが、日増しに日が伸びています。新聞の日の出・日の入り欄を見ると、1日に約6分づつ日が伸びています。10日で1時間でしょうか。今では11時近くまで薄明るいので、金星以外の星を見ることはありません。
 さて、今日は会議があるというので市役所から80キロ離れた小さな集落に行ってきました。80キロ走っても、信号は市街地で見た1つだけ。1時間かからずに移動できてしまうのが驚きです。しかも80キロ走ってもまだ市内なのです。距離感が違うなぁ。
 森の中を車に乗せてもらって走っていると、突然道幅が広くなりました。職場の人が言うには、ここは有事に戦闘機の滑走路として使うように造られているんだとか。確かに道幅は4、50メートルはあるでしょうか、2、3キロくらい直線が続いています。<Look at Google map←この直線のところです>また、そこから森の中の狭い道を1キロほど入ると、なにやら怪しそうなところが・・・。長い滑走路が2本、明らかに飛行場です。実はここはスウェーデン空軍が有事に使っていた施設だそうです。しかもこの存在は数年前に廃止されるまで公に明らかにされることなく、地図にも載っていなかったそうなのです。
 スウェーデンは長い間、外交的な中立政策を採っている国で、2度の世界大戦にも参戦せず、19世紀の初めから戦争をしていません。また、平時の同盟も組まない政策を採っているので、他国に頼ることなく自力で防衛力を確保しなければならないのです。したがって、現在でも徴兵制度が残っています。(今では身体検査によって20%程度が徴兵されるとのこと)そうです、ここは冷戦時代のロシアなどの敵国を想定した秘密基地だったのです。冷戦後、次第に基地が整理統合され、この滑走路も使われなくなったそうです。今では跡地の活用法が検討されているとか。飛行機の格納庫だった建物もまだ残っていました。どうみても平和な森林風景と軍事施設とがアンバランスでした。
 というわけで、今日はスウェーデンの外交政策の一端に触れた感慨深い一日でした。(ごめんなさい、写真はとってきませんでした。秘密基地なので内緒にしときます。)

 

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選挙制度/Election system

 日本では夏日だそうですが、こちらは朝からみぞれ混じりの雨が降り、寒い一日でした。気温も5度くらいしかなかったと思います。春といえども、日本と違って急速に暖かくならないのだとわかりました。ちょうど日本の三寒四温といった陽気です。
 それでは、今日はスウェーデンの地方議会の選挙制度について紹介します。この国では市議会議員選挙も比例代表制です。単純拘束式比例代表制(ウィキペディア参照)のようです。日本でやっている非拘束式と厳正拘束式の中間的なものです。また、政党選挙のため無所属の候補者というのはあり得ないそうです。本物の投票用紙を見せてもらい興味深かったのは、投票用紙が何枚もあることです。というのも、比例代表といっても日本のように政党名や候補者の名前を自署するのではなく、政党ごとにそれぞれの候補者がリストになっているため、何枚にもなってしまうのです。その中から支持する政党の用紙を投票所に持っていくのだそうです。投票はこんな流れです。

1 有権者(18歳以上)に投票用紙(政党ごとに別葉)が郵送されてくる。
2 有権者は自分の支持する政党の用紙を選ぶ。もし、特定の候補者に投票したければその候補者名にチェックにマークする。特定の候補者がいなければそのままでよい。
3 投票所に行き、IDカードで本人確認。その後、投票係員に投票用紙を手渡す。
4 投票係員が投票箱に入れる。

 ステップ3、4の係員に手渡すというのが面白いですよね。自分で投票箱に入れるのではないそうです。そのため、ニュースで他国の投票風景を見て、どうしても自分で入れたいという人がたまにいるそうです。なぜ係員が入れるのかというと、開票事務を迅速に行うために整理しながら入れるのだとか。その辺の感覚がよくわからないです。
 当選者の決め方は、修正サン・ラグ式とよばれているものです。(ウィキペディア参照)難しいので読んでください。特定の候補者がその政党の得票数の5%以上を獲得した場合には、順位が繰り上がって当選します。
 投票所の係員は市の職員が行うこともあるそうで、投票時間の朝8時から夜8時まで勤務するので腰が痛くなると言っていました。いやぁ、その気持ちよくわかりますよ。これは両国共通でした(笑)。即日開票するので、あまり疲れると開票のときにミスがでちゃうよとも言ってました。ちなみに前回投票率は82%とか。高いです。こちらでも若者の投票率は低いそうです。ということは高年齢層はもっと高いのですね。
P1000218またまた長々と書きましたが、投票用紙(社会民主党のもの)の写真をご覧ください。

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格安ピザ/Cheap pizza

 このブログでは、スウェーデンの物価が高いと書いてきました。最近、めずらしく安いものを発見したので紹介します。それはアパートの近くにあるその名も「バイキング」というピザ屋です。なまえもコテコテですね。
 ここはテイクアウトもできるピザ、パスタ、ケバブなどの大衆的なレストランです。レストランといっても客席はそれほどないので、近所の人がテイクアウトして家で食べるのが一般的なのでしょう。メニューはとても多く、しかもスウェーデン語なのですべて理解できるはずもなく、半分は賭けで注文するのですが、この店は当たりでした。とりあえずベーシックなローマというのにチャレンジしました。45クローナ(約800円)なり。どんなのがでてくるか楽しみに待っていると、なんと箱からはみ出すくらいの大きさの、丸々1枚のピザが出てくるではありませんか。ピ○ーラなら、Lサイズくらいでしょうか。2,500円くらいするだろうと思われるサイズです。こんなに大きいのを到底一人で平らげられるはずもなく、昼夜と2回かけて完食いたしました。写真では、具が少なくあまり美味しそうに見えませんが、アツアツで美味でした。
 今回わかったこと、ピザはスウェーデンでは珍しく安かった。(日本が異常に高いのかも。) 安くて美味しいもの探しの旅はまだまだ続く・・・。
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もう一つの木橋/Another wooden bridge

 先日は教会の近くの古い木橋を紹介しました。実はこのほかにも、木でできた橋があるというので見に行ってきました。
 この橋は一見した感じではまだそれほど古くなさそうでうです。こちらでは全般的に日本に比べて交通量が少ないのですが、この橋は割と交通量の多い道路に架かっています。道路面はアスファルトの舗装がしてあるので、車で通過しただけでは木橋とはおそらく気づかないでしょう。しかし、舗装面とコンクリートの基礎、補強やジョイント部分の金具以外はすべて木製です。アーチ型の橋脚は例によってファールンレッドに塗装されているため金属製に見えるのですが、近くで見てみるとまぎれもなく木製です。ガードレールがあるものの、欄干もやはり木製でした。<Look at Google map>
 専門家ではありませんので、技術的な詳しいことはわかりませんが、おそらくこれがシェレフテオの人が言うところの「集成材の加工技術」なのでしょう。Life in Skelleftea に写真を数枚貼っておきますので、是非ご覧ください。
P1000221

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不動産事情/Real estate

 このあたりの不動産事情は少々興味深いです。街の中心には銀行が何軒かあるのですが、その隣には不動産屋があります。時おり、ウィンドーに張ってある広告を見ています。こちらで家を買おうと思っているわけではないのですが、日本とは少々事情が違うのです。
 まず気になるのが、こちらではアパートを探したり、住宅を探したりするのにかなり時間がかかるようです。要するに品薄なのです。そういわれてみると、このあたりでは住宅を新築している現場をあまり見かけません。というのも新築の住宅は非常に高価なのだそうです。職場の人に聞いてみると平均的な住宅を新築すると、2,000,000クローナ(約3,600万円)くらいかかるそうなのです。その値段には土地代は含まれておらず、平均的な広さ900㎡(約270坪)の土地を購入すると、1,500,000クローナ(約2,700万円)くらいだそうです。6,000万円以上もかかるとするとなかなか購入できないですよね。土地の坪単価は10万円程度ですからそれほどでもないかもしれませんが、なにしろ1区画が大きい。また、新築コストも高い。ということで中心は中古住宅市場になるわけなのです。(家族構成などのライフステージに応じて住み替えるのが一般的だそうです。)
 中古といっても、築年数がすごいです。写真の家は1954年建築(築後53年)ですが、こんなのはざらで、1920年代のも少なからずあるのです。90年近いものが中古住宅市場で出回っているのです。日本の住宅の平均寿命は30年程度だそうですが、こちらでは100年近く大事に家を使うそうです。乾燥した気候の影響もあるでしょうが、住む人が自ら日曜大工でペンキ塗りをしたり、内装の模様替えをしたりして長く使うのだそうです。
 このため住宅がストックとして長く価値を持ち続けるわけですから、銀行の住宅ローンもそれほど審査が厳しくないと聞きます。もし返済が困難になっても、抵当に入っている物件を中古市場で売却すればよいのですから。ということで話が長くなりましたが、銀行の隣にはその系列の不動産屋があるそうなのです。
 スウェーデンのサマーハウス事情は次の機会に・・・。
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ウメオ/Umeå

 今日は日曜日です。掃除も終えて時間があったので、ヴェステルボッテンの県都であるウメオに偵察に行ってきました。
 シェレフテオから南に約130kmの道のりを、路線バスで2時間弱で到着します。運賃は144クローナ(約2700円)なり。ウメオまではE4という90キロ制限の幹線道路を通っていくのですが、両側に見えるのは針葉樹林と点在する湖、たまに集落があるくらいでスウェーデン的な風景です。<Look at Google map>
 シェレフテオの人口が7万に対し、ウメオは11万都市です。ヨーロッパの日曜日は店も休業のところが多いですが、ここも日曜の午後は割と閑散としていました。観光案内所も閉まっていて、外においてあった観光地図だけ手に入れて、市街地をブラブラと歩いてみました。といっても行くあてもなく、とりあえず教会に行ってみました。教会の近くにある、A知事のいるヴェステルポッテン・レーン府(県庁)の前も歩いてみたのですが、意外とこぢんまりしていました。それに比べウメオ市役所は大変威厳のある立派な建物でしたよ。
 官公庁めぐりはそれくらいにして、まちなかを歩いてみたのですが整然としたきれいな街並みですが、中心市街地はそれほど思ったほど大きくありません。11万都市といえどもスウェーデンの自治体は面積が広いので、まちなかはこのくらいのサイズなのでしょう。シェレフテオもそうですが、ウメオも都市計画がしっかりできていて、商業地域はコンパクトにまとまっており、商店がそこに集積しています。駅からまっすぐ伸びる目抜き通りは中央分離帯が公園のようになっていて、街路樹の白樺もきれいでした。
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フィーカ(fika)/Coffee break

 ここで働き始めてから2週間がたちました。労働環境の面では日本と違うこともありますが、日本と似てるなあと思うこともあります。今日はスウェーデン人が生活の中で大切にしている時間、フィーカを紹介します。
 スウェーデンでは大体どこの職場でも、午前と午後に一度ずつフィーカ(fika)と呼ばれるコーヒータイムがあります。私の職場でも朝9時と午後3時ころになると、ソファーとテープルがおいてある共用スペースに、それぞれがコーヒーを片手に集まってきます。普段はそれぞれ個室のオフィスで仕事をしているため、必要なとき以外は会話をする機会はないのですが、このときは職場内の人同士が楽しく会話をしたりして、コミュニケーションを図ります。スウェーデン人いわく、これは大切な文化だと。でもナンバー1はアイスホッケーだと。ナンバー2がフィーカだそうです。彼の個人的な意見も入っているでしょうが、的を得ているのでしょう。
 コーヒーだけでなく、朝からケーキのようなお菓子をよく食べること。バナナやオレンジなど果物も人気です。でも、日本人にしてみると朝の9時から甘いお菓子は食べられませんよね・・・。それにしてもスウェーデンの人はコーヒーをよく飲みます。聞くところによると、一人当たりのコーヒー消費量も世界トップクラスとか・・、一日平均5杯くらいは飲んでいるのではないでしょうか。
 でもこれは、日本にもある3時のお茶休みですよね。最近は段々とその文化も薄れているのではないでしょうか。ここではそれが人々がなにより大切にする文化なのです。

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スウェーデン語クラス/Swedish lessons

 今日は天気も良く、快適な一日でした。気温はそれほど高くないですが、ひなたにいるととても気持ちの良い陽気になってきました。同じ職場の一人は、近くの湖のほとりにサマーハウスを持っており、もうそこに生活の本拠を移し、夏の間はそこから通勤すると言っていました。もうそのような季節のようです。
 今は市役所での仕事の傍ら、スウェーデン語のレッスンに通っています。このレッスンは「KOMVUX(コムブックス)」というコミューン(市)が運営する青年・成人向けの生涯学習施設で、主に移民向けのスウェーデン語教室や高校卒業資格をとるための補習事業のような教育を行っています。スウェーデンでは大学まで授業料は無料で、高負担高福祉の恩恵をうけています。この施設でもテキスト代以外には授業料は一切かかりません。
 実際に学校の中に入ってみると、非常に多国籍です。インドや中東系の人から、中国などのアジア系、アフリカ系と思われる方もいて、年齢も様々です。日本人も私のほかに1名いると聞きました。今は通常の初級クラスに入るための準備で、プライベートのレッスンを受けていますが、これが終わると通常のクラスに入る予定です。
 実は東京の神楽坂にある北欧語教室で数時間のレッスンを受けてきましたが、ここでは進むスピードが速いこと。授業は英語を使ってスウェーデン語を学ぶといった感じです。一石二鳥です。ラッキーなことに、ここで今使っているテキストが、日本の教室で使っていたものと同じ本だったのです。最初の章は既に学習済みでした。でもやっていることは初歩の初歩で、小学校で使うような大きな時計で時計の読み方や、自己紹介の仕方などをやっています。まだまだ始まったばかりで、この先の道のりは長いです。
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中華料理屋/Chinese restaurant

 今日はずっと雨が降っていて、とても寒い一日でした。朝のうちは雨に白いものが混じっているなあと思ったら、みぞれでした。最高気温も5~6度だったのではないでしょうか。
 さて、シェレフテオの中心に2軒の中華料理屋あります。街の中心に広場があるのですが、その広場をはさんで向かい合った位置にあります。前から気になっていたので、今日はそのうちの一軒のランチビッフェに行ってきました。
 その名を「大同飯店」といい、入り口には漢字の看板がありなんともエキゾチックです。店員の中には中国系の人と思われる人が何人かいました。値段は飲み物込み、食べ放題で65クローナ(約1,200円)です。このあたりでは、お昼といえどもこの値段は高い方ではありません。マックでセットメニューを頼んでも60クローナ近くしたりしますので、外食はかなり割高です。
 肝心の料理の方はといいますと、んー、微妙ですね。まず料理が中華なのかどうかわからない。たとえばパスタが並んでいたり、酢豚かと思って食べてみたら豚ではなくて鶏肉のササミみたいなのが入っていたりと、日本の中華とはちょっと違います。・・・というかこれ中華なのだろうか。
 ま、今日のところはそれくらいにしておきます。<Look at Google map>
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住民登録/Resident registration

 スウェーデンでは今、確定申告の締め切り時期です。日本と同じように12月までの収入を申告し、税の還付を受けたり、不足分を払ったりするのだそうです。時期としては日本より少し遅いのですね。税金の制度は複雑なのでまたの機会にするとして、今日は住民登録の話題を少し。
 こちらに到着してまもなく住民登録をしました。この国では住民登録は市町村役場ではなく税務署(Skatteverket)で行います。というのも、いわゆる国民総背番号制を採用しているため、税務署で登録をしてパーソナルナンバーをもらわなければならないのです。住民登録をすると1週間ほどして、住民票の写し(写真参照)が郵送されてきます。その写しを持って郵便局か銀行に行って、IDカードを作らなければならないのです。このパーソナルナンバーは、生年月日6ケタ+任意の番号4ケタの組み合わせで、10ケタの番号です。生活の中でパーソナルナンバー(IDカード)はついて回るようで、身分証明書の機能は当然のこと、税の申告、社会保障制度の利用の際に提示を求められ、健康保険証の役目も果たします。銀行口座の開設にも必要ですから、課税客体の的確な把握(役所用語ですね)にも当然使われるのでしょう。
 高負担高福祉の国ですから、負担のときもサービスを受けるときも、漏れのないように背番号できっちり一元管理されるのでしょう。日本ではプライバシーの問題などで反対意見も少なくないですが、これはこれで悪くないかもしれません。総背番号制の是非はともかく、住基カード普及へのヒントにもなり得ます。
 余談ですが、先日、スーパーマーケットでビールを買おうとしてレジに行ったところ、身分証明を見せてくれと言われ、IDカードはもちろんパスポートさえ持っていなかったので、結局買えませんでした。その話を職場でしたところ大笑いされました。この国では18歳からお酒が飲めるんだよと・・・。
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バイオエタノール車/Bio-ethanol car

 今日は日本人のMさんの家に招かれ、久々の日本食をご馳走になってきました。半月ぶりのジャポニカ米、味噌汁、緑茶・・・ありがとうございました。
 ところで、バイオエタノール燃料については日本でも販売開始となったとのニュースを見ました。何かと話題のエタノール車事情について少しだけお伝えいたします。おととい、アパートの近所にエタノール車が止まっているのを見ました。車のボディの横と後ろの部分に「エタノール」と書かれているだけで、なんら通常のガソリン車と見分けがつかないので、今まで見逃していただけかもしれませんが、まじまじと見たのは初めてです。フォードの車でした。
 こちらの市の方に話を聞いたところ、エタノール車の割合はまだスウェーデンでもそれほど高くないそうです。(追記:新車の約15%程度との情報を見つけました)こちらのガソリン価格はリットルあたり約12クローナ(約210円)と日本と比べても割高です。それに比べ、エタノール燃料の価格は約8クローナ(約140円)と聞いています。もしかすると政府の政策的な補助制度があるのかもしれませんが、単価面からいえばエタノールが有利に見えそうです。ただし気をつけなければいけないのは、エタノールはガソリンほどエネルギー効率が良くないので、燃費がガソリン車に比べ悪いそうです。(追記:エタノール85%のE85だと4割程度劣るとの情報あり)車両価格の面では、車体購入時に約20万円程の国の補助があると聞いています。ちなみに車体価格はガソリン車とエタノール車ではほぼ同等のようです。このように、ランニングコストと初期投資の両面で検討する必要があります。(追記:その他にも有料道路の割引などのメリットがあるそうです)
 エタノール車のデメリットとしては、ガソリンに比べ発火点が低いので、極度に寒いマイナス何十度の気温下ではエンジンの始動ができないため、ヒーターを使って暖めてから始動する必要があるそうです。それと、まだすべてのガソリンスタンドでエタノール燃料が給油P1000262できるわけでなく、限られた場所でしか給油できないとのことです。
 それらのデメリットにもかかわらず、エタノール車を所有するということは、エコロジカルな生活を送っているオーナーの満足感を満たしてくれるということを忘れてはなりません。具体的なことはのちのち調べていきたいと思っています。

【参考】
ヨーテボリ在住のyoshiさんという日本人の方のブログ

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ヴァルボリの夜/Valborgsmassoafton

 日本は大分暑い一日だったようですね。こちらは寒いです。今夜は冷え込むなあと思ったら、気温0度でした(笑)。
 スウェーデンの文化的行事に初めて出会いました。今日は4月30日ですが、ここスウェーデンでは毎年この日に、春の到来を祝う行事が行われます。ここでは、教会の隣の広場で大きな火を燃やし、春の歌を歌ったり、花火を打ち上げたりしてお祝いをします。この行事は西暦1700年初頭ころから行われているそうで、ドイツの商人からスウェーデンに持ち込まれたそうです。冬の間に片付けた木の枝などを集め、大きな火を燃やし、それをみんなで囲んで見ています。その後、歌を歌ったり、花火を楽しんだりしていました。そうですね、いわばスウェーデン版「お焚き上げ」といったところでしょうか。そうです、日本でも大晦日の夜に神社などで達磨やお札などを燃やすアレです。
 なにしろ大きな火です。火柱が何メートルにも上がり、近くにいると灰や火の粉が降ってくるほどです。火の近くでは炎の熱で熱い。恐怖感を覚えるほどです。大きな火を見たら、思わず消防団員スピリットが蘇ってしまいました。ちなみに消防隊員は詰めていませんでした、念のため。今日は春の歌をお伝えしますので、バーチャル体験をお楽しみください。
 それでは、かしらー中。別れ。

「P1000283.mp3」をダウンロード

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